三崎公園キャンプ場(秋田県)
2007年 5月

秋田県にかほ市象潟町小砂川三崎クツカケ1-2
¥310/一人

前日の雨が上がって気持の良い週末の朝だ。
起き掛けに、昨夜の出張からの帰りの新幹線の中での秋田の話を思い出した。
ワタシが良く知っているエリアの話や温泉の話も出て、黙って聞いていたのだが無性に出掛けたくなってしまった(笑。
そんな訳で快晴の天気に誘われて、秋田の海沿いへと車を向けたのだった。



海岸沿いドライブがしたかったので、いつものように山形〜新潟へと出て北上する。
途中、山形の松岡公園キャンプ場を覗き、いざ新潟への県境を越える。

      

新潟は山北町の笹川流れ、やはりここの海岸は綺麗で見応えがあって良い。
海水の透明度が素晴らしいし、青い海と奇岩、砂浜の変化に富んだ風景は飽きない。



新潟と秋田の県境に差し掛かる所にある、海水からつくる天然塩の「ミネラル工房」にて頼まれていた天然塩を買う。
最近ワタシの身近な所で評判が良いのだ(笑

さて、当初の目的地は三崎公園・・・日本海側に出た時から風が強く、飛の崩れCは見なくとも風の強さは思い知れる。
三崎公園に到着・・・道路下のキャンプサイトにはキャンパーは居らず、今回も嬉しい貸切だ。
車を降りて見るとやはり風が無い、無風だ。
国道沿いは大風なのだが三崎公園のこのキャンプ場は地形の関係なのだろうか、ここだけ風が当たらず好条件だ。

駐車場奥の売店へ受付に出向くが、管理人は公園の作業中で不在だ。
まずは設営をやってしまう。



小さなキャンプサイトだが、雑草も無く綺麗で居心地の良いサイトだ。

      

ここに降りてくるまでは風は強いのだが、キャンプサイトには風が当たらなくて何の問題も無い状況だ。
ほぼ無風なのでサクサクと作業が終わる。
さて楽しみの温泉へ・・・と車に乗ろうとした時、管理人を発見(笑、受付をやってもらう。
世間話をしながら受付、¥300/一人の安価なキャンプ場だ。

温泉は道の駅象潟ねむの丘の展望温泉。
ミニととの分も合わせて¥550とこの近隣の温泉も安価で嬉しい。
強烈なツーンとする匂いが印象的で紅茶色の温泉は、良く温まり肌がツルリとする湯だ。
前述したように今朝の起き掛けに行きたくなった温泉だったのだ。

   

ゆったり温泉に浸かってキャンプサイトに戻ってきた。
まだpm5時前だが、売店は閉まっており管理人も帰ったようだ。
トイレも綺麗に清掃されていた。

      

天気は曇り、決して良い天気ではなくなった。
天気はイマイチだけれど、サイトからは海岸風景が望めるのがこのキャンプ場の好きな所。
強風のせいか波音も大きく、白波が立っている。

キャンプサイトはいたって平穏でマッタリした時が過ぎる。
よく観察してみたが蚊の一匹も居ない、今日はとても好条件。
蚊取り線香は、これからの暑い季節を味わう為の小道具として重宝するのだ(笑

      

楽しみの一杯をやり始め、灯りの用意もしておき日暮れに備えておく。
やがて日が傾いてきた。



タープの下からはうまい具合に夕日が拝めた。



象潟(きさかた)の夕日!!
今日は黄砂の濃い日でぼやけた感じなので、この看板の絵で気分を味わって頂きたい(笑
やはり夕日の沈む物憂な時間はキャンプ旅には必要だ・・・この幕営の雰囲気に酔うのだ。

      

ランタンに灯が燈って一段と良い雰囲気。
風が吹き込まずにとても居心地が良い・・・マッタリ。
依然として海のほうは波音が荒々しく響く。

      

とっぷり日が暮れた・・・。
どこからか枯れ枝を集めてきたらしい、ミニととが一人で焚き火を始めているのを遠目に見ている。
対岸を貨物列車が通って行くのが見える・・・何かつかの間の旅情らしさを感じる瞬間だ。



やがて夜も更けて、ミニととは先に寝た。
寝酒にストレートで一杯遣る・・・お相手はヒゲのランプ(笑
久々にキャンプしている三崎公園、なんだか良いね。



気持ち良く寝た。
ここの海辺の波音は心地良く寝れる。
曇り空で暗い朝だ。



風は無く良いのだが、何時雨が降り出してもおかしくなさそう・・・。
まずは洗顔とトイレ(笑



簡素な水場だが、ワタシのキャンプではこの程度で充分なのだ。
飲用水は普段持参する分でも余るくらいだ。

簡単な朝食の後、周囲を見ているうちに少し雨がぱらつき始めた。
早めだがもう撤収してしまう。

      

丘の休憩広場に登って見る。
天気がイマイチでも、この海岸風景はとても好きだ。
周囲に巡らされている遊歩道も、キャンプ滞在での楽しみになるだろう。
ここ、象潟の三崎公園は本当にロケーションが素晴らしい。

さて、帰路だ。
そのまま帰ってはもったいない(笑
一旦、本庄へ上がりそこからR107〜R398へと、七曲峠を越して湯沢に出る。
山形まで下りてそこから蔵王へ登る。
道の脇には雪渓が広がっている。
蔵王温泉の大露天風呂で温泉に浸かってマッタリ・・・。
ここの野天風呂、やっぱり凄い温泉ですね・・・。

のぼせる手前で上がり、後はゆっくり麓に下りて行く。
車の窓を開けると、冷たい風が熱った身体を冷まして気持ち良いのだった。




END





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