こだま湖(小玉ダム公園)キャンプ場
2008年 3月
今年も早いものでもう3月に入った。
長く感じるような今回の冬も、少しずつ確実に春に向かっている。
先週末は低気圧の為に大荒れだったが、今週は一時的に冬型が崩れて多少暖かいようだ。
三寒四温、毎度毎度の極寒雪中幕営だけでなく迎える春と過ぎる冬を交互に楽しみたいのだ。
今回の訪問地は福島県いわき市にある小玉ダム・こだま湖キャンプ場である。
キャンプ場・・・と言っても、お世辞にもとてもキャンプ場らしい体裁は無い。
が、ここはキャンプ施設としていわき市が(ダム管理事務所)の管理する施設。
ここを知って利用を始めたのは2004年の冬からだった。
小玉ダムに上がってくると対岸に見えるユーモラスな鬼のイラスト、コレがカワイイ。
同行のミニととは今回コレが初めてで、この壁面の絵に大うけだ。
ダム湖に沿って回り込む。
対岸から見た多目的広場(キャンプサイト)の周辺。
赤い橋をわたる手前には簡易アスレチック広場があり、良く子供連れのファミリーが遊んでいる。
いつものお気に入りの場所、多目的広場の手前の一段上の場所である。
ここがプライベート感があってとても良い。
今回も完全に無人で、気持ち良く利用が出来る。
前回来たときも非常に腹立だしく思っていたのだ、この直火跡。
前回(一年前)ワタシが来た時は燃え残しの丸太が散乱しておりもっと酷い状態だった。
そのままでは黒々となっており、仕方なく焚き火して全てを白い灰にし焚き火跡を片付けしたものだ。
しかし、その後一年経って今回も、このように無残なカマド跡が残っている。
この綺麗な場所が無神経な直火の跡によって、悲しい状態なのだ。
今日はうまい事にスコップを持参していたので、重い石を全て取り除き黒い炭カスを剥う。
こうして綺麗にしておけば容易には直火し辛くなるだろう、一度直火跡を作ると遠慮なくされてしまう。
モグラの掘り返した土を持ってきて被せ、状況回復・・・少しは良くなったかな?
もうここで直火しないようにして下さい!!
さて、道すがら気になっていた、この強風。
天気は良いのだが、どうも気圧の谷、前線が通過中なのだ。
先の焚き火跡の回復作業中様子を見ていたが、依然ビュービュー、ゴーゴーと風が鳴っている。
どうすべきか・・・ミニととに問うてみる。
「帰らない。ココで良いヨ、テントに篭ればいいじゃん・・・。」
あのね、テントが強風でひん曲がったらどーすんの(大汗
・・・でも、まぁ張れなくは無い状況なのでやりますか。
今回は初張りのテントなのだ。
コールマンのPEAK1テント・・・以前立ち寄った中古店で棚奥からワタシを呼んでいたのだ。(笑
約10年ほど昔の物だと言う。
風に煽られながらの設営、ポールは細めの3本なのだけれど大丈夫だろうか?
インナーのシルエットはTNFのおたまじゃくし・・・いやウシガエルに酷似?
初めての赤色(エンジ色?)テント(笑
いやー、何だかなー?!
うはっ!!ピンク色〜!
なんてムーディーな室内なんでしょー(冷汗
強風に煽られながらも、おやつの時間。
「じゃがりこマッシュポテト」作成中、次回はジャガビーで試してみようかな〜?
夕刻になっているのでマッシュPをつまみに一杯始める。
風は強いが氷点下のような冷たい風ではないのが救い。
風にも慣れてきてマッタリ気分。
今日は西洋鍋・・・と言ってもワタシの定番品、簡単なキャベツのトマトスープで温まろうと言う作戦です。
プリムスのEX−LFSをケロでドライブ、強風の下ではなかなか安定しなかったが囲いをすると調子が出てきた。
しだいに突風の間隔も長くなり、この分だと風も弱まるのではないかと期待される。
結構、居心地が良くなってきた。
日が暮れました。
今夜は星空が広がっています。
pm8時を過ぎると風は収まり、殆ど無風となって良い晩だ。
テントの中は広くて快適。
ミニととが絶好調だが、ようやく眠気が来たか(笑
ワタシはもっと焚き火に燻されたいが、もう一緒に寝てしまおう。
風が無かったので静かにたっぷり寝れて、好調。
日が上がっていたので、目覚めは前出のように少しムーディなのだ(笑
あー、良い天気だね。
朝食は簡単に昨日の残りと熱いインスタントコーヒー、コレで充分。
am9時過ぎ、後片付けをする。
来た時よりも綺麗に・・・自己満足だが、帰りはいつも気持ち良く去りたい。
周囲を一周する。
左:多目的広場上部、いわく付きの駐車場(謎
左中:多目的広場、ココがテン場である。所々に直火カマド跡がNG、端にはドラム缶BBQコンロもある。
右中:数十m離れた炊事棟。冬季止水中、水は煮沸すること。棟の前はBBQの残炭だらけで状況は良くない。
右:炊事棟の更に上部にトイレ。水洗で立派だが距離が離れすぎていて、実際に不便。
こだま湖キャンプ場、今回のような今の時期は人も寄らず良いのだろう。
しかし、気候が良くなると夜通しでBBQパーティなど、宴会目的のグループが集まる危険性がありそうだ。
それは無料開放されたキャンプ場には共通する悩みだ、このキャンプ地も花見の季節を迎えるときっとそうなるのだろう。
ここへは保険代わりに、芝山自然公園なども代案として考慮することをお薦めしたい。
さて、帰路はR399を北上するが、本格的山岳道路(笑
舗装路だが所々残雪の為に結構な荒れた道であった。
川内村に下りてようやく安心、立派な温泉施設でゆったり休憩でした。
END
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