竜ヶ森キャンプ場(秋田県)
2009年 6月
住所:秋田県北秋田市七日市字仙戸石沢国有林地内
料金:無料
梅雨に入りました。
梅雨時となれば幕営へ向かうエリアに気を使いますね?
梅雨入りの初め頃は、天気もも変わりやすく予報も直前まで目が離せないものです。
今回は遠出、北秋田方面。
自宅からは延々と・・・寄り道無しなら約7〜8時間の道程であります(汗
それほどに時間と燃費を掛けてまで向かう価値が・・・?笑
まぁ、そこは人それぞれの価値観でありましょう・・・とは言え、単に自分がアホなだけであります(凹
さて、前出のように、そうは言ってもこの北秋田市にある「竜ヶ森キャンプ場」は、自分的に思い入れがある。
ここにしても、田沢湖湖畔道路沿いの「石倉沢キャンプ場」にしても、一般のキャンプ場案内のガイドブックでは紹介されない場所だ。
しかし、探せば実際にはこういう風に、自分のお好みの野営場はあるもので、人知れずにひっそりと存在しています。
そんな場所を丹念に訪れて、誰も伝えていない多くの魅力を発見してみたい・・・。
この野営場の利用は6月以降となっている。
実は4月にもここには来てはいる・・・そのまま幕営は出来た状態だったが、そういう訳で視察だけにした。
野営場は逃げない。
大仙市で角館方面のR105への交差点下にあるスーパーに寄る。
ここはいつも寄る「スーパーよねや」、安くて良いスーパーですよ(笑
全国展開の大手より、こうした地方のお店のほうが遠出して、いつもの生活圏を離れたことを実感して良いものだ。
ここからR105を北上する。
またぎの里、阿仁を過ぎ森吉。
米内沢の手前で分岐する。
仙戸石沢の近くにまでくると、すっかり秘境の趣だ。
最後の林道の分岐を、看板に従い進む。
未舗装の林道だが、割合と走り易い。
初めてここを訪れたときは、この先に本当に野営場があるのか?と半信半疑で恐れながら進んだものだった。
恐らくはもう、廃墟状態なのではないか?などと思ったりもしながら・・・。
緑が・・・濃いですなぁ〜!
4月に見に来たときはスカスカでしたよ。
さて、ようやく着きました。
あー、毎度ながらイイ雰囲気ですねぇ!緑の絨毯状態の広場であります。
碑には「第34回秋田県民体育大会山岳競技キャンプ場」と、書いてあります。
梅雨時なのにこの好天であります・・・が、知っているんです、東北梅雨入り宣言直後の北秋田は必ず好天なのです。
濃い緑に囲まれて設営です。
場内はこのように、綺麗に草刈がされており、とても清々しい。
直ぐ脇は渓流。
ただ、草むらがあって容易には下りられないのが難。
ファイヤーサークルがあって、ここで焚き火が存分に楽しめる。
実は、テントサイトはこの広場ではなく、トイレのほうに盛り土状のサイトがあるのだが、そこは草刈されず荒れておりよろしくない。
いつも思うが、お仕着せのサイトは殆ど荒れ果てているのが普通だ。
それより、こうしてファイヤーサークル一つに木々のある広場を用意してくれたほうが何倍も良い。
丸太を仕込んでおきましょう。
少しずつ火が大きくなってくるのを楽しみます。
盛大に狼煙(笑
今日は状況がよく、蚊もブヨもいないようで快適です。
パチパチと焚き火の音が心地良い・・・。
次第に日も翳ってきている・・・日の長い季節で、いまはもうpm7時頃だがまだ明るい。
焚き火と脇の渓流の音以外、何も聞こえない静かな夜。
これだけ山奥に入っているのに、ふくろうやトラツグミなどの鳴き声がなく少しさびしい。
昼は汗の噴出す暑さだったが、夜にはヒンヤリと肌寒い。
焚き火の前に陣取ると極楽だ、素晴らしい雰囲気。
この野営場の「味」を求めに、はるばる8時間を厭わずにやって来た(笑
そして、この幕営の夜のマッタリとした時間は何もにも代え難い。
気持ちよく寝れました。
しばらくして日が射して来ました。
今日も天気が良い・・・というか、まさに快晴です。
気持ちの良い朝の空気のなか、簡単に朝食。
朝晩の気温の差があって、露が降りてびしょ濡れの幕体ですが、乾くまではゆっくり出来ません。
帰り時間を気にしながら、早めに撤収に掛かります。
山奥の野営場ながら、設備はしっかりと必要十分だ。
ただし、炊事棟の水は沢水で、要煮沸だ。
管理棟(ドラゴンハウス)は無人だが、開放されており自由に使える。
しかも、このような素晴らしいフローリングだ。
万一の悪天候や雷雨などの緊急時には、避難場所としても使えて安心。
このキャンプ場の先は竜ヶ森山への登山口となっている。
とても素晴らしい野営地、「竜ヶ森キャンプ場」・・・近ければ何度でも訪れたい、所謂、お気に入りなわけです。笑
END
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