高塚高原キャンプ場(福島県)
2010年 6月

住所:福島県双葉郡川内村大字上川内字高塚山
料金:無料

梅雨時の、この週末は好天予報でした。
確かに、朝から日が射しており、一時、梅雨を忘れさせる暑さを感じます。
今日はかなり暑くなる予報であり、避暑ができる場所に出向きたいのですよ・・・。



今回出向いたのは、福島県の東側に位置する川内村、高塚高原キャンプ場です。
標高も約1,000mあり、林の中のサイトで木陰も充分、避暑向きの涼しい場所だと思ったのです。

車を走らせると日が照って、やはり暑い・・・道路の表示は全て30℃超えで・・・蒸し暑い。
梅雨が終れば灼熱の暑さに・・・真夏の頃の幕営って、そういえば結構辛いよね。
そんな時期はどうしたって、標高の高いところや森林の木陰など、「涼」のある場所が人気になります。

さて、川内村へ。
県道112号を分岐し、高塚高原へ向かう。



長い上りの細い道路を辿り、キャンプ場へ到着。
さっきまで日が照っていたのに、曇り空に変わった。



管理棟脇から入ると、手前にキャンピングトレーラーの御家族が一組いらっしゃいました。
他のサイトにはキャンプ客は居ないようで、狭いキャンプ場ながら、空いていて好い感じです。
あまり奥まで行かず、適当な距離にあるサイトに入り、設営にかかります。

      

今回も、ミニととはお気に入りの、自分の一人用テントを設えます。
自立式テントではないので、実は綺麗に張るのはコツが要る玄人向けのテントなのだが・・・実際ヤツは手こずっていて、それでも自己満足気だ(笑
涼しいようでやっぱり蒸し暑くて、少し動くとバッと汗が吹き出てしまう・・・。

     

今回の設営風景はこんな具合です。

一息ついて落ち着いてみると・・・
周囲の緑が濃い・・・森の一帯に蝉の音が響き渡り、涼味を感じます。

高原ですね・・・ここは標高約1,000m。
この高塚高原キャンプ場は、無料のオートキャンプ場です。

一休みして、日の暮れる前に、麓に下りて温泉。
べたつく汗を流してサッパリしたい。



川内村役場に隣接した、「かわうちの湯」。
とても立派な温泉施設です・・・。
ちなみに、キャンプ場から「かわうちの湯」までは車で約20分程度ほどかかる。

時間に余裕があるので、ゆったり。
温泉らしさの全く無い湯ではありますが、汗を流したあとの湯上りはとっても心地好い。



キャンプ場に戻ってきました。

     

かわうちの湯の向かいにあるコンビニで、氷を求めてきました。
蝉時雨を聞きながら、冷たいハイボールをキュッと遣る。
すぐにグラスが汗をかいて、これもまた涼味。



一般のオートキャンプ場の人工的イメージとは違って、このキャンプ場は割にワイルドな感じが残っていて、自分的にも合格点。
ただ、やはり一般的には、サイトの広さはチョッと狭く感じるかもしれません。

夕方になり、一層、蝉時雨が響いて情緒満点です。

この頃合になると、先のキャンプピングトレーラーの御家族のお子さん二人と、家のミニととはすっかり仲良しになっていて、場内で遊んでいます。
他にはキャンプ客も居ないので、貸切です。
ちなみに、この御家族は当HPの熱心な御愛読者様で、お話を伺って恐縮の思いです(笑
この高塚高原キャンプ場も、当HPで知り何度か利用しているそう・・・嬉しいことですね、冥利につきます^^)

      

さて、夕食の支度・・・オートキャンプなので、がんばって、なけなしの道具も持参しました(笑
そして炭火・・・卓上炭火も楽しいのです。



炭火焼肉、定番の簡単メニューです・・・やはり、これは美味いですね。
こうして外でやると尚更に・・・。



日が暮れて、雨がパラついています。
昼の好天が嘘のようで、雨が降りそうです。
涼しくなり、一枚羽織らないと寒いほど・・・さすが高原は天然のクーラーです。



先の御家族が遊びに来てくれました。
子供達は花火とトランプ。



御主人と一杯酌み交わします。
御主人の自家製の梅酒を頂く・・・これが甘すぎず、お酒感覚で好みに合う。。
楽しいキャンプ話を伺って盛り上がりました・・・ありがとうございます^^)

さて、ほど良く呑んでそろそろ寝ましょう。
少し雨模様・・・。



翌朝、雨模様です。
夜中は少し強く降ったようです。



少し肌寒い朝、さすが標高の高い場所だな。
ゆるゆる二度寝して起床。



トイレは大変綺麗で、ファミリー利用にも全く問題なし。
無料のキャンプ場の中でも、かなり立派な施設の部類ですね。
ただし、奥のサイトに陣取ると、この管理棟のトイレも炊事場も遠くなってしまうのが難点ですが。

     

しっとりと梅雨の雨に濡れた幕体です。
さっきまでは場内の周囲は霧に囲まれていて、雲の中に入っている感じでした。

やがて、向うの御家族は先に出立の準備が出来てお別れ、またどこかで会いましょう、とお見送りです。
さて、こちらもそろそろ出立しましょう。

雨のときは、こうして足元に草が生えてない平らな場所というのは、居心地が良く過ごせて楽ですね。
これが丈の高い草地なんかの場所では、とても居られないと思います。

このキャンプ場は、真夏の暑い日の避暑に良い場所でしょうね・・・
また来てみましょう。



キャンプ場を出てすぐの分岐に入り、ずっと下りてゆく。
高原風景が清々しいです。



更に分岐をして「平伏(へぶす)沼」へ。
モリアオガエル(蛙)の繁殖地で国の指定を受けているそうな・・・。
駐車場から約180m

      

シンと静まった小さな沼・・・。

周囲の木々の葉に、なにか白い袋があちこちにぶら下がって、なにか異様な光景。
この白い泡袋の下に、水の入った発泡スチロールを配置している人が居た。
挨拶すると、その方はこの沼の巡視員の方だった。
昨日から孵化が始まり、おたまじゃくしがこの白い泡袋から落ち始めているという・・・。
そんな一連の説明を、私一人に丁寧にしてくださった。

山奥にヒッソリと佇む原始の沼・・・それが平伏沼。
自然環境の良さを残す川内村・・・キャンプ地としても好いエリアですね。





END



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