北侍浜野営キャンプ場(岩手県)
2010年 7月

岩手県久慈市侍浜町向町
¥200/大人、¥100/子供

7月、海の日を含めた今回の三連休は、お初のキャンプ場へ向かうことになりました。
北岩手の沿岸エリア・・・三陸のリアス式海岸が続く、風光明媚な海沿いに向かってみたい。

このエリアは、自分のところからは結構遠く足繁く通う場所ではないのです。
こうして三連休で時間の余裕があるときに、ゆっくりと出向くことにしたのです。

・・・と言っても、こうして行き先を決めたのは既に車を走らせてからですが。(笑
最近はいっそう、事前計画無しの風まかせ気まま旅となっている。



そんなわけで、しばらくは行き先の幕営場は決めていません。
とりあえずは久慈市まで北上して海岸沿いに下り、適当な幕営場所(野営場)を物色して落ち着こうという目論見です。
風が吹くまま、気の向くまま・・・さて、どうなるんでしょう?

で、まず向かったのは、久慈市の「北侍浜野営キャンプ場」という場所です。
ここには、海水プールと言う珍しいプールがあると言うことで、以前からミニととが気になっていて仕方ない場所なのでした。

とりあえず、そこに向かう。

久慈市の街から北に約9kmほど・・・。
国道45から分岐して海岸沿いへ下りていくと、この野営場がある。
本当に海岸の上にある野営場です。

とりあえず、場内を検分。
テントは一組、ガラガラと空いている・・・まぁ、夕方にはどうか解らないが。

う〜〜む、どうしようか?と悩む。
このキャンプ場、テントサイトの全ては板ベースなのだ。
場内は結構広く、炊事棟もトイレ棟も2棟づつある。

時間はpm2時過ぎ・・・まだ余裕があって他の野営場を覗く時間もあるだろう・・・。
がしかし、ミニととはもうここ以外に無い!と俄然乗り気の状態・・・なにより念願の海水プールが今日から利用できることになっていたのだ。
しかも、なにやら、翌日はこの駐車場で海水プールの記念祭りまであるという・・・。
う〜〜む・・・と再び唸るが、こう暑くては仔細はどうでもよくなってしまう・・・笑

      

管理人さん・・・人懐っこい地元のおじさんと話をしながら、受付をする。
¥200/大人のあまりの安さに、目がくらんでしまう・・・親子二人でたったの¥300である。
連泊を覚悟して、それでもたったの¥600です。

車はテント脇に置いて良いと言われたので、場内に入れる・・・(実は翌日、駐車場でお祭りがあるため、の事由もあった)
全てのテン場が楽に車を横付け出来るような広い場所はないが、混み合わなければ乗り入れOKということらしい。

場内に入り、少し奥の方へ行って、炊事棟のある辺りのベースが二つ並んでいるところへ決める。
この奥のほうにも点在しており、なかなか野趣溢れる野営場です。
ただ、やはり今時期は草や木々の葉が茂っており、ジャングル状態のところもあり、大抵は奥地でなく管理棟の入り口付近が利用されている感じだ。

     

板ベースは約4×4m程度の小さなベースで、ファミリー用ドームテントがピッタリ乗る大きさである。
どのテントを張るかしばし悩むが、たまたま予備に持ってきた4人用のテントが重宝した。
暑くなりそうなので、ゆったり余裕を持って入れる大きなテントを張ることにした。
なにせ、小さなツーリングテントだと、どうやってこの板の上に固定していいものか解らないからです(汗

さて、今回の幕営場所は、早々と難なく決まってしまった・・・
食料の買出しに久慈市内へ下りる・・・約9kmあり結構遠い。
市内には大きなスーパーもあり買い物は困らない。



買出しから戻ると、ミニととはさっそく海水プールへ向かう。
海水プールは誰でも無料で入ることが出来る。
今日はもう時間が遅いので人は少ないが、監視員も付いていて安心して遊ばせられる。

     

隣のベースにタープの屋根を設えておく。



板ベースは確かに居心地は良い物です。
草むらのように足元が濡れないで済むし、スッキリして気分が良い。

     

コレがイイ雰囲気を醸してます(笑
で、そろそろ夕刻となって待望の一杯をば・・・。
この頃には、周囲のサイトにもテントが建ち、結構な賑わいです。



テン場から下に下がると、こうした風景が広がっていて・・・絶景です。
三陸の海です。

      

明るいうちに夕飯。
炊飯してカレーか・・・まぁベタな内容ですが、一度作ればあとは手間無し。笑
こんなに作ってしまった・・・滞在の二日間、食事はカレーを食べ続けだなこりゃ・・・大汗。



ふと気が付くと、海から白く冷たい霧が上がってきました・・・。
なんなのか・・・



一気に寒冷な状態・・・吐く息が白い位に寒くなるじゃありませんか・・・これって「やませ(山背)」?
それまで蒸し暑く汗吹きに追われていたが、この冷気で状況一変!
上下を着替えて、寒さ対策です・・・とても半袖シャツではいられません。
この「やませ」が長く続くと冷害となり、農作物に多大な被害をもたらすもので、東北の特に南東北の太平洋沿岸地域では今時期、最も警戒する気象現象だ。

     

寒さ対策の後、しばしマッタリやっていると、こんどは突然の豪雨に見舞われました・・・。
こういうときの板張りの上は、水が溜まらずに大いに快適です。
空が一瞬青く光り、遠くで雷鳴・・・
昼間、気温31度の暑さはなんだったのか・・・。



タープ下を濡れないように片付けて、テントの中に篭ります。
涼しい夜で、広いテントの中が居心地良くなりました。

雨は大粒でダーッと降り幕体を叩き鳴らします。
仕方ありませんな、今夜はもうこのまま寝てしまいましょうか。



翌朝・・・



昨晩は雨が上がると涼しく、夜半は周囲のキャンプサイトの賑やかな声が響いていた。
日が当たる朝模様・・・
今日は暑くなりそうです。

      

早朝から駐車場のあたりはとても賑やかで、祭りの準備が進められています。
駐車場には大きなテントと簡易のステージが設けられています。



準備中に、ミニホタテの釣りをやらしてもらうも、釣果はゼロ・・・笑

      

祭り準備が進む間、さっそくミニととは海水プールへ。



まだ時間が早いので子供達も少ないのですが、昼間になると大勢で賑わいます。
それにしてもいいですね、この海水プール。
毎日この海水はポンプで汲み上げており、入れ替えているようです。
囲いのあるプールだから波にさらわれることなく、監視員も付いてとてものどかな雰囲気です。

      

周囲のキャンパーは撤収し、連泊の自分はまったりと焚き火に勤しんで過ごします。
そろそろ駐車場の祭りも賑わってきています。

     

海水プールでの宝探し・・・
ミニととは立派な花火セットをGETできて、大満足。

      

賑わっているお祭り会場へ・・・地元出身の演歌歌手の歌謡ショーが始まっていました。
地元の御婦人達の屋台メニュー、どれも安い!
昼食はここで仕入れて・・・笑



三陸の海岸風景です・・・絶景です。



岩の上にはこんな小屋もあり、なかには電灯がありました。



さて午後も三時を過ぎると、周囲にキャンパーが入り始めました。
昨日の人達と入れ替わりですね(笑

      

今日は一段と蒸し暑い日になりました・・・。
こんな氷たっぷりの、キンとした爽やかな飲みものが良いんです。



大好きなトマト、昨日来る途中の道の駅で買ったものだが、スーパーのと違って地場産品は美味くて安い!
このトマトは九戸産、とても美味しい・・・好いトマトに巡り合った。



蒸し暑いさは日が暮れても収まらず、更にヒートUPしてる。
暑い〜〜蒸し暑い。
昨日の雨の後に、暑くなった日なので、やぶ蚊が多くなってしまった。



遠くに潮騒を聞きながら、ランタンの灯を小さくしていつもの一杯をやる。
今日一日、どこへも行かなかった・・・。
どっぷりと、三陸リアス海岸の一角を眺めて過ごしていた。

今夜も周囲は賑わっている。
久しく忘れていた「キャンプ場」の賑わいの情景だ・・・。

蚊が多いのでテントに入り快適に過ごそうと思うが・・・無風で蒸し暑いのです。
暑い〜〜カラダが汗でべたつく。
テントの中で寝転がるものの、どうにも蒸し暑くて寝られない・・・。
やがて夜も更けると、ようやく涼しい風がテントの中に入ってきて、ようやく寝入ることが出来たのです。



今朝も天気が良くて、早くから暑くなってきそうだ・・・。

     

しばし、テントの中で風を通して涼む。
夏ですねぇ・・・。



朝食は、簡単パスタ・・・茹でたパスタを、バターとバジルと白いダイヤのみで味付けする。
これがまた簡単・・・まぁ、こんなものでも爽やかな朝に作ると美味いものですね〜。
やはり、こだわりの「塩」がね・・・シンプルな料理にはコレが無いと美味くいかない。

こんな事をしているうちにも、日が照ってどんどん暑くなってくるのです。
小物を仕舞った後は撤収にかかります。

お隣さんに挨拶して、テン場を後にします。
管理棟には管理人さんが出てきていて、挨拶がてら世間話。
またきますよ、と告げてキャンプ場を後にしました。

確かに、ミニととの要望でこの夏には、また再訪しそうな予感のする幕営地なのでした。




END



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