某キャンプ場
2012年 9月
料金:無料
今週末の野営先は、山奥の寂れたキャンプ場です。
当HPをご愛読頂く方には周知でありますが・・・
こうした寂れたひとけが無く空気の重そうな野営場所は、私にとっての得意分野の一つなのであります^^)
なにより、こう言う寂れた場所には場内の様子を見に来る人も居ないので、始終気が散らずに野営に専念できること請け合いの雰囲気が良いのです。
まずは宮城を北上し岩手へ抜けるが、その前に野営場所の勘が働いて準・野営スポット(らしき)を発見。
さる農村の小高い丘にある公園である。
しかしここは由緒と歴史的な事項の絡むスポットであるため、現実的な野営スポットの紹介ではありません・・・
場内の忠魂碑で気分が引くでしょうねぇ、それよりも手前の村の墓地を通って来る必要があり、もうその時点で引き返すでしょう。(爆
こういったシチュエーションは自分的な野営には全く支障ありませんなぁ・・・なにより一人貸切度100%は間違いないでしょうし^^)
というわけで、歴史的興味のある野営人には向いた場所かと・・・って、そんな野営すべきような好い場所ではありませんでした(笑
そんな時間つぶしの寄り道の後・・・
どんどん北上を続けてドライブ、先を急ぎましょう。
幹線道路を避けて寂れた道路は信号も少なく、あちこち寄り道するのに好都合です。
やがて岩手と秋田との県境に差し掛かり、お気に入り温泉・・・「峠の湯」に寄る。
ここは巣郷温泉という。
熱めのお湯が気持好い・・・湯触り加減も良い。
野営場へ向かう前のお清めの湯浴みを終えます。
この先からは細い車道がくねるようになる。
こういう寂しげな山道を辿る頃には、その日の野営気分がググッと盛り上がってくるのだ。
やはり水が少なくなっており、渇水手前の状況だ。
ダムの先に進むと目的のキャンプ場の手前にある山荘と、その前に広がる多目的広場。
やまばと山荘は林業従事者のための施設で、研修会やその他イベントなどで利用されるようだ・・・結構立派な施設。
普段は施錠してあり、部外者の自由な利用はできない。
この多目的広場はキャンプ適地だ。
ファミリーなどがキャンプをやる場合なら、この広場のほうが適している。
明るく開放的な雰囲気が好印象で、炊事場は無いが広場端にあるトイレは水洗でキレイ、ちゃんと利用できる状態になっている。
ある程度キャンプ慣れしたファミリーキャンパーなら、問題なくキャンプが遂行できる場所だとおもう。
自分の目指すキャンプ場は、この山荘の脇を更に奥へ進む。
約50mほども進むと、一段上がったところにキャンプ広場がある。
到着・・・。
蝉の声が充満している。
あぁ善い場所だ・・・
良い雰囲気・風情ですねぇ・・・。
丁度、西日が林で遮られ涼しげな日陰ができている。
水道からは威勢良く水がでる。
さくっとテントを張る・・・。
木陰部分で風も通り、とても快適。
こんな感じ・・・
こんな奥地に入ってきたのだから、もう他にはあれこれと動き回らないようにしたい。
ジッとこの場に佇むように過すのが最良とおもう。
まだ日が高いけれど・・・お気に入りの酒・ボンベイサファイヤジンの封を開ける。
ボトルがまた奇麗なブルーで涼しげ・・・。
夏場の暑いときには、ジンの香味が爽やかで好ましい。
家から保温水筒に氷を詰めて持参しており、たっぷり使えるのが贅沢で嬉しい。
冷たいジン・スパークリングをグッと遣ると、スーッと冷涼感/涼味が心地良い。
周囲に赤とんぼが飛び回っていて、気温は暑いが秋の気配も混じっているようです。
う〜む、しかし夕方なのですがまだ気温25℃ほどもありますな・・・チョッと暑いです、自分には。
それとこの足元・・・フカフカの絨毯の上に居るみたいで、サクサクと気持いいのですよ。
しかもなぜかアブ・蚊・ブヨが全く居ないようで、到着以後は暑いので両腕両足を剥き出し無防備なままなのですが、全く刺されてません。
これは非常に良い状況です・・・昨年の2度の野営時も同じく、一切虫刺されが無かった。
日が暮れる前に一食作る。
珍しく、焼きそばなんて作ってみました^^)
やがて日が暮れました・・・。
夕方まではサラサラと弱い風がありましたが、日が暮れて無風となりました。
見上げると、雲の無い部分からは奇麗な星空が見えていました・・・周囲の市街地の明かりが少ないので星空が奇麗に見えます。
明日の天気予報によれば雨の確立も高いのだが、さてどうだろうか・・・。
そろそろ夜も更けて・・・
涼しさが今ひとつな感じではあるのですが、いい頃合で寝ようとおもう。
目覚めはスッキリ・・・
カラスの鳴き声のないのがいいね。
しかも時折、キツツキのコココンの音が聞こえてくる。
ちょっと、どんよりした朝模様。
嫌な虫が居ないので、まったりと過せてます。
あぁ、いい朝だね・・・。
朝食は、また昨夜と同じ焼きそば^^)、それとゆで卵、野菜ジュース。
名残惜しい感じで撤収。
どうやら予報の雨は的中しない感じ、次第に晴れ間も出てきている。
キャンプ場の周りの林道をぐるり一周する。
これが、またいい感じの森の中なんですよ。
展望東屋も二箇所あって、そのうちの一つはキャンプ場も見下ろす場所にあり、ここも絶好の野営スポットだね。
車から離れるので熊遭遇など緊急避難時に不利だが、自分なら張るかもしれないなぁ(笑。
野営に心血を注ぐような自分にとっては、このようなスポットは捨て置けない場所・・・どんな幕体で過してみようか、などと直ぐシュミレーションしてしまう。笑
一周して下りると、山荘前に出てくるというしくみ。
滞在中は人や動物とは一切出会わなかった。
キノコや山菜の時期でもないので、それらのハンター達もいない・・・人が来ない静かな時期なのだ。
世間で騒がれる熊害の件、こんな山奥の野営地なら心配は無用・・・
なぜかって?もう熊は山には居ないのですよ、山奥より街の付近のほうが美味しい食料が簡単に得られるってことを学習してしまったから・・・
山の熊はお留守の状態?・・・そのうち熊は冬眠せず、町中に居付いてしまうのではないかな?
と、そんな呆れた冗談はさておき・・・
そろそろ帰路・・・
普通に大きな道路をドライブするのはつまらない。
なるべく秘境地をドライブするよう、細い道、寂れた道を選ぶ。
これがまた、素晴らしい温泉で最高!!
ツルリ、ヌルリ・・・リンス状の柔らかな湯触りの温泉。
感激のお湯ですねぇ・・・ここは。
このエリアにきたら、この温泉に寄る事にしよう。
野営の〆には最高の温泉でした・・・
END
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