秋山浜キャンプ場(福島県)
2014年 3月
このところ荒れた天気が続いていたが、この週末は落ち着いた状況になるようだ。
春到来も間もなくの時期だが、南東北方面はまだまだ寒い日が続いているのだ。
さて、今回は猪苗代へ向かおう。
早くも、今年2度目になる秋山浜だ。
雪化粧の名峰・会津富士、磐梯山をノンビリと眺めながら、マッタり過ごすつもりだ・・・。
そんな野営状況に恵まれると嬉しいのですが・・・。
まずは南下して米沢市へ向かう。
温泉に浸かりに向かいます。
小野川温泉・小町の湯 ・・・場所はココ
周囲には残雪が高く積み上げられていた。
いい湯加減でしたが、いかんせん、ちょっとゴミが多かった。
それでも、湯面に浮かぶ細かな小虫を丁寧にすくって出しながら、ゆっくり浸かった。
小野川温泉街のみやげ物屋でラジウム玉子を買う。
これが美味いんだ・・・ご飯にのっけたり、ラーメンやうどん、スパゲティのトッピングにもイイね。
今日は「丸太屋」さんのほうで購入してみる。
さて、小町の湯に浸かってたっぷり茹で上がった後は、風に当たりながら車を走らせR121へ出る。
大峠トンネルを抜け、日中ダムを左手に見て過ぎると熱塩加納へ下り、三ノ倉高原を右手の向こうに見やる・・・。
三ノ倉の野営地・・・まだ時期が早いだろう・・・。
そのまま猪苗代湖へ向かおう・・・。
今日はあくせくしないで、ゆったりまったりと過ごしたいのだ。
秋山浜へ到着した。
駐車場は雪の山で奥まで入れないが、湖畔の松林の中は野営には問題ない状況だ。
会津富士が素晴らしい山容を現している・・・。
この絶景を見ながらの野営をしたかった。
今日の野営はそれが叶った!
少し奥の場所へ入り、お気に入りの場所へ建てる。
このあたりが落ち着くのだ。
善い状況だ・・・。
風も無く、波も静かに治まっている。
場内に居るのは自分ひとりだ。
貸切・・・贅沢に過ごしている。
テント前から見るこの絶景も、今は自分ひとりの貸切の贅沢さだ。
素晴らしい・・・。
そんな贅沢な風景を見ながら、本日の野営の酒はGIN。
松林の中の匂いとGINの香味はマッチする・・・GINの風味は松脂を思わせる匂いがあるからですね。
松林なので、落ち枝など豊富だがココの枝はなぜかいつも燃えが悪い。
少し焚き火を強めに保っておかないと、なかなか順調に燃えてくれない。
日が茜色を帯びてきた。
とても好い野営情景だ・・・心地善い。
早めにランタンに灯を燈す。
燃料は家での使い残りの灯油・・・どうしても毎年少しづつ残って貯まるので、このランタンでは贅沢に使う。
こうすると燃費が非常にイイのだ。
夕暮れ、僅かに色をつけたが赤くはならなかった。
まったりと夕暮れの時に身を浸している。
薄暗くなり正面にはスキー場の灯りが点いた。
名峰の山肌に刻まれた人工の模様として本来は嘆くべきかとは思うが、まぁ、そんな堅苦しいことはやめておこう。
あぁ、なんともイイ野営の味わいだ。
素晴らしい雰囲気だ。
途中、ランタンに給油。
依然として絶好調に点る。
少し寒いものの、あまりにこの湖畔の情景が好くて、テントの前を開けて対岸の明かりを眺めつつ夜を過ごした。
この時期の秋山浜が好きだ。
程好く酔って寝ることにする。
周囲は物音が無くまったく静か・・・ただランタンの燃焼音がごく僅かに聞くことができるほどだ。
夜更けに目が覚めた。
向こうのほうで白鳥が鳴いたのだった。
目を開けたが、テントの中はまだ真っ暗だ。
依然として物静かな湖畔の情景なのだろう・・・。
am7時を回って再度目を覚ますと外へ出てみる。
どんよりの空模様、まだ雨にはなっていない。
昨日堪能した絶景の磐梯山・・・今朝は姿をみせてはくれなかった。
しばらくこのまま湖畔に佇んで野営の侘びを味わっている。
厚く垂れ込めた雲は切れることなく、日が射すことは無かった。
さて、名残惜しいがそろそろ野営を〆ることにしよう。
撤収。
満足の野営を味わった・・・
この時期の秋山浜は本当に素晴らしい。
END
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