東北 山歩と野営の旅 その6 (9日目〜10日目)
2014年 9月
〜 第9日目 〜
姫神山一本杉園地キャンプ場で朝を迎えています。
今日は天気のほうも心配ないようです。
今夜がこの旅の最後の野営の夜となる。
あちこちの行き先を頭の中でなぞったものの、やはりあの白樺林の下での野営で〆ようとおもう。
姫神一本杉園地と岩洞湖の家族旅行村とは、山間を縫う道で繋げば近い位置関係にある。
車で移動すれば約20分程度か。
本日は野営の最後、日がな一日をこの岩洞湖の家族旅行村のピクニック広場で過ごそうと思っています。
まずは管理棟に行き、久々の管理人さんと再会する。
ありがたいことに、自分のこともちゃんと覚えてくれてました^^)
場内には既に何張りかのテントが建っていましたが、撤収を進めているところもありドコでも設営できる環境です。
久々なので・・・というか、いつもこの同じような場所になってしまう。
まずはカマドで昼焚き火を開始。
白樺のマキは燃えつきがイイ。
焚き火をあやしながら、ユルユルと幕を出す。
この旅初めてになるタープを広げるが、荷物置き目的にて簡易的に張る。
今日はもうここから動かないことにするので、まる1日たっぷりとこの白樺林の中の野営風情に浸れる。
直火式のエスプレッソメーカーです、家で使っているのを持ってきてみました。
バーナーに直接乗せて使えるので簡単、野営向きです。
ただ、ドリップ式と違って濃いコーヒーは好みが分かれると思います。
たった4,5分で抽出完了。
ミルクも砂糖も持ってきてないので、一回3人分をストレートでチビチビ飲む。
あぁ・・・
やっぱり、ここは好いねぇ・・・最高の雰囲気です。
こんな素晴らしい風景の下で野営できるなんて本当に幸せな気分です。
昼を過ぎ、新たなキャンプ組があちこちにテントを張り始め、やがて同じように薪を運び焚き火の煙が立ち始めています。
風も無く、煙も他のキャンパーに迷惑にならなずにやりやすくて、とても状況がいい。
いいですねー白樺林。
このピクニック広場は広々としてノビノビした気分になる。
薪の燃えるスピードが速く、太い薪なのに綺麗に燃えてゆく。
こんな焚き火ができるのも、この場所ならではですよねぇ。
まったりと過ごして気がつけばもうpm3時を過ぎた。
場内の水道の水で冷やしたビールを開ける。
少し早い時間だけれど、今日は休日だし、まぁいいでしょう(笑
場内をぐるっと廻って散歩。
荷運びが大変だけれど、奥のほうなどもイイ感じだ。
どの方向から眺めても絵になる風景。
写真愛好家の方ならきっと撮影も楽しめるのでは?なんて思う。
夕方前に雨に降られる。
遠くで雷鳴。
簡便に張ったタープでしたが、一時の雨を凌ぐには充分でした。
幸い大雨にならず、やがて上がった。
静かに日が暮れていく・・・
雲が茜色に染まってきた。
少しずつ暗さが増してきます。
あちこちからはパチパチと焚き火の音が鳴っています。
夜の焚き火はまた味わいが好い。
力強い火だから少し離れて眺められる。
焚き火の火と爆ぜる音を聴きながら、この旅のことをシミジミと振り返っている。
無計画な無鉄砲さと無駄な旅程には、我ながら馬鹿馬鹿しく自虐の念さえある。
焚き火の火が落ち着くまで、しばらくまったり過ごす。
今夜は酒よりコーヒーが美味い。
しかし、寝る前にしてはコーヒーをちょっと飲みすぎているな・・・。
そのコーヒーのおかげか、今夜はpm9時を過ぎてもちゃんと起きてます(笑
あらかた火が収まったのを見届けて就寝。
旅最後の夜だ。
翌朝は霧で煙っていた・・・。
早朝ですが、静かに周囲を散策して楽しむ。
好い雰囲気。
しばしこの情景に浸る。
さすがにこの地はもう寒い。
幻想的な風景に見惚れてます・・・。
やがて霧も晴れてきて、早めの撤収とする。
最後に焚き火をしたカマドの中を綺麗に掃除する。
今回のこのピクニック広場での野営は素晴らしかった・・・。
これまで何度もここで野営をしていたけれど、久しぶりに来たこともあって余計に嬉しかった。
できればこのシーズン中にもう一度来てみたいと思う。
9泊10日の旅もう終了・・・帰るか。
END
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