岩洞湖家族旅行村/ピクニック広場(岩手県)
2015年 8月 夏の野営旅その4

所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)

夏の野営旅・・・
一旦、自宅へ戻った翌日は、朝からお墓参りです。

8月という月は、人によっては神妙になる時期なのかもしれません・・・。
お盆、ということもあってあの世とこの世の境目が曖昧になる・・・などという人もいますね。
事件事故の多いのも8月に特徴的ともいわれます。

真偽はさておきそんな月でもあり、自分としても墓参りを蹴とばしてまで野営に興じることはできないタイプの人種です。
こんな自分も両親は既に他界しており、実兄もまた数年前に病気で亡くしたこともあって、こうした時には神妙に手を合わせるのです。

まぁ、長々そんなことはどうでも良いことでした・・・m(_ _)m。



さて、私の夏の連休は折り返しで、野営旅も墓参りを挟んで後半です。
天気はこの先どこに出向いてもイマイチで、雨模様の愚図ついた予報なのでした。

そんな予報を見ると、連日の雷雨を経ていま一つ乗り気がなく、どうするか・・・などと思い始める始末でした。
ともあれ、やはり車を出してしまった。

後半の行先は、このところ行っていなかった岩手の岩洞湖です。
奇麗な白樺林の広場に魅せられ、既存のオートキャンプ場や無料サイトがあるにもかかわらず、このピクニック広場でのテン泊の素晴らしさをレポしたのが2006年のこと。
その初回レポ前からもこの広場には気になっていたものです。
当時ここでの野営の申し入れに応じてくれた管理人さんも非常に理解のある方だったことも幸いした。

以来、もう9年経った。
9年前にはこの広場でのキャンパーは見かけなかったが、徐々にこの場でのキャンパーは増加しいまは普通にキャンプ場と化した。
その多くのキャンパーたちのブログなどで紹介されていて、この後はさらにメジャーな場所になるでしょう。

そんなことを思いながら向かう。

盆休みの道路渋滞にあえぎながらも、夕方ころようやく現地に到着。
いまにも雨が降りそうなきわどい天気模様です。



やはりシェルタを建てたと同時に、ポツリときた。
場内は広いため他にもキャンプ組が居るが、まったく干渉することがない。



いつもこの場所になってしまう・・・まったくワンパターンだ。

場内には他にもイイ場所がある。
この東屋以外にも、反対方向の奥にもイイ東屋があり、実際その場所にもキャンプ組がいるようです。



到着時間も遅いこともあって、一式揃ったところで夕刻。
まだ大雨ではないが、雨が断続的に降っている状況です。



雨模様ながら無風なので助かる。
シェルタの中への雨の吹込みがないので穏やかに過ごせる・・・
ただし、湿度は高い。

      

鉄板はその昔に使っていたもので、最近納屋の奥から転げ落ちてきて気が付いて最近出番が増えたものです。
これだと、焚火でも炭火でも熾火を待たずに使えてすぐに焼き肉を始められるのが最大のメリット、使いやすい。
この鉄板が焼き肉を一層美味くする。



夜になると天気は回復。
なんと、快晴の夜になったではないか・・・。

      

星空の元、小さな焚火に興じます。
予想外に居心地が良好。

良い夜を迎えた。



今日は移動だけで終わった・・・。
気持ちよい夜を過ごして早めに寝る。



昨夜は好天だったのに、夜半から明け方には強い雨が続いた。



明るくなり始めて雨は弱まりましたが、降ったり止んだりのどんよりな天気です。
いまにも雨が降りそう・・・。

    

今回はここに連泊。
白樺林の素晴らしいこの場所にたっぷり浸りたく、連泊にする。

明け方は大雨だったので、濡れた幕体を点検して整える。
そして、昼前に一旦離れ付近の温泉を楽しみに向かいます。

温泉は網張温泉、この時期の温泉に纏わりつくアブもおらずゆったり楽しめて硫黄臭を体にまとう。
その後早々に広場へ戻ってきました。



都合のイイように整えて、これからかまどに火を入れます。

     

今回はほどほどの大きさのかまどにしておく。
かつては大かまどで、キャンプファイヤー的なバカみたいな燃やし方をしていたので自制する(汗



荷運びが辛くなければ、夫々にこんな素敵な白樺の一角を見つけては陣取り、まさに”絵”になるキャンプができる。
だから、たとえ自分のようなダサい野営模様でも気分的には大いに満たされる思いがする。



ここの白樺林は以前に比べ雪害でその密度が薄くなりつつも、それでも未だ特有の雰囲気や景観の素晴らしさは健在で、多くの人を魅了しています。



今日は時間がたっぷり・・・
ちょっとポツポツということもありますが、雨は降らずおおむね気分よくいられます。



かまどでのたき火があると、自然にその前に居つくようになります。
今日は夏の暑さは感じない気温(ここは高原で冷間地)で、こうした焚火は心地いい。

      

焼き物、煮物・・・今のかまど状態ならなんでも上手くいく。
今朝仕込んだメニューも遠赤外線を使ってじんわり煮込んで、美味そうな夕餉にできた。



この数日来、急に気温が下がって夏らしくない日になっています。
特に場内の枯葉を見ると、もう秋に変わろうとする予感も感じてしまいます。



夜の帳(とばり)・・・
先の夕餉は大好評、私の食べる隙がなかった。

   

焚火が心地好い。
昨晩と違って星空にはなっていないけれど、雨は免れていてとてもマッタリできています。

     

翌朝・・・
小雨、霧に煙っている。



この夏の野営旅でこき使われた手前の幕体は、連日雨に打たれてお疲れ気味(笑。
とはいってもコレはまだまだ現役で使えるし、帰ったらシーム処理と撥水のメンテをしておいて今後に備えておこう・・・。



駐車場のすぐ前の白樺のところも荷運びが楽で人気の一角です。
この連日、入れ替わりでキャンプ組が楽しんでいました。

さて、そろそろ撤収の頃合い。
名残惜しい。

そして、やはりこの場所は素晴らしい場所と痛感する。
来るたびに充実感があります。



何度来ても素晴らしさを感じるこの場所・・・
また今度もゆったりと楽しむために再訪したいです。




END




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