御崎野営場(宮城県)
2017年 10月

宮城県気仙沼市唐桑町崎浜4
\420/一人

今回も、上手いことに出られることができます。
野営場所をどこにするか検討する。

朝一ではなく少し経ってからの出立なので、近場にしたい。
余裕をもって近場の野営地に落ち着き、手間なくマッタリと過ごしたい・・・

天気も上々、今回はそんな余裕のある気持ちのイイ野営模様を期待しています。



さて、ではどこに出かけようか・・・。
先週、先々週と向かった方面とは違う方面へ舵を向けますね。

さしあたり岩手方面・・・。
と思うも、昼を過ぎてもなかなか距離を稼げず、県境へ向かえません。

最近場の牛野キャンプ場は溢れるほどに盛況で、来てみて確かめるまでもないですね^^
更に宮城の仙北エリアのキャンプ場を覗くが、今日はどこも満杯。

もうここしかあるまい、今日はここで落ち着こうとやってきました、登米町のキャンプ場。
登米市登米町・・・とめし とよままち、と読みます。
面白いですね、市と町では読み方が変化するんです。

ちなみに同じ登米市の中田町は、かの漫画家の大巨匠である故・石ノ森章太郎先生の生誕の地でもあります。



で、期待の本日の終着地としたかったこのキャンプ場、町からは山中へ延々と上がってくるのですが・・・
着いてみると、オートサイトもフリーサイト部分もテントで大いに賑わっており、仮になんとか入れても窮屈さを予感させられます。

う〜〜む!今日はうまくいかない。
滅多に向かうことのないエリアにチャレンジしたのが敗因だ。

今夜の寝床が決まらず、軽い難民状態だ。
ここからどこに向かったらよいのか・・・。

     

登米を過ぎて次の目的地を決められず、糸が切れた凧のようにフラフラしていつしか南三陸へ入り海沿いをドライブしている。
震災から6年、復興の道は長い。

震災前の三陸沿岸のドライブルートの風景は、もちろん脳裏にある。
その後も何度かドライブしたが、本当に全く風景が変わってしまった。



さて、南三陸に入り南下するか、北上するかが問題になる。
南下すれば神割崎のキャンプ場、北上すれば御崎野営場か・・・。

結局、特に決め手は無いのですが御崎野営場へ向かうことにする。
宮城の最北東部の町、気仙沼市唐桑町の岬にある野営場です。

う〜む、コレはまた懐かしい・・・。

10数年前頃に3度程泊まったことのあるキャンプ場だ。
初回の時には、カラスに食パンを袋ごと持ってかれた記憶だけがある(凹



うわー、もう夕日だよ。
遠いなぁ・・・同じ宮城県なのになぁ・・・(笑
ここがダメだったら今日の野営地はもう無いかもしれんなぁ・・・

まぁ、その時はその時、なんとでもなるわな。
と思いつつ、いよいよ御崎野営場に着。

一組のファミリーが居らしたのみで、場所はある。
なんとか今夜はここで寝られそうである。

管理棟に張ってある管理人さんへの連絡先へTELを入れる。
ほどなく、管理人さんが来て場内の利用説明、受付をしてもらう。
pm5時を過ぎてしまい、申し訳なかった。

   

なんとかまだ明るいうちでよかった。
車は速やかに津波体験館のある駐車場に置くように言われており、必要な道具のみ下ろす。
蚊にまとわりつかれてややツライが、もう日が暮れるので急ぐ。

施設は炊事棟・トイレが上下にあり2棟。
シャワー施設もあって無料で使用可、本来20時までなのだが管理人さんが翌朝止めるということで夜も使えるようだ。



車を遠い駐車場に置いて落ち着く頃には、日が暮れていました。



間髪を入れず、持参の薪で焚火。
やっとソレらしくなってきた・・・。

思えば・・・
今日は・・・近場に早く着いてサクッと、らく〜に、マッタ〜リと過ごすつもりで出て来たのでした。
それがあちこちをフラフラして、ここに流れ着きました^^



水銀灯が明るく、狭い場内を照らす。
海岸沿いの場所で波音が響く。



備え付けのテーブルがありがたい。
さしあたり、焚火缶で飯を炊きだいぶ遅い夕餉。

     

夜露で湿気っぽいですなー。
こんな時の焚火は心強いね。

     

こうして落ち着いてみれば、いい野営場の雰囲気。
オレンジ色で大きく膨張していたさっきの月は、やがて晴れた夜空に上がってくるにしたがい、シャープな輝きになっていました。

それにしても、この野営場は波音の響きがイイ感じです。
いつの間にか夜も更けてきました。

寝ます。



翌、早朝。

左の通路の奥に民家がありその道になっている。
テント奥に見える杭のところが荷降ろしした場所。

     

サイト上部にあるトイレ兼炊事場で、コレは立派な設備。
キャンプファイヤー用の場所もある。



下側を見下ろしたところ。
車はずいぶん先の駐車場に置いてある。

     

左・トイレとシャワー室(男女別)、右・管理棟



管理棟脇にある下段側の炊事棟。
小さな野営場ながら、設備は満載と言える。
どの設備もよく保守されているように思います。



朝露でびっしょり濡れてます。
すぐには乾きそうもないですね。

さて、撤収。



鑑札を管理棟へ戻して終了。
10数年ぶりの御崎野営場でした・・・。

野営場を発って、お隣の景勝地を巡る。
巨釜(おおがま)に行く。




折石
震災でダメージを受けたと言うことですが、健在です。

さて、今回の野営は出がけの時には待ったく予期しない展開で、まさか気仙沼に辿り着こうとは思ってませんでしたね。
これも気の向くままの良さなのかもしれません^^

しかし、宮城県も広い、気仙沼って遠いな〜〜(笑
・・・帰宅がかなり遠く感じました(笑




END





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