石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2018年 6月
住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料
野営旅・・・に出たいです。
勝手気ままに東西へ、そして南北へと舵をとり時間も距離も気にせず・・・の旅(らしき、だけれども)に出たいんですよ(笑
でも現実問題は、そういうふうに自由にはなるはずもなく、常に悶々としているんでありますね^^
そんな週末の、いつもの野営・・・
今回は岩手方面へと向かうことにしました。
岩手にもイイ野営地、好きな野営地が多いんだなぁ。
新緑の白樺林に囲まれた岩洞湖の広場も大いに魅力的、そこには先月のGWに向かったが営業開始日の前でミスった。
他にも大好きなヒッソリの笠詰野営場、松川温泉の野営場やら・・・岩手の野営地も諸々(もろもろ)あって、気が漫(そぞ)ろになってしまう。
そこに新緑時期だとか、紅葉時期など季節の要素が加わって更に情景や雰囲気の深みを増す。
ともあれ・・・
今日の野営をどうするか・・・だ。
古川、築館、金成と過ぎ、岩手へと県境を越える。
高速を使っていないので、いつもながら移動には結構な時間がかかる・・・
ちゃんと行動計画をしていればいいはずだが、なにせ思い付きでの移動ゆえこうして時間ばかり掛かる。
岩手・一関(いちのせき)に届いたところで思案する。
いまはもう昼を過ぎて、午後となっている。
この辺りで野営地を見よう・・・何件かある。
平泉から西に分岐し奥に行ったところの温泉地に真湯野営場もあるが、その手前の一関でまずどこかへ寄ってみよう。
ただ幹線道路を移動するだけではつまらないもので・・・。
思いついたのは、一関から東へ逸れて川崎町。
そこにイイ場所がある・・・。
石蔵山だ。
岩ノ下地区から分岐して山に上って行く。
細くてクネクネした道、舗装しているのが唯一の幸い。
自分の軽自動車一台が進むのにちょうどくらいの狭い道幅で、対向車が来たらすれ違いはかなりキツイ。
ここへはワンボックス車やRV車など大型車では来ないほうがいい。
上り詰めた後、頂点から広場が見下ろせる場所へ来た・・・懐かしい、4年ぶりの訪問だ。
とても綺麗な芝生広場。
この野営地を最初にこのWEBで紹介したのは2005年で、既に13年前のことになってしまった。
その初回のレポはもうデータが消失してしまったのですが、記憶は鮮明です。
最初に野営に訪問した時は、状況の素晴らしさに鳥肌が立った思いがあります^^)。
直近で野営したのは2014年だったようで、これまた、もうすでに4年前のことになってしまった。
決して忘れていたワケではないですが、お久しぶり!って感じの訪問です。
芝生も草刈りされて歩きやすく、非常に状況が好いです・・・。
う〜〜む!!どうしよう?・・・
いいよなぁ、この状況は。
視察のつもりでの立ち寄りでしたけれど、今日はもうここで決めよう!
今回もまた、あの見事な白樺林の岩洞湖は遠くなってしまった・・・行きたかったけどなぁ!!
あぁ、今日は暑いです・・・。
汗を吹き出しながらの作業。
西側の日差しがあったので、日除けを張ります。
そうこうするうち、やや曇りはじめてきたので日差しが和らぎ助かります。
山の上ながら今日は暑いです・・・風が欲しい。
広場内にトイレ、かまど付き水場、更には簡易な遊具もあるので子連れファミリーでのキャンプでも安心だろうと思う。
昔ミニととが小さい頃に来た野営の時も、この遊具で遊んで野営したっけな^^
あー懐かしいね。(笑
大屋根はステージと言うことだそう・・・
ここでのキャンプ店開きはNGですよ。
以前、自分はこの野営地のことを「天空の野営地」と呼んだ。
程好い標高の山の上、一関市街を見下ろしその先の西側正面には栗駒の山々・・・そこに夕日が落ち、空を茜(あかね)色に染めていくのだ。
今日はそんな絶景に、また、会いたい。
この広場の名物・・・の岩。
全景・・・。
広々した芝生広場は清々しく気持ちが好いものです。
ただしこの広場には木陰がないので、夏など日差しの強い時期は人にも幕体にもキビシイ。
真夏の昼間には暑くて居られないかもしれません・・・。
いつものごとく、狼煙を上げて野営の寛ろぎの時間。
やがて日差しは無くなり、曇り模様。
先ほどまでの刺すような暑さは退いた・・・。
焚火に興じているうちに、来た時の日差しは完全になくなり、いつしか黒い雲に覆われていたのでした。
これ以上天気の崩れがないと良いな・・・せっかくの好い状況だったのに・・・。
印象的なこの岩を正面に見据えて寛いでます・・・。
今にも雨が降りそうながら、なんとか堪えている感じ・・・。
期待した夕焼けはハズレ・・・んー、残念。
7時頃、ようやく暗くなってきました。
夏至の時期、日が長くなった。
広場の端のほうから、市街地の灯が見え始めました。
夜がくる。
日が暮れて気温が下がり、今度は露が降り始めてます・・・
周囲が湿気っぽい。
露で湿気っぽいところに、焚火の火が嬉しい。
ふと見上げると雲の切れ間には月光。
しばらくこの状況を楽しんでますが、この後は濃霧となる。
時間はまだ早いが、頃合いなのでお開きとする。
小物を仕舞いタープを緩めて低く下げ、テントへ入り込んで寝る。
静かな夜だ。
晴天の朝・・・
幕体は濡れていましたが、徐々に乾いていくようです。
気持ちいい天気ですー。
今日も暑くなりそう。
やはり、日差しが暑い。
先にも言いましたが、この広場には木陰が一切ないので夏時期の日差しの強い時期には野営は無理かもしれませんネ。
日が暮れて寝るだけなら何とかなるやもしれませんが・・・。
やはり、印象的な、この野営地を象徴するような岩が、さわやかな空模様に映える。
(ところで、この岩には名前はあるのでしょうか?)
今回の石蔵山林間広場での野営は、とても好い状況です。
やはり、「天空の野営地」・・・。
空気も乾燥した感じで、幕体も乾燥撤収できるようです。
しばらく朝模様を味わってマッタリしてます。
おや?
お客さんかな・・・・?
ニホンカモシカちゃん!笑
しばし見つめ合い・・・コンチワ!
実はこの広場での野営で、カモシカに遭遇したのは今回で2度目です。
ニホンカモシカは特別天然記念物に指定されて、地域によっては絶滅危惧種ともなっています。
そんな希少なニホンカモシカに出会えるとは、なんと素晴らしき野営地なのでありましょうか!
参考に、こちらをご覧ください・・・出会った時の心得です。
せっかくの野営のニホンカモシカですから驚かさないように、ペットのワンちゃんなど連れてくるのは遠慮したほうが良いのかもしれませんね。
さて、頃合いです・・・
名残惜しいですが今回の野営を〆ましょう。
本当に好い野営でした・・・
また秋ごろ、今度は夕焼けが見られるのを願って再訪したいものです。
ところで、これまで自分は「石蔵山村民憩いの森」という名前で認識していたのですが・・・この石碑にもそうあるし。
がしかし、一関の公式サイトでも、ふもとの分岐看板にも「石蔵山林間広場」とある・・・。
この山周辺を一括すれば確かに森でありますが、この広場は林間とも言えない気がします・・・
まぁ、気持ちよく野営ができることでどちらでも問題ないのですがね^^
・・・やはり、「天空の野営地」と命名していたいです、自分的に。笑
石蔵山に来た時には、必ずこの熊野神社へお参りする。
広場へ行く手前にあって、その周囲はとても情緒がある一角です。
ぜひ、参拝されるのをオススメいたします。
熊野神社の隣には以前グラススキーもできたであろう草の斜面場がある。
周囲の草払いの作業中、ご苦労様です。
屋根付き休憩場、トイレ、水場がそれぞれ使用OKです。
緩々と車を下ろしていきました・・・。
帰路、ナビでは危険な道であるとアラーム表示(笑
なんでわざわざこんな道を?・・・汗
延々とどこまでも細く狭いクネクネの曲がり道・・・でも舗装路でよかった。笑
すれ違いはたった1台だけ、ふぅ、助かりました・・・
やがて本吉町へ抜け出て歌津、志津川へと三陸沿岸を南下して帰路を進む・・・
震災の復興の進む町を通りゆく。
震災以前には何度も通った三陸沿岸ルート・・・
様変わりする風景を車窓越しに感じながら、胸のなかで手を合わせて車を進める。
あの震災の爪痕はもう7年経っても・・・と思う。
三陸沿岸廻りでの帰路は遠かったなぁ・・・汗
END
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