田代高原キャンプ場(宮城県)
2018年 11月

住所:宮城県加美郡加美町宮崎字北
料金:無料

このキャンプ場は宮城県のキャンプ場の中でも、自分の中でいの一番にお気に入りの大事なキャンプ場のひとつなのであります。
前回来たのはひと月前の10月でした。
秋も深まって、情景も変わった頃合いだと思いますよ。



さて、このエリア周辺の野営場とすれば人気の牛野もありますが、なんと言っても船形山登山口の旗坂とかこの田代高原のキャンプ場が好いのです。
どちらも山のほうの奥地の様相がある場所。
旗坂だと更に奥まった感があるが、日中は登山客や林道を走るバイクなどで結構賑やかなエリアなのだ。
半面、日が暮れさえすれば結構ヒッソリした場所だとは思う・・・もう十年以上は旗坂で野営してない、今度行かなければ。



色麻町から加美町宮崎に進むと左手に薬莱山を望み、その先に進む。
予報では晴れであったのに、曇天でスッキリしない空模様です。



車のナビを使うと、旭小学校のところの分岐で陶芸の里方向へ案内するが、その先、湯ノ倉一番からの道路は林道の荒れ道で、小型の4WDでないとかなり厳しい。
それより寒風沢(さぶざわ)方面に向かって来て二ツ石ダムを経由するルートだと、全面舗装路面で苦労なく安全に辿ることができる。



ここがそのルートの分岐、集落エリア手前で右折して二ツ石ダム方向へ上がっていく。
ここからの先は、冬季は閉鎖の路となります。

そんなエリアなんです、ここは。



途中、ダムの先っちょの周辺。
紅葉の最後の情景でしょうかねぇ・・・なかなかいい紅葉が見られる。



ツンと尖っているのは宝森だと思うんですが・・・。
山と湖面と紅葉、この季節の風景ですね。



二ツ石ダムを過ぎてどんどん上っていく。



先の湯ノ倉一番からの林道と、鳴子への道、そして山形への分岐。
その十字路へ出る。
これを左折してすぐ。



場内へ入っていく。



秋枯れの情景、田代高原キャンプ場の風情です・・・イイね。
風に乗って、カラ松の針葉が雪のように降っている。



カラマツが黄金色に染まり輝く時期はもう過ぎたようで、すこし色がくすんでる。
来るのがチョッとばかり遅かったんでしょうかね。

    

それでも、前回来た時とは格段に季節感が変化していて、好い雰囲気です。



さて、手っ取り早く場所を決める。
広場前に空いた場所だ。

テーブル脇の焦げた跡が残念ですが、まぁ、ここにしよう。



手早く固定。
結構風が吹いているので、ドアは閉めて風が孕んで飛ばないよう注意せねばなりません。



インナーは無くても十分な快適さ。
って、これじゃ広すぎるわ・・・汗。
インフレータブルのエアマットも何個かあるものの、壊れてばかりなのでもう使ってないし、こんな銀マットでも充分に事足りる。



あぁ、森だよ・・・と、そんな風景。
見惚れる。

  

周囲の風景、情景に浸って・・・

     

一式落ち着きました^^
マッタリ・・・と過ごし始めます。

     

焚火だとお湯がすぐに沸くので使わないと勿体無いね。
明るいうちに夕餉・・・
これまた手っ取り早く、パスタを茹でてます・・・インスタントでこんなんでも充分なんです、独り野営だと。



夕刻を迎えつつあり・・・
ムードが出てくる。



日が暮れれば、もうやることもなく・・・夕餉もすぐに終わった。
焚火を前に、頻繁に変わる煙の向きを気にして過ごすのみ。

今夜は周囲の山・森の中から何かしらの動物の鳴き声がなにも聴こえてこないです。
日が暮れたこの時間ともなれば、脇の道路を行き来するような車両は無い。



焚火の炎も落ちてきているので、幕体に籠る。
寝酒を遣るうちに眠気が襲う・・・。

灯を落としたころには、雨が幕体を打つ音を聞いたのを覚えていました・・・^^



だいぶ明るくなって外に出る。
さほど寒さを感じなかったようで、心地良く寝てました・・・。



しかし幕体の外に出ると、ここは山の上・・・標高に従ってさすがに寒いものです。



薪は余るほど持ってきてあって、まずは朝一番の焚火。
昨晩は早く寝たこともあるし、とてもスッキリしていい気分であります。



せっかくの焚火あるし・・・珍しく朝食たべよかな。
昨晩、消費しなかった食材があって、これは買い過ぎだったんだな・・・無くとも間に合ってたね。

     

何の事ない、よくあるベーコン・エッグでございます^^)

いやね、先日、仕事で出向いた先の宿泊ホテルでの無料朝食にあったんです。
こんなに立派ではなかったですが、そこそこ美味かったので、野営でやろうと。
焚火があるとチョチョイですな。

     

なかなか旨いです、ホテル朝食を凌駕してるよん(笑
朝のメニューなんだろうけど、昨晩の酒のアテにしたかったんだよね・・・。



まったりーとイイ朝でございます、野営の朝。

  

改めて周囲を散策するに、やはり、この情景は好きなんであります。
「田代高原キャンプ場の情景を愛でる会」の初代会長になりたい気分です(冗)



まだ残っていた紅葉が見ることができた一角。
やはりこの季節、紅葉の時期は彩が嬉しい。



そして、この時期が終わると枯れた風景となる。
それはまた侘びて寂びた、まさに情景深まる世界であります。



さて、名残惜しくて仕方ないのですが、この辺で野営を〆ます。
いやー次週もまた来ようかなぁ・・・



カラマツの針葉の溜まりを掃除してから出立でした・・・^^



END





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