法体(ほったい)園地キャンプ場(秋田県)
2021年 9月

住所:秋田県由利本荘市百宅字奥山
料金:無料

岩手・一関の石蔵山の野営地を後にしているんです。
ヒンヤリと霧のかかった朝模様でした。



霧で視界悪し、細くて急坂の道は慎重に下りて行きます。

石蔵山を下りて大船渡線を渡り、車を停めてその先をどうするか検討。
さっきまでは気仙沼〜塩釜の辺りをゆっくりドライブしながら帰宅するつもりだったりしていた。

がしかしだ、気が変わって昨日の夕方に見れなかった栗駒山、そっち方面へドライブして大遠回りの帰宅・帰路にしようと思い直したのでした。



一関市街地を遠回りで避けた後にR342で栗駒山への道を走ると、山々の雄大な風景を楽しめて嬉しい。
ゆっくり走って来て標高も上がり、須川高原温泉の大駐車場に入って休憩。

周囲には硫黄の温泉臭が濃く、駐車場には大勢の観光客が居る。
まだ紅葉には早く周囲の山々に色付きは無いように思えますが、月日を思うともうチョッとすれば一斉に色付き始めるんだと思う。

それにしても、天気が良くて清々しくドライブも気持ちがいい・・・。
なんだか、このままの帰宅はもったいないかもなぁ。

さて、ここからR13へ出るべく県道282にて須川湖キャンプ場の脇を進みR398へ乗る。
そして、とことん山キャンプ場を通り過ぎて秋田・湯沢に出てR13へと下りて行く。

この後は山形方面へと南下するのですが、ここまで来てもまだ昼前の早い時間。
いつもの給油所に寄って満タンにすると、やはり、このまま素直に帰宅するのもつまらない気分になってしまう。



そうなると車の舵はR13からR108へ、宮城の自宅に帰るには更に遠くなる方向へと分岐して行く。
思い付きで、ここから百宅(ももやけ)の法体園地へ向かうことにしたのだ。



笹子まできたところで県道70へ分岐し、山道をアップ/ダウンしながら山越えして更に分岐、法体園地への取り付き道に入る。
その先は現在、鳥海ダムの建設工事が進むことで大型ダンプの行き来が多い。
大きな盛り土場だったりパイプの建物だったりで、現地へ行くまでの風景・状況が以前とは変わってしまっている。



順調に進み、法体園地へと到着。
見れば、やはり場内には何張もの多くのテントがあって凄く賑わっている。

ただ、このキャンプエリアも広いところなので、多くのテントがあっても干渉するような狭さは感じない。
せっかくここに立ち寄ったことでもあるし、場内の状況もまずまずなのでここに落ち着くことにします。

思い付きで来ているので持参の食料はほぼ無いのだが、酒があれば問題ない。

   

少し荷を運ぶことになるが、周囲が空いているところに決める。

   

芝生の状態はいいのですが、その下が砂利が固くてペグ刺しにやや苦労する。
手間をかけず、お決まりの配置をして早速の狼煙。

   

ひと息ついていると、マッタリする間もなくどうにも空模様が不安定。

   

通り雨の様に、何度か降ったり止んだりを繰り返して落ち着かない。
タープの内側に引っ込んで過ごすしかない。
こういう時に大型のタープは余裕があってイイ、風が弱くて吹き込まないのが助かる。

来たときの目論見とは違って雨が降ったり晴れたりでいまいち天気がスッキリしていませんが、そんな中でも能天気に秋田の地酒・高清水のワンカップを遣ってる。

   

幾度かの雨に濡れて狼煙の焚火も消えかかってしまった。



法体の滝のところ、赤い吊り橋は補修工事中ですが渡れる。
夕刻前ですが、多くの人が滝を見に来ている。

このところ、お座敷スタイルのダメ人間になってしまって・・・
腰を下ろして座ってしまうと地蔵のごとく動かず、歩いて直ぐの景勝地・法体の滝を観に行きもしないで居る(汗



座椅子に座って目の前には焚火、湧いた湯気・・・



見上げると雨上がりの空には飛行機(笑
音もなくスーッと飛んでる・・・

   

バッグを確認すると忘れていたチルドのギョーザがあった、貴重な食糧なので早速焼いてみる。
おおイイね〜、思った以上にイイ感じにパリッと焼けて酒のアテに・・・

   

そうこうするうちに夕刻となり、そして日が暮れた。



グッと涼しさが来てイイ感じ。
しばらく、こうしてまったり・・
焚火が治まるのを見ながら、小物類は整理する。

今夜はオープン・タープ下でそのままゴロリと、まるで野宿スタイル。
ほろ酔いで眠いし、もうガサマー建てるのが面倒くさいんだよね、というダメ人間。
テントを面倒に思うようになるとはなんたる堕落(凹、それもこれもお座敷スタイルが人間をダメに(以下略。

さ、寝よ〜。



野宿スタイルのゴロ寝、イイ感じで気持ち良く熟睡できてました。
夜明けの早々に目を覚ますと、結構冷えてましたねぇ。
ヒンヤリのおかげか蚊が飛んでいなかったようで快適無事でした、ほぼ無風なのも心地良かった。



つい先月初めごろは暑さと熱帯夜で辛かったのに、こうして冷えを感じるとあの暑さが懐かしくなるから不思議だ、決して恋しくはないけれど(笑。
もうだいぶ季節が替わってきている。



ザ・穴ぐらの野宿スタイル(笑・・・結構心地いい。
明るくなると同時に起床。
真冬でもこんな感じで野営するキャンパーも居るでしょうけど、その気持ちはよく分かる。



朝の散歩に名瀑を見に行きます。



展望台から観る法体の滝の全容です。

↓2019年に撮影した滝の動画もご覧ください




かつてあった”すえひろ”は解体され、跡地に休憩所が出来た。

   

炊事棟にトイレ棟
トイレは上段の駐車場側にもあって、設営の場所によって近い方を使えばいいね。

   

炊事棟とトイレとの間に大きな栃(トチ)の木があって、今時期ボロボロと落ちてきて結構アブナイ(笑
屋根に当たってボコン・バシンと聞こえてなっていたのはこれだった。
栃の実は食べられるまではアク抜きなどの手間が大変だと云うので、これだけあるのに残念ながら収集せず・・・。

さて、撤収を終わらせ車を出す。
帰るか・・・。



END




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