法体園地キャンプ場（秋田県）

法体（ほったい）園地キャンプ場（秋田県）
2022年 6月

6月になって、自分のいる東北南部地方も梅雨入りの直前です。

それにしても、そんな初夏のはずの時期にしてはやたらと寒い日ばかり続く。
先日行ってきた岩洞湖ピクニック広場での滞在も、場所柄もあるにせよ朝や晩は結構な冷え込みであった。

今の梅雨の時期にわりと天気状況が良いのが秋田、青森、岩手などの方面かと思います。
そうしたこともあって今回は秋田の鳥海山の麓のエリア、法体園地へと向かってみようと思う。

家を出るときは朝から雨、結構な強い雨の中を出立した。
天気予報では向かう先の方面は晴れ／曇りの予報で、それを信じて向かう。

　　　

Ｒ４８で山形へ峠越えする。
宮城県側はしっかりと雨模様、峠を過ぎて山形側は明るい曇り空。
奥羽山脈を境に天候が分れる。

　　　

Ｒ１３からＲ１０８に分岐、松ノ木峠を進み笹子に下りて道の駅・鳥海郷に来たところで県道７０号線へ分岐。
既に晴れ模様となっており、気持ちの良いドライブとなっています。
直根から分岐して山道を行くと百宅へと下りる。

来るたびに、鳥海ダムの建設工事が進んでいる、大型車両の往来も結構ある。
法体園地へ向かう手前付近、昔の山間の長閑な風景が今では工事関連での現場感が漂ってます。
この先、ダムが出来上がるにつれ法体園地へのアクセスはどのようになるのでしょう？

参考↓
日刊秋田建設工業新聞: 由利本荘市／法体園地再整備の基本計画策定へ（6月14日） (akks.co.jp)
水没予定エリア

個人的には大規模なレジャー施設化などせず、最小限の改修で十分でこのままの状況で保持してもらいたいなぁ、と思います。
検討の行方次第では、現・園地キャンプ場エリアは閉鎖され別場所に移転して新たに造成される可能性もある・・・

途中、鳥海山の秀麗な山容を望むスポットがあり、いつもここで一寸車を停めて眺めている。
初夏とは言えまだまだ雪を残していて、まだら模様を作っている。

順調に辿り来て本日の目的地、法体園地へ到着。

風が強く、樹々が大きく揺れている状況。

時期的に草が長く生い茂っている。
所々の草刈りはあるが、快適な場所は限られている。

さて、この強風は困ったなぁ、だいぶ煽られる状況でうまく幕体を設置できるだろうか・・・
幕体は2種類持参であるが、強風向きの低背タイプを持ってこなかったのに今更気が付く（笑

　　　

ほぼ、やっつけ仕事的に張る・・・意訳すると”やけくそ気味”とも言う。
ドピューッてな感じで風が強く、幕体をまともな形に作れないですが倒れないだけマシ。

　　　

何とか完成！
幕体中に入ると風の吹き込みも無く暖かい、結構心地良いね（笑

　　　

相変わらず脇には、綺麗な清流が流れていて川底が鮮明に見える。
この渓流は、上流からの下玉田川へ赤沢川（上玉田川）が法体の滝にて落ちて合わさり子吉川となって下りてゆく。

そんな情景を眺めながら、ここにくるといつものやつ・・・矢島の地酒・天寿をやる。
天寿は個人的に好きな部類の味わいだ、こういう普通なのがイイ。

焚火場は整えたけれど、もうすこし風が弱まってから点火しよう。

風は強いが、風はまだ暖かい。
滝を見に行く。

赤い吊り橋が映える・・・。

名勝・法体（ほったい）の滝

この滝の上の方から見たのがこちら・・・↓
2019年5月です。

川の流れが落ちるところを覗くと、かな～～り怖いよ。

この岩場に来て興味半分でふざけたりすると、取り返し付かないことに・・・
小さなお子さんや大事なペットなど、安易に連れて上がって来ないほうが無難です。

　　　

空は青空、豪快な滝の音、濃い樹々の緑、サラサラとした清流の音・・・

　　　

青空にはジェット旅客機が飛んでいて、音も無くスゥーッと動いていくのが見える。

滝の正面のほうは轟音ですが、少し離れてテント側に来れば程好い水音の心地良さです。
水音に囲まれて過ごすと言うのは、非常に癒され感があってイイものですね。

　　　

風は治まってはいないけれど、多少弱まりつつあるので点火。
ようやく本日の狼煙上げであります。

　　　

まだ明るいうちに夕餉の炊飯。
今が旬の採りたてのソラ豆を貰っていて、それを持参していたので一緒に炊き込む、味付けは塩。

そうこうするうちに日が暮れます。
心配だった強風は、幸いにも治まってきました。

イイ感じになりました・・・

風は止んで焚火がしやすくなって愉しめます。

　　　

日が暮れて明るい月が上がってきました。
天上には上がらず、低い高さで山に沿って横に動いて行く。

周囲は月明かりで、ほのかに明るい。

焚火も終盤・・・
これが治まってきたら終わりにしましょう。

周囲は渓流の水音・・・
あぁ、善い晩ですね。

翌朝です・・・

好天で気持ちの良い朝模様。

　　　

炊事棟にトイレ棟は従来通りで問題なし。
綺麗に利用しましょうね。

散歩で法体の滝を見に行きます。

　　　

赤い吊り橋を渡り、振り返った図。
吊り橋は少し揺れる。

前述した滝の上部の方は、以前の大雨などの影響もあって危険な状態。

遊歩道を上がったところにある展望所から、優美な滝を望む。

この周囲の風景は、秋の紅葉時期にもなると更に素晴らしい情景となります。
今は初夏の頃、樹々の緑の濃さが印象的です。

法体園地での野営キャンプでした・・・
昨日に来たときは強風で幕体を出すのも躊躇した所ですが、それもうまく治まりとても居心地の良い時間を過ごせました。

そして「日本の滝１００選」に名を連ねる、この法体の滝・・・
豪快でかつ優美なこの名瀑、その景勝地にキャンプできる素晴らしさを讃えたいものです。

さて、少し早い撤収をしてしまいましたが、6月と思えないほどの昨晩と今朝の寒さも天気が良くなり暖かさが増してきてます。
本日も適宜ドライブして野営地に行こうと思います・・・

つづく

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