| 公民活動報告(社会科部会報第95号より、2025年10月22日発行) |
| 公民分科会は、大きな転換点を迎えました。これまで公民分科会を支えてくださっていた諸先生方、ありがとうございました。これからも少しでも多くの先生方とつながり、学び合う場となるよう、情報を発信してまいりたいと思います。 では、何を発信していこうかということになりますが、本部役員会でいただいたアイディアをもとに、公民分科会では、日々の実践報告の場としてこのページを使用させていただきます。 明日の授業をどうしようかと、遅くまで残っているのは社会科の皆さんだったりしないでしょうか。そんな皆さんとの交流の機会が少しでも広がらないか、との思いです。 今回は神奈川県立川和高校の中井先生の授業を紹介させていただきます。社会科部会長の藤元先生のご推薦をいただき、ご紹介させていただいます。ご快諾いただいた中井先生、心より感謝申し上げます。 授業実践紹介 授業者 中井麻莉佳教諭(県立川和高校) 2年生「公共」 本時の授業:大項目「A 公共の扉」「(3)公共的な空間における基本的原理」 川和高校は学力向上進学重点校で公共は2年に設置されており、共通テストで使用する生徒もいます。どの授業でもぺアワークやグループワークが活用され、生徒の主体性を引き出す展開が準備されていますが、中井教諭の授業はグループワークをさらに「深い学び」に繋げていきます。 最初に公平と平等について復習をしていきます。公平と平等についてペアワークで議論させた後、数名の生徒を指名して「どうすれば公平になるのか」意見を述べさせました。踏み台の高さを変えるアイディアを出す生徒もいれば、壁自体を無くそうと答える生徒もいます。いくつかの思想を説明したのちに本日の本題である「あってよい違い」と「あっては危険な違い」についてゲームをするのでグループを作るように指示します。40名のクラスなのでおよそ8グループ程度、4人から5人のグループが作られました。そこに「ちがいのちがいカード」が配られます。以下の資料は『人権学習ワークシート集一人権教育実践のために第16集(小・中学校編)一』(神奈川県教育委員会、令和2年3月)のP10にあるテーマ「2 女性の人権/男女共同参画」の「ちがいのちがい!」を参照し、中井先生が授業用に改良したものです。 ※Iはあえて誤った情報をカードに記入している。 カードはグループごとに一束、裏にして配られます。グループメンバーはカードをシャッフルしたのちにメンバーが一人1枚ずつ手に取って読み上げます。 読み上げた生徒はこれが「あっていい違い」か、「あっては危険な違い」か、自分の意見を述べます。グループ員全員が読み上げ者の意見に賛成すればそのカードは読み上げた生徒が獲得します。もし意見が割れた場合は読み上げた生徒は獲得することができないルールです。生徒はお互いに議論しながらゲームを進めていました。 次号に向けては、まだ白紙状態にあります。是非、シリーズ化していきたいと思いますので、ご協力いただける先生は、ご連絡いただけましたら幸いです。機会をいただけましたら、授業見学にお伺いさせていただきます。 (横浜市立桜丘高校 山口満) ![]() ![]() |