あだたら高原野営場（福島県）
2013年　3月

住所：福島県二本松市上葉木坂3-2
料金：無料

3月、いまだ冬模様の東北地方だ。
猪苗代湖に行こうと思っていました・・・この週末は。

出掛けはとてもいい青空なのだ、自宅を出るときは。
いい感じでの出立であったのだ・・・このときは。



猪苗代湖だから、福島県です。

行く道すがら、同行のミニととを適当なスキー場でスキーを楽しませて、目的地に向かい出したのはもう午後の2時を回っていたんです。

この頃には出がけの好天模様は変わって吹雪模様に悪化したのだった。



吹雪で視界が利かない・・・この恐怖を知っていますか？
いつ事故があっても不思議ではない思い・・・

ほら！案の定、目の前で事故った！！
2台前のトレーラーが横倒しになってしまったのだ・・・。



約30分ほど停滞し、除雪車を利用しての作業で片側通行が利くようになった。

吹雪は本当に怖いと思う。
目の前がまったく見えなくなるのだ。
このときも路面が見えているわけでなく、周囲の風景や瞬間的には「勘」で進んでいるに過ぎないという、まったく危険な状況でした・・・。

そんな思いで到着した猪苗代湖・・・
湖畔はどこも車を駐車できる余裕が無い状態で・・・

期待の秋山浜・・・駐車場が雪で埋まっていて車が置けない。
困った・・・雪掻きのためのスコップを忘れていたのだ。

しかたない・・・ココでの野営は諦めねばならない。
ではどこを野営の寝所にしようか・・・。



今日辿った道を戻って二本松だ。
結局「あだたら野営場」ということになる。

前回きたときに比べだいぶ雪が減った。



松の木の下にサクリと張る。
この日は風が強く懸念したのですが、この場所は風が弱くて好条件。

今日の寝所が決まり、余裕が出る。

　　　　　

不思議にこの場所は風が当たらなくて落ち着いていられる。

さて、居どころが決まれば、まずは身を清めてこよう。



いつもの・・・
岳温泉の共同湯だ。



ここの湯がまた好いんです。
熱めの湯・・・コレが最高。



今日のホワイトアウト状態の吹雪ドライブの怖さを懐かしみながら、この場所に落ち着けた安堵感が充実する。
温泉上がりの心地良さもひとしおなのだ。

今日はこの野営場には自分達以外には誰も来ず、貸切だ。

　　　　　　

テントに篭ってマッタリとする。
この幕の中が・・・この時期嬉しいのです。

どんな宴席よりも美味いのは、この野営で嗜む一献にほかならない。
好きな酒を好きな器で好きなペースで嗜む。

美味い・・・。
時折強く風に煽られつつ、幕体の中では安穏としているのです・・・。

　　　　　

吹雪ドライブの辛さと、温泉での安堵感とで疲れたかな・・・



早い時間ながら、二人して眠気がきて寝袋へ潜るとそのまま寝入ってしまった。

　　　　　

翌朝はとても静かな朝となっていました。
相変わらず、誰も居ない場内です。



誰も居ない「あだたら野営場」・・・普段の状況と違って魅力があります。
その魅力をたっぷり楽しみました。

頃合で撤収・・・サクリで数十分。



撤収後に温泉へ向かう。
本格、白濁の硫黄の湯の温泉。

温泉と名乗るからには、こうしてはっきりと特徴を表してほしいもの。
ここは好い温泉湯だ。

　　　　　

湯上り・・・

吹雪いているが、それがまた心地よくてたまらない。
周囲は温泉臭が漂っていて素晴らしい。

帰路は飯坂温泉で温泉たまごを求めて〆る。





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