古竜湖・山村広場(山形県)
2013年 5月
山形県山形市蔵王山田字羽竜
料金:無料
GW連休も終わった。
先の連休での野営旅の興奮もまだ落ち着かないさなかですが、またすぐ週末が訪れた。
が、天気が悪いんです・・・
先の連休での旅もほとんどが雨に強風だった・・・
ただ、どの野営場に居る時は穏やかで過ごしやすかったのは幸いだった。
ともあれ、こんな天気だと判っていても、なおも野営へと向かうのがYaeiBitoたる信条だ(笑
さて・・・
どこの方面も今日は雨模様なのだった。
時間的な関係で、山形の野営地を目指して出かけたのではありますが、峠を越える頃には本式の風雨模様となってしまったのでした。
さすがに、幕体を設える時点で大濡れになるのは、心情的に萎えるものだね・・・。
ということで、あっさり進路変更(笑
こんなときこそ、普段利用しない場所を活用しようと思う。
大屋根の下なら、ひょっとしたら風雨も多少は凌げるであろう、との計算だ。
山形市の蔵王の近く、古竜湖キャンプ場のとなりにある「山村広場」の展望施設の一角だ。
広い草地広場と、後ろには桜の林とがある。
大抵は先の「古竜湖キャンプ場」に出入りするときにこの場所を通るわけで、そこにテントが目に入るものだからテン場なんだと口コミ(ブログなど)で広がるわけだ。
周囲は雨、霧に煙っていて視界が利かない。
まずまずの状況。
大屋根ではあるが、場所によっては雨が吹き込む。
例によってこんな天気だからこそ誰も居ようが無いはずで、自分の貸切だ。
雨の吹き込みの無い都合の良い場所に落ち着くことができる。
もう夕方だ。
天幕を広げるのは後回しにして、燗の準備^^)
山形の地酒・出羽桜。
今日の盃は、桜の模様があしらわれた青磁盃。
風流だね。
名残の桜・・・これも一つの花見酒と言えようか。
出羽桜、盃の桜、野営地の桜・・・やえいの桜・・・八重の桜(は大河ドラマだっ)・・・凹凹
駄洒落はやめようね・・・
周囲は真っ白・・・
幻想的だ。
今日は無音の燃焼器具・アルコールストーブを使って、燗をつける。
水が沸くまで時間が掛かるものの、じっくり加温されるのは燗酒つくりには適している。
トプン・・・と銚子が風呂に入って肩まで浸かるようで(笑
この時期はかつおだろう・・・と買ってはみた。
山形でかつおはミスマッチだったか・・・
やはり太平洋側で求めるべき・・・か?
さて・・・燗はいい頃合だろう。
う〜〜ん??
この出羽桜・・・燗にしても味が広がらないね。
温度はぴったしの燗具合だったが・・・。
なんだろ?
そんな具合で・・・
うまい具合に風が退いたので、狙い通り屋根下は好い独宴の場となった。
ひとごこちがついて、一番簡単に広がる幕体を建てる。
しっかし、まぁ〜なんだろね?
この野営というにはミスマッチ過ぎるこのシチュエーションは。
日が暮れ始めて、かろうじてわずかに山形市街の夜景が灯る。
相変わらず、今日の出羽桜はイマイチの味、辛口とあるが旨味のなく味がないのと辛口の味わいは違うものだ。
善い酒蔵の酒は、たとえ廉価品のものでもちゃんと原酒の味の系譜を感じさせる面影があるはずだが、この一本はそれが無い。
アルコールも、もっと値段が安ければいいと思うが、器具の使い勝手とも合わせて考えると、どうだろうか・・・。
ともあれ、今夜はこのシステムが大変活躍している。
なかなか善いものだと思う。
先日の野営旅でのボトル、まだ飲みきれないほど残っている。
グラスを傾けて、その野営旅で巡った秋田〜青森の日本海ルートの情景を思い出し、浸る。
依然として車一台通ることなく煩わしくない。
そんな静かな一夜となったのが、大変うれしい・・・。
さて、寝るか・・・また強い雨になってきた。
起床はam6時。
スッキリとは晴れないまでも、好天となる予感の朝模様だ。
ラジオを聴きながら・・・湯を沸かしてお茶でも淹れて啜る。
今日は、多少はあたたかくなりそうだ。
しばらくして、いつもの管理人の巡回で世間話する。
ついでに利用受付を済ます。
am10時を過ぎた・・・。
野営・・・とは言えないが、そろそろ〆る。
こういう大屋根は、雨模様での緊急避難的な野営代替地として使い勝手がいい。
もちろん、天気がよければ夕日と街の夜景が見事だ。
END
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