北侍浜野営キャンプ場(岩手県)
2013年 8月
岩手県久慈市侍浜町向町
¥200/大人、¥100/子供
8月、お盆の夏休みです・・・
それにしても、今年の夏は大雨被害が各地で起こり大変なものだ。
実際この前日は北秋田や田沢湖方面で集中豪雨に見舞われて、災害となってしまったのでした。
実は漠然とその方面行きを考えていたものの、やはりそんな状況を聞くと行く先も自然と避けてしまうものです。
大雑把に、東北を北上するルートは3つと考える。
その一、東日本の東北の真ん中・・・田沢湖をかすめてR105で北秋田、青森・弘前へ北上だ。
その二は、日本海ルート・・・宮城を出て山形を横断にて日本海へ出る。
そのままR7で北上し、秋田・象潟〜青森・深浦へと上がるルート。
そして三つ目、太平洋ルート・・・R45へ乗り宮城・気仙沼、岩手の北三陸へと上るルートだ。
今回はこの三つ目のルートに乗った。
県境を越えて岩手・陸前高田市へ入る。
奇跡の一本松は観光スポットとなっていた。
周囲の復興工事現場のなかに歩道が敷かれている。
かつての見事な高田松原の風景を知っているし、何度かここにあった運動公園内のキャンプ場を見てもいる。
震災からもう2年以上を経たが、この情景には無念さしかでてこない・・・。
災害の大きさと人命の尊さを忘れないためにも、こうして実際に見ておくべきではないか?と思います。
今、ニミととに見せておきたくて、ここに立ち寄った。
本来、この南〜北三陸沿岸のドライブは風光明媚な道行となるはずだが、やはりどうしてもしょっぱい気持ちになってしまう。
かつて見ていた海岸沿いの海水浴場の何箇所は松林が消失し、ことごとく防波堤などに変わってしまっていた。
やがて野田村、玉川野営場へ来た。
ここは震災の前後でも視察しているが、幸いに震災の影響はなく昔の状況を保持している。
三陸鉄道の線路下をくぐるが、これがまた狭い。
相変わらず緑のカーペットが綺麗だ。
3組ほどキャンプ支度をしている様相・・・。
道すがら、今日の行き先はここでもイイか、と思ってきたが木陰も少なく日差しが強く暑い。
それに落ち着くには時間もまだ早い。
さて・・・そのままもっと北上。
こうなると、都合のいいのは北侍浜野営場となります。
夕方、日が傾いて良い頃合に到着。
野営場は大いに混んでおり、テントが密集していた。
最奥まで入ると、ぽっかり空いている場所があった。
しかし、そこの3基ほどは予約の紙が貼ってあったのでした。
よく見ればその反対側の林側のほうは予約ではなく、うまく空いていた。
助かった、これで今日はココに落ち着ける。
板張りはやや老朽化が否めないが、まぁ許せる範囲。
松林と海水プールがここの名物だ。
潮の香りがする。
静かな海を見下ろす感じで、とても良いロケーションだね。
となりにテントを設え、一式の作業は完了。
まだ少し蒸し暑いのだけれど、夜になれば涼しくなると思う。
場内のあちこちから歓声が響き、賑わいを感じます。
真夏のキャンプ場の風情が漂ってますね。
やはり夜はめっきり涼しくて、とても心地良く寝れた。
早朝もヒンヤリとして気持ちが良い。
さて、日が上がって暑くなる前に出立の準備に入る。
今回は湿気もなく、なかなか居心地いい感じでした。
END
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