奥森吉野外活動基地親子キャンプ場(秋田県)
2017年 9月

住所:秋田県北秋田市森吉森吉山麓高原1
公式web情報
料金:無料

昨夜泊まった鵜養の野営スポットに満足し後ろ髪を引かれながらも・・・
せっかく遠出できているので場所を変えて他の野営スポットも巡りたいのです。

所謂、貧乏性・・・的な?笑
そんな欲張りゴコロがもたげていました。



鵜養からR13へ下りてR46出る。
角館でR105へ分岐して北上する。

懐かしく、そして野営旅では通い慣れたR105である。

阿仁比立内で分岐してカラミナイを覗く。
道路は通じており、キャンプ場へは問題なく通行可能。

からみないキャンプ場には2009年以来もう何年も幕営していない。
釣り人の間では知られたキャンプ場だと思われます。

その後、R105へ戻り更に北上。
桂瀬まで行ったところで分岐、仙戸石沢へ向かっていく。

竜ヶ森キャンプ場を覗きに行くのです。
そこの都合が良ければ、今日の野営地に決めてもいいでしょう。



だいぶ手前に立て看板。
おやー?! キャンプ場手前の橋が工事??

良く見ると、今日からではなく数日後からの通行止めだ。
ここまで来たのだから、と砂利道の林道を進んでいく。



この先は轍があって結構道が荒れる。
自分のオンボロ華奢な軽自動車がかわいそうになる道だ・・・。



桂瀬の分岐からはかなり遠い山奥にあるキャンプ場です。
ここに通った頃は、延々と林道を辿ってきてこの入口から見る情景がなんとも言えないものがあった。

   

好い状況だ・・・



トイレ棟は施錠されているが、ドラゴンハウスは綺麗に保たれており解放されている。

この状況を見分するに、5年ぶりに泊まろうかとマジに悩む・・・。



トイレが使えないこともありの、手前の橋の工事も始まるしの・・・直観的胸騒ぎがするので今回はパス。
楽しみは来年へと持ち越す。
工事の手が入るなどということは、キャンプ場の整備も良くなるかもしれないと少しだけ期待する。(それは無いか、笑)



さて、もうpm2時を回っている。

幹線のR105へ戻るが、コレもまた遠く感じる。
やはりここは相当な奥地なのだ。



阿仁前田まで戻って、駅舎にある温泉で有名なクウィンス森吉で入浴する。

ここから分岐して、今日の野営地に向かう。
親子キャンプ場です・・・。
2011年以来の野営での訪問、ここも鵜養と同じく6年ぶりだ。

この親子キャンプ場への道のりも、これまた遠いのです。

    

道はクネクネして坂道ですが、舗装路で問題なく辿り着ける。
青少年野外活動センターに立ち寄り、受付する。

キャンプ場はそこからさらに数百mほど奥のほうに離れる。

   

場内はかなり広く、適当な場所に決めれば良い。
オートキャンプ場形式なのですが、車の駐車スペースだけ指定されていて張る場所は周囲のどこでも良く自由なのである。

広々としてとても開放感がある。
場内は自然の地形により平たんではなく大きくうねっており、どこにいてもそれなりに斜面となる。



広く空いた場所を見つけて、早速張る。

    

久しぶりの親子キャンプ場、ここは広いので仮に頻繁に利用するにしても、そのたびに場所を変えれば新鮮に感じるのではないかな・・・。



まったり・・・落ち着きました。
好いですねぇー。



オートキャンプ場形式に見合うように、サニタリー棟もまた立派なものです。

    

手前の屋根下に水場、飲用可。
この標高にある施設で飲用水を得られるのは凄い、しかも無料ですよ。



トイレ内の手洗い場もキレイ。
こういった立派な施設が2ヵ所あって利用できる。

綺麗で広々したキャンプサイト、立派で快適なサニタリー施設。
これらが県内外者の区別なく、全くの無料で利用ができる・・・
このキャンプ場の管理運営はNPO法人に委託されていて、利用者にはアンケート用紙を渡すなど、お役所的ではなく利用者の声を聞く体制に好感が持てます。

ロケーションも管理運営も、まったく素晴らしい限りです。
秋田のキャンパーは幸せですね・・・こんな素晴らしい自慢できるキャンプ場を持っていて。



山辺に夕日が沈んだ。
夜はこのまま晴れていてほしい。

気になる冷え込みはそれほどではなく、夕露も煩わしいほどではなかった。



夕暮れ時だ。

久々、数年ぶりの親子キャンプ場・・・6年ぶりの訪問で感慨深い。
一番最初に来たのは2005年のことでした・・・以来、12年。



風があちこちに動くので、煙の流れる方向が定まらない・・・それで焚火台があちこちに動く(笑。

     

相変わらずのスダチ・・・。
ミスマッチのようでいて、意外に風味のアクセントが付いてイイ感じなんですね^^



お湯はいつでも沸いている。
お茶でもコーヒーでもカップラーメンでも、お湯が欲しければすぐに使える。

この火が落ちたところで、小物をかたずけて寝ます・・・。



いつもの早い時間に目が覚める。
静かな朝模様を感じながら、次第に明るくなる様をテントの中で過ごしている。



空模様は・・・う〜ん、微妙だなぁ。

トイレと洗顔を済ませて、早めの朝食にするか・・・
まずは湯を・・・昨晩だったらいくらでもあったのになぁ(凹



と、そんなことを思いながら向こうを見れば、黒い雲が・・・雷鳴も響く。
これは大いにまずいね。
朝食などやってるどころではないね、速攻で撤収せねば。



テントを撤収しているさなかに雨になってしまった・・・。
タープはずぶ濡れで仕舞う。

車に入ったところで更にザッと降る。
好天のところに向かってきたはずが、最後には幕体がずぶ濡れにして持ち帰るというオチである。



青少年野外活動センター。
撤収を終えると小雨になるという・・・あるある、なぁーんだ。

なんて思いつつ下りていくと・・・



強い雨に、周囲も暗い。
閃光のあと轟く雷鳴・・・。



ふもとに下りるも、さらに状況は悪化・・・
豪雨、雷、霧・・・
道路は川のようでまともに走れず、非常に怖い。

西木村を過ぎ、角館あたりに下りたところでようやく小雨模様となり安堵。
山形に入ると晴れ、宮城も晴れ・・・森吉の豪雨の恐怖は全くの別世界のようでした。

それにつけても、もし、あのまま竜ヶ森で野営していたらこうして脱出できていたろうか・・・。
キャンプ場脇の川、そこから出ても桂瀬でR105へ渡るための橋がある幅の広い阿仁川も水位が上がると怖い。
やはり、昨日のあの時の直観的な胸騒ぎが当たっていたのですね・・・。




END





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