田代高原キャンプ場(宮城県)
2017年 9月
住所:宮城県加美郡加美町宮崎字北
料金:無料
今回レポの宮城・田代高原キャンプ場は、私が以前によく来ていた野営スポットで、宮城の野営スポットの中では指折りの好きな野営場です。
有名キャンプ場の牛野キャンプ場から北西のほうに車で約3、40分離れる。
かなりの山奥にあるひっそりした、町営のキャンプ場です。
このキャンプ場の前回の利用は2011年と、これまた6年も前のことでした。
今週末も幸いに野営へ出ることができる。
今回の田代高原キャンプ場は当初の目的地ではなく、天気のよさそうな山形側での野営を想定していました。
なので、ここ数週間で何度も同じようなルートで宮城から山形へと県境を越えてドライブしている。
山形に入り昼過ぎ、思い付きで野営地候補に行く。
最上の白川渓流公園です。
天気も上々、芋煮客もおらず静か。
木製ベースもあるが、空いた地面でも張れる。
既に、車を置ける場所の前側ベースに、先客の一張りがあった。
さっきキャンプ場手前の道ですれ違った車だろうか、ソレっぽかった。
さぁ、どうだろうか・・・今日はここにする?
設備も整っていて問題なく野営はできそうですが、サイト脇の水浸しや堤下のロケーション・・・
一応候補にしておいて他をあたりましょう。
では、と幹線道路に下りて付近のおらだの川公園のキャンプ場を覗く。
ここには反対に多くのキャンパーが居て賑わっていた。
奥のほうに幕を張る場所はあるが、今回は野営情景に耽るにはいま一つ気が乗りません。
やはりここも後にする・・・。
pm3時を回った・・・。
今日は落ち着く先に苦慮している。
先の白川渓流公園へ戻るべきか・・・天気は宮城よりは安定していそうだしね。
がしかし、意を決しないままズルズルと迷走・・・。
いつしかR47から分岐してR347へ乗り、鍋越峠を越えて宮城へ戻る、なんてこった(凹
途中のダム湖にある公園を覗く・・・。
ひっそりして、まさに野営におあつらえ向き。
トイレも無問題。
ですが・・・昨日までの雨で水を含んだ芝地がグショグショで足元が気持ち良くない、落ち着ける状況にあらず。
ここも今日はダメだね。
さてさて、もう日が暮れてしまう。
残る候補は牛野キャンプ場か、田代高原キャンプ場くらい・・・。
最終候補は牛野で寝ることと決めて、その前に田代高原はどうだろうかと上っていく。
幹線路からは結構遠い。
かなりの山奥だ。
先の山形の赤倉からだったら林道でくれば近かったな・・・。
うむ、ここは想定した通りにイイ感じだな〜〜、以前からお気に入りの場所だったもんな、そう思えるのも道理です。
なんでこの数年、通わなかったのかな・・・?
もう夕暮れの時間なので、サクサクとやり始める。
明日は確実に雨模様であろうことなので、最低限の道具のみを外に出す・・・。
前回に続きGINが野営酒である。
台風による悪天候になるならば、向こう側の山荘に入って一夜を凌ぐのもアリだった。
今はなかなか落ち着いた状況で、どんより曇っているが雨は落ちてはいない。
立派な木製のテーブルがあるので、これを利用させてもらううことにしましょう・・・。
テントはその脇に建てる。
車も脇に置けるので、熊など想定外に対する万一の備えとする。
この軽自動車、「子羊とど号」はかれこれ12年私の野営の足として勤めてくれた。
約26万キロとなり、このところは足回りも劣化しており車検は1年残っているものの、この先もたないだろう。
ここにきて、今回の野営でのお勤めでもっていよいよお別れです・・・。
林道で山奥へ分け入ったり砂利道の轍にこすったり、と乱暴なドライブにもかかわらず私を様々な野営地へと運んでくれた・・・
本当にご苦労様でした・・・。
子羊とど号とGINで乾杯して、これまでの激務を侘びながら労をねぎらいました。笑
風が回って煙も落ち着かない。
焚火にフライパンをかざして、今夜は簡単にインスタント・スパゲッティ。
焚火があるとお湯がすぐ沸いてくれて、楽。
夕餉を進めているうちに、やがて日が暮れた。
今日は山形からの出戻り宮城・・・笑
あのまま最上白川渓流公園に腰を下ろしても良かった・・・そっちだと明日の雨を逃れたかもしれない。
いやしかし6年ぶりのこの場所、田代高原ですが、やはり以前からのお気に入りの場所だけあって、いい雰囲気だ。
ここには野営の味がある。
焚火を前に静かな森林(もり)の雰囲気に浸ります。
良いところなんです、この野営地は。
夜が更けてもしばらく夜を楽しんでいます。
天気は悪くなるはずですが、まだ雨にはなっていない。
やがて火も落ち、寝るタイミング。
小物や焚火台も、出したものは全て仕舞ってテントへ入る。
ポツポツと、思った通り今朝は雨模様だ。
しばらくテントの中でまったりと二度寝。
周囲が明るくなり起床するが、本格的な雨模様となる。
あぁ、あのまま山形に居れば(略)
それでも、昨晩のうちにテント以外はすべて車に仕舞ってあるので、濡れ物が少なく気が軽い。
小雨のタイミングで撤収に掛かる。
車がすぐ脇にあって雨撤収も手間ではないです。
寝袋と幕体をささっと撤収。
もう少し先の紅葉時期は、結構綺麗な場所でもっと雰囲気も良くなる。
山形回りではなく、初っ端からここにきていればもっとゆっくり楽しめたのにな・・・などと一人反省会。
田代高原キャンプ場でした・・・。
6年ぶりの訪問、個人的に好きな野営スポットは依然としてイイ感じでした。
秋が深まり紅葉時期も、また一段と野営の雰囲気が上がる・・・また来たい。
END
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