野営キャンプ旅−3日目−
岩洞湖家族旅行村/ピクニック広場(岩手県)
2020年 6月
所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)
旅の3日目・・・
秋田・象潟の奈曽川河川公園を後にする。
本日向かう先の候補は、まだ決まっていません。
このまま日本海に沿って青森まで北上してしまおうか?
・・・などとも考えてます^^)
R7を北上して車を走らせています。
秋田市街地を手前にして、思い付きでの寄り道先を決める。
東方向に雄物川を渡り、R13に出て少しばかり南下して和田の交差点付近から河辺三内地区を経由して鵜養(うやしない)地区へ。
大のお気に入りスポット、殿渕園地を見に来ました。
過去に何度か泊っている、大のお気に入りの野営スポットである。
ひっそり感、静寂感、寂寥(せきりょう)感、寂寞(せきばく)感・・・
そんな雰囲気を強く感じさせる場所で、個人的には非常にお気に入りの風情なのである。
ここに独り佇み滞在するのが最高だ。
今時期はこうして草丈が長くなってくるのは仕方がない。
これが全面草刈りされたら、なかなかイイ野営場所には違いないだろう。
この公衆トイレは何年か前に建て替えられており、現状も非常に立派で綺麗。
入口には3密を避けるようにの立て板あり・・・ということは管理されている。
上記水洗トイレも水道も、利用には支障なく・・・
反面、東屋は老朽化が進んできたしそれにU字溝に溜った炭の残骸も増えて見苦しくなった・・・
それでも、まだまだこの場所がもつひっそり感は非常に気をソソるものがある。
今日はここか!?
ともう決めかけましたが、今ここに留まるにしてはまだまだ早すぎる頃合いだ・・・。
あと200kmくらいはドライブしたいのです。
そうこう思案するうちに、後ろ髪を引かれる気持ちでクルマを出してしまった。
秋田岩見船岡線をその先へすすみ、やがて再度R13へと出る。
R13に出たところの交差点・・・北上するか南下するか決めなければいけない。
ここを少し下ればR46にぶつかる。
その流れでR46で仙岩トンネルを通り岩手へ抜けその先は盛岡市街を通過して大のお気に入りの岩洞湖家族旅行村へ、そこでの白樺林に落ち着きたい。
瞬間的にそんなコース、プランが出来上がり次の目的地が決まった^^)
仙岩トンネルを行く・・・今日は好天でなんの問題も無く通過、ただ、工事個所が多くあった。
以前真冬の仙岩トンネルを通ることがあったが、田沢湖から雫石に下りるまでの状況は結構キビシイものがあったように思う・・・。
↑思い出・・・約10年前の1月、真冬野営から仙岩トンネルに向かう場面^^)
そんな思い出を甦しながらR46の峠越えの山岳路を岩手に向かう。
やがて盛岡市街を抜け、新たにR455で岩洞湖に向けて標高を上げて行く。
岩洞湖の湖岸路に入った。
いよいよだ・・・ワクワクするなぁー^^)
到着!
うーむ!懐かしい、待ち望んだ!
受付の管理人さんお二人、懐かしいなぁ〜今年もよろしくお願いしますね〜、なんて挨拶。
早速、ピクニック広場へ向かいます。
自分はいつものこっち側に・・・
広場から離れたこちらの方が落ち着く気がします。
今日はコレ・・・今回が初張の幕体、この野営旅の初張は三連荘。
コレも納屋で約5ヶ月くらい熟成してたな^^)
PCを前に酒に酔ってるとポチリ易いのは、”あるある”の一つだな。
もう3年程熟成中のモノポールテントもあったりで・・・それはもう、この先出番ないだろうな。
張り方、コレで合ってんのかな?
初めて広げるけれど、こんなにデカいとは・・・汗
もちっと広々したところで広げればいいものを・・・
結構デカいモノポールシェルタ。
一人で使うにはデカすぎるな・・・まぁ、贅沢な空間ではありますが。
これが混みあうキャンプ場であれば、たった一人で大形テント・大面積を占有するのはマナーに反すると思うが、今日この状況なら問題ない。
2人で入っても充分に広い。
この後、中に簡易コットを入れたが、それでも余裕だ。
デカい、とは言ったものの普通のテント+タープとを比較すれば、かえってコンパクトなのかもしれませんね。
メイン&サブポール共に素晴らしい品質。
特にメインポールの、太く頑丈で仕上げの良いさまは信頼性を感じる造りの良さだ。
なんにしても、初めて広げる幕体にはワクワクするものです^^)
何といっても、この素晴らしい白樺林の情景・・・
この場所の風景、白樺林に佇み見渡す情景を自分は愛してやみません・・・。
自分のボキャブラリの無さに幻滅するが、とにかく、この素晴らしき白樺林に囲まれて幕体を張れて過ごせることに感謝したい。
返し返し・・・こんなことなら、もっと広々した場所に張れよ!と自己ツッコミ(笑
それでも、なかなか絵になる風景ではある・・・かな?
荷はたいして無いし少ないので、すぐに一式の作業をやり終える。
一息ついて、ふと周囲を見ると印象的な花が目に入りました。
この時点では知らなかったのですが、後に調べたところ「ヤマ(山)オダマキ」という山野で咲く花なのでした。
この白樺林の中でこんな情緒のある花に囲まれているなんて、なんだか得した気になってますよ^^)
あぁ〜なんだかいいなぁ〜!
今日は好い。
ちなみにこの先暑くなる季節は、例年、アブが大発生してクルマから出ることさえ困難になる時期となって、小さなお子さんはその様子に怖くて泣きます。
タープ下にはアブがブンブンと居つき、マッタリしようにもアブが肌を噛みに攻撃してきて大変!
ただそれでも夜になって暗くなれば飛ばなくなるのですがね。
8月お盆を過ぎて寒くなる頃にはいなくなるので、そこから先の秋頃がまたいいシーズンとなります。
腹減りました・・・
さっそく飯炊きします、今日は焼き鳥缶で炊き飯ですよ、お手軽簡単^^)。
炊いてる間、ちょっと散歩。
やはりねぇ、この風景がイイんさねぇ・・・
火から下ろし蒸らしをして、ハイ普通に炊きあがり。
焼き鳥缶のタレが米に染みて、シンプルながらなかなかに旨い。
おこげは作りませんが、焦げ付きが無いほうが後始末も楽なんですよね。
一合も食えば満腹だぁね、てか食い過ぎだわな(笑
少しづつ夕刻も進んでいく・・・
ふと・・・昨日の今頃は飛の崩れで日本海に沈む夕陽を見たかったなぁ、などと思い返したりしている。
白樺の樹に、夕日がごくわずかに薄っすらと朱色を当てる。
暗さが進んできています。
幕外は刻々と冷える・・・今は約15℃、既にジャンパー装着済^^)
やがてすっかり日が暮れた。
あちこちからフクロウの鳴き声が響いている。
酔いしれてます・・・
アルコールに、そしてこの白樺林に囲まれて幕体の中にくつろいでいることに・・・。
もう長年にわたり遠距離ながら通っているけれども、いつもホントに最高だ。
幕を出て白樺越しに夜空を見ると、それはもう見事!というほかない凄い星空がある。
星々はチカチカときらめいていて、空気の澄んだ今時期特有の見事な星空となって感激させられた、これもまたすばらしい!
さて、そろそろ就寝。
簡易コットに敷いたシュラフに身を潜らせ、明かりを消すや否やすぐに寝入ってしまいました^^)
明けがたの手前、まだまったく暗い頃に寒さで目を覚ます。
真夏用シュラフは約不足だったようで、予備品を重ねて補うとヌクヌクと温まり再び寝入る。
気持ち良く寝覚めると、既に日は上がっていて白樺林を明るくしていました^^
今日も白樺林が好い!
素晴らしい!
まったくの無風で物音がしない。
明け方冷え込んだ割には結露せず、露が降りなかった。
あぁ、素晴らしい。
連泊したい・・・
水は相変わらず冷たい、トイレ棟は水洗で使いやすく綺麗、あれだけ豊富だった白樺の薪はもう無い。
撤収の後、もう一度、今時期の白樺林の情景を目に焼き付けて帰ることにする。
この野営キャンプ旅、最後の宿泊地はこの白樺林でしたね。
終わりよければすべて良し。
END
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