三崎公園キャンプ場(秋田県)
2022年 8月

住所:秋田県にかほ市象潟町小砂川三崎クツカケ1-2
料金:\300/一泊

岩手・一関の石蔵山を下りてきました。

今日はどうするか・・・
天気予報は南東北以外は前線の影響で崩れる予報だ、天候悪化なら帰宅してもいいかもしれない。
さしあたりどうするか決めないまま、だらだらと一関市街へ入ってゆく。



せっかく出てきてこのまま南下で帰宅もなんだか締らないし、ここはやはり北上して盛岡まで行き岩洞湖だろうか・・・。
そう思って、少し北上して岩手・水沢へ来たところで、そういえば、今年はまだ日本海側へ出向いていないな、と思い立ちます。
思い立つと車の舵を西へ切って、R397〜胆沢ダム〜R342〜R398〜R107〜秋田・本庄〜秋田・象潟と、はるばる大横断ルートでのドライブ。

奥羽山脈の山越えののち、秋田・本庄に向かう頃には天気予報通りに断続的に強い雨に見舞われる。
7月から8月初め頃のつい先ごろは、北東北方面では豪雨災害が発生しているのでやや緊張する。

飛の崩れにも立ち寄ってみたが、強風と雨でとてもとても・・・
う〜〜む!これはイカンよなぁ、のどかにキャンプなどと言ってられない、荒れた日本海を見てから遠回りで帰宅するか・・・

  

さらに南下して三崎公園に来ると、不思議に風雨なく穏やか。
どうも、わずかに位置がズレるだけで状況が大きく変わっているようです。

ここも雨は降ったのだろうけれど、キャンプ場には水たまりも見受けられず、なんとかなりそうな感じ。
なにより、もうここまで来てしまい長距離ドライブもしてきたし、ここからの宮城への帰宅も大変。
今日の天気の荒れ予報は覚悟で、もうこのまま三崎公園キャンプ場にて落ち着こう。

ここに来るのも、だいぶ久し振りだ。
離れた管理棟に行くと、ちょうど管理人さんも居り受付処理をする、¥300/一人。



今にも雨が降りそうな中、手早く大タープを広げる。
場内には既に先客のテントが一張り建っている。

先の管理棟の裏、綺麗な芝生地にもテントが張られていて、昔はテント禁止だった記憶があるが現在はサイトの一部になったようです。
そちらの芝生地にも既に先客のテントがあり、芝生も雨でぬれていて歩くのが辛いのでやめた。



小砂川海岸を見下ろすように、木々の間の視界が開けている場所に建てる。
場内が砂地だからか水はけがいいのだと思う、水たまりがないのが今は動きやすい。

   

一連の荷をタープ下に持ってきたところで時雨れる。
時折、強く降る。
雨水が砂地の地面にいい様に吸われて、”あたり一面が泥だらけ”という状況にならずにいて、これは助かった^^)
タープが集めた雨水が勢いよく落ちても、少しして雨が止むとスーッと地面が吸い込んでくれる。



風雨で蒸し暑く湿気感も強く、不快指数は高い。
気分を晴らすには呑むしかない。



ビールの後には冷えた地酒。
目の先には雨で煙った海岸風景が広がり、非常に風情がある。

   

とはいえその風情を味わっている間もなく、何度か繰り返す強風/大雨に見舞われ天気は大荒れ模様だ。
前線が通過中だな、予報ではこの後は落ち着きそうで、しばしの辛抱。
こうしたオープン・タープではキビシイ状況ですけれど、後ろからの風向きと幕体が大きいメリットでそれほどの吹込みがなくなんとかやり過ごした。



目の前の海は強風に吹かれて波頭も立ち、海岸に打ち寄せている。
イヤはや荒れた状況だなぁ・・・

   

憮然として、この荒天の情景を味わいつつ呑んでいます。



やがて西の水平線あたりからは雲が切れていて、薄日も見えはじめました。
この荒天は次第に回復してくるようで、ひとまず安心する。



そんな時に一瞬、目の前に大きな虹のアーチが出現!
海面から虹が立ち上がっていて幻想的な情景!
わずか数分間の出来事でしたが、素晴らしい風景でした。

   

酒肴、簡単に焼肉を始める。

この頃、夕刻になるにつれ次第に風雨は治まり、状況が好転してきました。
少しづつ居心地も良くなってます。



日が暮れてマッタリ・・・ようやくイイ夜になってきたなぁ。
しかし、今日は反対側の岩手・一関からの日本海だよ、どうゆうこと?(笑

   

思いもよらず、正面向こうに花火が上がり始めた。
次々と花火が上がっている。
少し遠くで上がってますが、おそらくにかほ市の花火大会だろうか、これはいいタイミングでここに来たものだ!
全く予期してなかった。

なんにしても花火は綺麗!夏だなぁ!!




遠くに上がる花火を見ながら呑んでいる、なんと贅沢なことでしょうか。
約1時間以上花火は続き、たっぷり見させてもらって大満足。

夜も更けて、相応に涼しくなった。



翌朝



イイ感じに寝れました。

   

好天で波もなく穏やかな海模様。



こうして状況が良いと、サイトからは素晴らしい日本海のロケーションを味わえます。

   

こちらは正面に管理棟、左側にトイレ。
管理棟の奥は綺麗な芝生地で、こちらも海岸風景を眺めることができる。



管理棟を過ぎると遊歩道があり、海岸・断崖の荒々しい風景がある。
ここ三崎公園は風光明媚の景勝地だ。



散歩から戻ると、日が当たって暑くなる頃合いで撤収作業にかかる。
やがて荷を車に納めるとキャンプ場を後にした。

秋田・にかほ市の三崎公園キャンプ場でした。

昨日は一旦は宮城へ帰宅も考えましたが、まさかの岩手一関から秋田の太平洋側のにかほ市へと大移動を敢行。
しかも来た早々の気圧前線通貨での大荒れの天気。
正直、あのまま宮城へ帰宅でも良かったかなと思ってましたが、その後の展開はミラクル!
迫力の海面からの虹のアーチ、夜の花火・・・

予期せず、好いキャンプにありつけました^^)






つづく




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