大間崎テント広場(青森県)
野田玉川野営場〜尻屋崎〜恐山〜大間崎
2022年 9月
所在地:青森県下北郡大間町大字大間字大間平
料金:無料
2日目。
岩手・野田の玉川野営場を後にしてR45へ出ました。
昨日、向かわなかった岩洞湖ピクニック広場へ行こうとしてます。
そうなると岩泉龍泉洞ICまで戻る必要があるので、再度、野田ICへ向かう。
野田ICへ来たところで、また考えを迷う・・・
このまま北上して青森・八戸まで行けばどうだろうか?
結局、野田ICへ入って向かったのは八戸方面へ・・・笑
三陸沿岸自動車道の無料区間の終端まで行きたいのです^^)
これまたスムーズに北上してゆき、やがて八戸に入って無料区間終了。
R338で更に北上してゆく。
懐かしい道、車窓風景だ。
さらにR394へ乗り換えると、六ケ所村を通過する。
もう、この時点で向かっているのは尻屋崎、本州の最北東端なのだった。
懐かしい県道を乗り継ぎ、尻屋崎へと向かってゆく。
やがて尻屋崎手前の巨大プラント、三菱マテリアル(UBE三菱セメント青森工場)の建物を通過する。
ちょうどその時、ラジオニュースではこの工場が翌年3月をめどに操業を停止するとのことで、雇用や財政面への影響などを報じていた。
尻屋崎への進入ゲートを通り、いよいよ尻屋崎灯台が見えてきた。
売店わきの駐車場へ車を停め、散策する。
青空に純白の灯台が映える。
とても綺麗な立ち姿ではないでしょうか。
好きな灯台の眺めです。
断崖に佇むお地蔵様(海難地蔵尊)のところまで行く。
今日は天気が穏やかで優しげに見える。
この碑が立っている草原のほうには、あまり人が散策に来ないようです。
今日は風が無くこの好天です、周囲の風景がとても素晴らしく見える。
ここへは今年の5月にも来ていますネ・・・
今日は成り行きでの思い付きですが、天気は最高で風景が輝いて見える^^)
来てよかった・・・(笑
帰路は来るときと反対の東側ゲート方向へ、アタカ地区を通って行く。
東側ゲートを通過して小さな集落を通ると、さっきのゲートのビジターハウス脇を通ってむつ市方面へ移動しています。
さて、こういう流れなので本日のお泊りは大間崎テント広場となりますか・・・
大間崎での夕陽が見られると良いねぇ。
むつ市に近づきますが、R279に乗り北上すれば大間崎となります。
時刻は今、まだ昼の12時半で早い頃合いだ。
そうだ、このまま現地到着ではつまらないので、寄り道先に恐山に行きたい。
県道4号に乗り、恐山へ向かう。
恐山菩提寺
下北に来たらやはり恐山に来てみたい。
なにより、この周辺の情景・雰囲気が独特なのだ。
今回は入山します、¥500。
本殿をお参りしたのち、山のほうへ散策路を行く。
地獄を巡り行きます・・・
風車がカラカラと回っている独特な情景。
地獄を過ぎると、やがて極楽へ・・・
極楽浜につく。
ここは白い砂浜でさながらビーチ、目の前には宇曽利山湖(うそりやまこ)、正面の山は大尽山。
さらに進むと胎内くぐり・・・
あの世へ行ったらば、地獄へ行くか極楽へ行けるか・・・
恐山ではその地獄と極楽を歩くことができる。
そして胎内くぐりとは、この世へ生まれ変わって出てくるということなのか・・・
そして入り口の門、六地蔵尊の脇側へと戻ってくる。
周囲には強い硫黄臭が漂っている。
ここの風景・情景に浸ると、なんとも神秘的な心情になってくるね。
場内には男女別の温泉小屋があって入浴ができる。
歩いてきてだいぶ汗もかいたので、ありがたく温泉に浸かります。
泉質は硫化水素泉で、火山性の温泉の湯。
スベスベになって気持ちいい。
恐山菩提寺を後にして、今日の行先と決めた大間崎へ向かおう・・・
温泉はここで入ったので、いつもの薬研のかっぱの湯は省略で大畑へ向かいましょう。
ところが、恐山から薬研温泉方面への県道4号はここで通行止めだった。
この夏の大雨災害のためだった・・・
そういえばこの前の津軽半島・龍飛崎への時も同じく通行止めだったなぁ。
来た道をむつ市方面へ戻って行く。
やがてR279へ乗れば大間崎へと向かえる。
いつもの大間崎テント広場へ到着。
早速、広場の端のほうに決め濡れている幕体を広げて干た後に張る。
張りました^^)
珍しく今日は風も弱くて穏やか、心地いい。
野営酒を開始・・・笑
う〜〜む、本日も良く移動してきたもんだなぁ、何キロ走ってきたかなぁ?
そろそろ夕日の頃合い・・・
弁天島の灯台が見える。
今日は波も穏やかだ。
大間崎の夕陽が沈んでゆく・・・
夕陽ショーを見ることができた。
炊事棟は照明も故障なく明るい。
防犯で監視カメラも設置されていますが、綺麗に保たれていて居心地がいい。
外は少し風も出てきたし、昔ここで寛いでいた思い出もあって、今夜はこの炊事棟のカウンターで過ごさせてもらうことにします。
ほぼ貸し切りで悠々過ごせていて、遠くから来た者としては旅情を感じる。
野営酒を遣りながら、今日の旅程を振り返っている。
岩手・野田から青森・八戸へ、そこから尻屋崎〜恐山、そしてこの大間崎へ・・・
さて、野営酒の酔いが来て寝る頃合い。
寝る前に、海を挟んだ向こうの北海道・函館の夜景の灯りを見やる・・・。
翌、早朝・・・
やや肌寒い。
朝焼けを眺める・・・
昨夜に寝る時も朝方も、漁船のエンジン音がずっとこの周辺に響いている。
夕陽や朝焼け、そして波の音と夜通し唸っている漁船のエンジン音・・・
これが大間崎の情景、わたしのような者にとっての旅情だ。
周辺の散歩を終えるとテントに戻る。
周囲の人たちは撤収が早い、まだ6時ですが作業を進めている。
こちらも7時過ぎには撤収が終わる。
近くにいた大型バイクのライダーさんは、これからフェリーで北海道へ渡るという。
さて、こちらは南下になります。
本日はどこに行きましょうか、ここは下北半島・大間崎。
南下して秋田方面?岩手へ戻るか?
事前に何も計画しないと、自由さがある反面ですがいちいち判断決断を迫られるような煩わしさがあるかもしれません。
つづく
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