奥森吉青少年野外活動基地・親子キャンプ場(秋田県)
2023年 7月

住所:秋田県北秋田市森吉森吉山麓高原1
料金:無料
NPO法人 冒険の鍵クーン 公式HPサイト

青森・五所川原・金木町の芦野公園オートキャンプ場を出てきました。
雨模様ですけれど、せっかく来たここは津軽です・・・

この津軽半島の先端、龍飛埼まで行くしかなるまい!



来ました、半島最先端の龍飛埼。
今日はいつもの風が無くてイイ、それに凄く涼しい。

   

なにか、この灯台も古さが進んできたかなぁ?!

こうして、青森の両半島(下北半島、津軽半島)へ辿るのが個人的に愉しい野営旅です。
ただね、今回もたかだか一泊予定でキャンプに出て来たのに、こうして宮城〜山形〜青森へとドライブして来てしまったのだよ(大汗

でも、こうして何にも気兼ねなく気ままに動いている・・・ってのが、気持ちイイんだよね。
それに、全国ニュースでは大雨災害や梅雨なのに真夏のような暑さを伝えているけど、ここは本当に寒いくらいに涼しいんだよね。
車の外気気温計で約20℃、エアコンOFFってるもの(笑



さて、ここから南下してゆく。

当然、ここから自宅の宮城までは遠すぎる、今日も帰れないな・・・
帰れない二人(井上陽水)・・・じゃなく、”帰れないおっさん”状態(凹

ブラブラと南下でトロトロとドライブしてる。
龍飛への往きルートではなく、今度は今別方面へ向かってそこから県道14号〜12号と辿って十三湖のところでまたR339へ出る。

そのまま再度、五所川原に下がっても面白味がないので、日本海方面へクネクネ走る。
ああ、そうだこの辺りに風景の名物があるはずだ・・・寄っていこう。



つがる市の高山稲荷神社です・・・

   

この千本鳥居が凄い景観なんです・・・
実際に実物を観ると、本当に圧倒されますよ!

結構歩くので、いい運動になるね。



さてもう昼前頃の時間となって、今日の落ち着き先を検討しておかねばなりません。
南下しますが、やはり秋田方面だろうか。

北秋田のくるみ台野営場を候補にしてみるが、距離的にそれほど遠くなくせっかくドライブするに勿体ない。
それならばと、次案は同じ北秋田の森吉・親子キャンプ場で、行き先をセットしよう。



青森津軽半島・龍飛埼から、ここまで南下して来た。



親子キャンプ場は近いようで相当遠い(?
なにせR105で下がってきて、阿仁前田で県道309に分岐してから約1時間以上かかる。

さらに県道309からの分岐からは、まだ約10kmも先にあって、ここから細い道を上って行くことになる。
ここからが親子キャンプ場への取り付き道となる。
この道は渓流に沿っていて、青森の奥入瀬渓流のように秋ごろには見事な紅葉に染まる道である。

   

ようやく到着・・・

管理棟で受付記名すると、管理人さんと少し談笑で多々の面白い話で盛り上がった。
今日はほかに利用者がいないようだ。

”無料ですから、何日でも連泊してください”と、ありがたく嬉しいこと言ってもらえたが、きっと他所の無料キャンプ場の状況悪化の様(さま)を知らないのだろう・・・
無料の場所だからと数十日以上も居付くようなのがいて、そんな我が物顔した気色の悪い浮浪者然の居住者はキャンパーに非(あら)ず、なのだ。

もしこの素晴らしいキャンプ場にそんなのが来るようなら、即、排除したほうが良いと進言した。
キャンプ場という場所は”キャンパー”が利用するところであり、キャンパーなら”キャンパーらしく”節度をもって振舞うべきと考える。

さてキャンプ・サイトへ向かうが、この管理棟からは更に奥のほうへ結構離れる。



さすがは山の上、標高が上がっているので今の気温は19℃!!
も〜!最高の涼しさじゃん!

   

こんな広い場内が我貸し切り。
どこに落ち着いたらいいのだろう?・・・贅沢すぎて選べないよ〜〜(笑

でも、雨もパラついてきたのでグズグズしていられないなー(笑
広大な場内には立派なサニタリー棟が2棟あって、奥のほうへ入ったエリアのサニタリー棟の近くの平地へ決めた。



雨もパラつくので、昨日と同じ屋根下スタイルで対応する。
肌寒い位なので、きっと今夜も心地良く寝れることでしょう・・・

   

例のサニタリー棟は非常に立派!
外回りこそ、ここに通い始めた20年前に比べれば老朽化は否めないが、この設備の立派・豪華さは凄い。

   

シャワーが故障で何年たっても復旧されないのは残念だが、この施設の立派さは特筆ものです。
こうした立派で清潔な施設を擁する広大なオートキャンプ場が、予約不要・無料で自由に利用できるのですよ!?
しかも山の上で標高が高く気温も涼しい、避暑地!

凄くないですか?

ただし、ここは森吉山のエリアで山魂深く、キャンプ場は標高も上がった場所で下りてコンビニまで行くにも約一時間超で何事かあったら即大変、そんな場所だ・・・
そんな辺鄙で別天地な場所にいながら、いきなりなこの豪華で快適なサニタリーは凄い。
・・・と、そんなことを十数年前から思ってました^^)

そんな別天地に隔離されたような情景が一番の魅力、そんな素晴らしいキャンプ場だ。



やはり、雨が強弱を伴って降るようになった・・・

   

雨水を逃しながらも、タープ下はとても心地イイ。
雨だれの音を聴いている。

霧も出て来たな・・・
そんな善き風情を味わう・・・



焚き火、狼煙上げは雨でお預け・・・

野営酒を遣るが、昨日に開けた青森の有名地酒ではあったけれど老香と劣化味があって、とてもラベルに記された釣り書きが表示している旨味は微塵も感じられずに残念だった。
スーパーで買うときにこれの隣に並んでいた「作田・純米」を買いたかったが、1.8Lの大きな一升瓶しかなかったので遠慮したのだ。

今回の野営酒、瓶詰めが2ヵ月前でまだ新しいが今は夏季なのですでに酒蔵の酒が劣化し始めていたのか、または瓶詰め後に高温の場所に保存されていて劣化したか・・・。
アタシが地元で買う酒にこうした経験はないがなぁ・・・

嫌気がさして捨てようかと迷ったがチョッとだけ¥高かったのだ、なので我慢して呑むがやはり嫌味が鼻について飲み進めない、だめだこりゃ、したがってほぼ全部捨てる。
いまは暑い季節だから、きっと店頭でも冷されて保管している生冷酒タイプを選べば”ハズレ買い”はないんだろうなぁ・・・

「焚き火と酒とおっさんの野営」においては、野営酒は愉しみの重要な要素なのだ・・・凹
ちゃんとした、正常な酒が呑みたい!

   

霧が濃くなって覆われてきた・・・
好い雰囲気、機嫌を治す(笑



周囲は湿気ってますが、常夜灯の明かりが好いムードだ・・・

   

幸いに雨が落ち着いてきて、焚き火ができる。
無風でとても心地良き・・・



あぁ、なんだか今夜も善き晩を過ごしてる、最高だ・・・
寝るのが惜しい・・・



非常に心地良く寝た・・・

やはりこの涼しさのおかげだ。
真夏時期のキャンプでは熱帯夜で、こうした心地良い寝心地にはありつけない。

   

梅雨時特有の湿気った空気感が充満してる。
がしかし、この肌寒いくらいの冷涼さは何よりの贅沢じゃないか?

ニュースではここから遠く離れて気温35℃の酷暑日の地域もあるという、それに比べてここの肌寒さの贅沢さと言ったら・・・



常夜灯は名の通りに一晩点いていて、起きがけに消す。
周囲には野鳥のさえずり、カラス声の無いのが気持ち善き。

   

ゆっくりと周辺を散歩、好い気持ちです・・・



天気も好転してきて青空も広がる・・・



雲が晴れ、正面にはヒバクラ岳とその周囲の山々が望めるようになった・・・。

好い状況だなぁ、連泊しちゃうかなぁ・・・
う〜〜む!?



せっかく野営日和になったというのに・・・
後ろ髪引かれる思いで撤収が済む・・・

今回は非常に善き状況でした。
梅雨時で湿気った空気感でしたが、非常に居心地がよき野営キャンプを過ごしました。

ここは最高だなぁ・・・



END





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