−天空の野営地− 石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2023年 10月

住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料

もう10月も終わるか・・・
今年もあと残り2ヵ月ってなぁ?

毎度一年が早く過ぎ去るなぁ・・・まだ2ヵ月あるけど(笑
大概のキャンプ場は今期終了で閉鎖され、利用できる行先が限られてくる時季になってます。

そんなことで好天に誘われて、都合のいい石蔵山へ向かいます。



その日の思い付きなので、用事の後でやや出立が遅かった。
幹線道路にでると車が多く渋滞気味、移動にも時間がかかっている。



川崎町へ来ていつもの道順で辿り、大船渡線の踏切を渡ると石蔵山への道へ取り付く。

細い登り道、枯葉を踏みながらゆっくり慎重に車を上げて進めて行く。
この細い道は、車のすれ違いが困難な場所がいくつもあって、緊張する。

   

現地に到着。
下段側の草地へ入る。

最近は、この場所が空いていればここに張るようになった。

   

眼下には夜景、向こう正面には栗駒の山々を望む・・・
そんな眺望の利く場所であり、昔、自分が「天空の野営地」と愛称とした場所だ。



もう11月になるというのに西日が当たって暑く気温も高い、作業するとひと汗かく。
地面が砂利で固く鉄ペグが入りづらい。



上段広場には簡素なトイレと水道の水場。
この広場も開放的で気持ちよく、過ごしやすい。

   

ここの広場のランドマークとなる自然岩・・・
その突き出た巨岩の周りに植えてある生垣が紅葉して綺麗だ。



下段の広場の端にポツンといる。
それでも、GWや夏など大型連休・レジャーシーズンでは両広場が狭く感じるほどテントが立っていて、日が悪かったなと何度か断念して下ったこともある。

   

このところいつも寄るスーパーで、前回同様に青森二戸の地酒・作田特別純米を仕入れる。
なぜあのスーパーでコレが買えるのが不思議だが、あるのだから迷わず買う(笑
青森大間でのテント広場の脇にあった簡易飲み屋で、作田を出されてからのお気に入りなのだ。

本来は岩手の地酒を買うのが筋ではあるが、行先でなかなか見かけない酒なので入手できる時に呑むことにしたい・・・

   

遅くなったけれど狼煙を上げる。

極久し振りに使うけど、薪が長くてイマイチ・・・
薪の大きさと材質を適切にしないといけない。
ただ、二次燃焼が利いてすぐに燃え切っちゃうので、けっこう補充に忙しい(笑



火が落ち着いて、こうなってからが本番の道具だけれど、これに乗せて湯沸かしする焚き火缶を忘れていてイマイチ・・・

楽に湯を沸かしてパスタでも茹でようと思ってたんですよ(笑
メニュー変更だな・・・まぁ、酒があれば何も問題ない(凹



正面には夕陽。

空を紅く染めている。
なんと素晴らしい情景か・・・

   

そろそろ、灯器に火入れ。
焚き火缶は忘れたが、先日忘れて苦労したアルコールは忘れなかった(凹



日が落ちた後、市街地の明かりが煌めいてくる。
夜景の始まり・・・



その夜景を酒を汲みながら眺めている。
なんと贅沢な事か。

   

前回に続き、MSRのWL・インターナショナルを稼働
白ガスが高いので灯油で稼働するセッティングにしてますが、その灯油も近年は高騰気味で約¥100/Lを超えた。



大火力のバーナーではないけれど、このくらいでちょうどいい暖かさ・・・
なにより轟音系のバーナーとは対極で、燃焼音がかなり静かなのがとても好い。

   

呑んだ〆に煮込みうどん。
グツグツと煮込むほどに美味い・・・



夜景が素晴らしい・・・
最高の眺めですよ。

   

しばらくして背後(東方)から月が上がってきていて、とても明るい。
とても好い晩だなぁ・・・

最高の晩です。



翌朝は凄かった・・・



眼下一面の雲海・・・
神秘的な眺め。

   

見事な雲海風景ですね・・・
素晴らしいです。



これぞ、「天空の野営地」・・・なんです。



やがて、向こう正面には栗駒の山々が雲海に浮かぶ。
昨晩の月が、快晴の空に白く残っていた。

   

日が上がってきても、濃い雲海が退かない。

いつまでもこの風景を眺めていたいものですね。
とはいえ、頃合いで畳んで麓へ下ります。

今回も最高な善い野営だった・・・
コレだからヤメめられないんだなぁ(笑



END





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