久川ふれあい広場キャンプ場(福島県)
2024年 7月

住所:福島県南会津郡南会津町青柳字久川字滝倉
料金:\500/1テント+\200/一人

7月も終盤です。

あちこちで大雨災害が発生していて、昨今の異常気象が普通のことになってしまわないかと、大いに心配です。
近県では大雨ですが、反面、自分の住むエリアは完全に空梅雨・・・
長らくまとまった雨が降らず蒸し暑くて、既に酷暑が続いている状況。



そんな今朝、日も差して気温もぬるく暖かい状況だった。
天気予報を見て、今回は雨のエリアを避け曇り予報の福島方面へ南下する。

宮城から福島への県境を越え、いつもの福島・喜多方まで南下してきた。
ここらへんだと、いつもの喜多方・山都森林スポーツ公園が近いものの、出立が早すぎたのかまだ昼前で時間が早すぎるし、天気が良すぎて気温34℃の暑さに怯えて却下。

さらにそのまま南下して南会津方面まで行こうと思う、あのエリアは割と涼しい。
それに久し振りに、南会津・旧伊南村は青柳、「久川ふれあい広場」のことを思い出したのだ。

ここは昔には良く通っていて、自身にとってはとても懐かしい場所なのだ・・・
もう何年も幕りに来ていない。

   

今時期はアユ釣りで人気のある伊南川沿いに進み来て青柳地区に着き、広場へと入る。
ああ、なんだか懐かしいなぁ・・・



ここもかなり湿度があって蒸し暑いが、場内の状況はまずまず良好。

   

広場内は青々とした夏草が伸びている。



奥側の林間エリアも落ち着いて良いかも・・・
ただ少しヤブ蚊がまとわりつくので、今回はパスする。

   

このあたりは秋頃、空気の乾いた時期に好いかもしれない・・・

   

さて、広場の奥端で栗の木の手前、草の薄いところに決める。
広場の地面はすぐ下が砂利になるので、ペグ刺しは浅くなりやすくやや難しい。

今回張ったこの場所は、地面に栗のイガが無いかをよく確認しないといけない。
イガ栗で幕体に穴をあける懸念があって要注意。



緩く風が吹いていて助かるものの、蒸し暑くて作業で動くとすぐに大汗が噴き出てしまう。
それでも車載の外気温計では28℃とのことであり、来るときの街中の暑さに比べればだいぶマシな状況ではある・・・

   

蒸し暑いので、少しでも風通しの良い幕体にする。
緩い風が幕体の間を抜けて行き、良い感じだ。

夜になれば気温も下がり、もっと心地良くなるはずだ。



何年ぶりなんだろうかねぇ?・・・この久川で幕るのは。

   

ここは管理人は不在ですが、有料キャンプ場です。
ちゃんと払うべし。



一式の設営も問題なく出来、今日は泊まることにするので利用料金を収める。
一名分の合計料金をポストへ投入する。

さて、まだ時間もあるので、少し離れたところの名湯に浸かりに行く。

   

車で約30分をドライブ、木賊(とくさ)温泉まで来る。
この渓流脇の露天岩風呂にて浸かりたい。



入湯料は¥300、箱に入れる。

   

誰も居なかったので、中を撮らせてもらう。

ここは自噴泉と言われる温泉で、湯舟の底に敷いた石の床下からポコポコと原泉がダイレクトに湧き出てくるという、非常に珍しいものだ。
これ以上に新鮮な温泉に満たされた湯舟は無い。
湯の香が漂い、透明でサラリとした単純・硫黄泉の湯触り、ああ気持ち良いなぁ・・・

アブが数匹纏わりつくので、備え付きのハエ叩きで対処して環境整備(笑・・・
夏の渓流沿いにアブは付き物だなぁ・・・



目の前に渓流が流れ、清々しく感じる。
まったり・・・こうした風景と岩風呂を楽しみながら、小一時間をここで過ごす。

本当に素晴らしい情景だ。



久川に戻ってきました。

まだ少し蒸し暑さがあるものの、湯上りでの野営酒にする。
氷たっぷりで冷え冷え、スッキリしますね・・・

最高です。



タープ下の寝処、酔えばすぐにゴロリとできる(笑
大きなメッシュドアが対面にあって風通しが良さげで、涼しくして寝れそうだ。

こういう変哲の無いスタンダードな構造のほうが、妙に凝ったものより実用性が高いと思う。

   

夕刻迫るので、ランプを燈します。



すぐ脇には栗の木。
秋になり栗イガが落ちると、この辺りに張るにはチョッと危険かな。



南会津の地酒、花泉の本醸造。
本醸造タイプながら地酒らしい風味があって美味い、暑いのでオンザロックでも香味が残ってイイね。
福島は、どのエリアの地酒も美味いね。

純米吟醸とか〇分磨きなどとグレードの高い酒のなかには、グレードにそぐわない風味が無く出来の悪い、ただ高価なだけの酒がある。
それよりは、安価でもこうした風味が乗った酒のほうがよっぽど美味い。
ああいう中身も風味もない高値なだけの酒は、その金額や高名なブランド感を飲んでいるんだよ・・・
なんてね・・・所詮、貧乏人の遠吠えか(笑

酒肴に、パック品のイカ握りが合う。
こんな山奥でパック寿司というミスマッチ感・・・凹

   

前回に続き、ミニ焚き火台を組む。

   

チビチビと呑みながら、酒肴を焼く。
酒飲みにはこういうので良いのよ・・・汗

   

とっぷりと日が暮れました・・・
少し涼しくなってきて、脇にある超ミニ焚火もイイ感じでやれてます。



引き続き、マッタリしながら野営酒を続ける。
時たまランプの灯りに羽虫類が飛び込んでくるものの、足元は蚊やブヨに邪魔されてない状況で居心地がイイです。

善き晩はあっという間に時が経つ・・・
そろそろ、寝るか。

すぐ脇の寝処に潜り込む。
冷涼な風が両側のメッシュを通して抜けて、とても気持ち良い状況で心地良く寝れる。



翌朝、静かな朝を迎える。
空模様は曇よりだが、この場合むしろ日射しが無いほうが暑くならずに良い。

   

今の暑い時期、こうした少しでも風が通る幕体が善き。
メッシュのおかげで蚊帳代わりにもなる。

   

しばらく過ごしているうちに、気温も上がり蒸し暑さが増してくる。
頃合いで小物類から片付けて撤収にかかる。

   

今回は、かなり久し振りの久川キャンプ場でした。
時季柄、だいぶ蒸し暑い状況ではありましたが、やはり南会津の特徴で朝晩は涼しく過ごせた。

この山深い地域は、秋の季節には紅葉に染まってとても素晴らしいエリアです。
その頃にもまた来てみたいですね。



END






home | back | next