−天空の野営地− 石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2025年 10月

住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料

すっかり晩秋の感じがする・・・
近隣の山々にも初冠雪のニュースを聴く・・・

ただ、この時期と言えば山々から麓への紅葉なのですが、イマイチ綺麗な紅葉が見られない気がする。
このまま、冬になってしまうのか??

今日は天候が落ち着いていて、好天の予報だ。
そんな日を突いて野営地へ出掛ける。



行先は岩手方面へ。
もう既に岩洞湖の家族旅行村は締めただろうから、自由に出入りできる受付など要らない場所にする。

岩手一関の石蔵山か、千厩(せんまや)の飛ヶ森か・・・
まずは石蔵山へ行き、気に入らなければ飛ヶ森へ移動するつもりだ。

   

青空!晴天!・・・
そんな良き天気の下で、最初の目標地の石蔵山へ到着!

ここを「天空の野営地」と言うのは、ワタシが名付けた名称なんですよ^^)



下側の草地は、草も退いているので入りやすくなっている。
う〜む!イイ感じではないですか!
所々の草の根っこで凸凹していて、決して平坦な場所ではないのですが、今日はここにする。

   

この草地の端側の一画にシェルタを建てる・・・
地面はほぼ砂利状なので、ペグの打ち込みには苦心する。

   

もう夏草は退いているとはいえ、草株での凸凹だらけだ・・・

一瞬、上段側の綺麗で平坦で楽な芝生広場側へすればよかったか?
いやしかし、この場所の情景がとても好いのだ・・・。

   

例によって寝処をインしておく。

   

大体カタチになったところで、サッポロをプシュっと・・・
旨っ!

   

上段の様子・・・

天気が良くて日が当たり、最高の状況だ!
シンボルの天然岩にも挨拶する。



こちらは下段の草地の端っこに陣取っている。

昨今のクマ災害に状況を鑑み、すぐ脇に車を置いておく。
いやはや、困った状況になったもんだなあ・・・

   

トンボのシルエットを肴に、引き続きサッポロを遣っている・・・
真面目に4日間の休肝日、その後の野営酒です・・・

   

無風の状況、狼煙を上げる。



焚火の薫香が心地善き・・・
焚火はイイねえ・・・

   

夕日が落ちて来た・・・
夕陽ショーを鑑賞する!!



夕日が落ちて行く・・・
シェルタに居ながら、この夕日が落ち行く情景を眺めている。



決して上級カテゴリのではないけれど、なかなか美味しい。
夕陽ショーを酒肴にして、その岩手の普通の地酒を酌む。

なんと、贅沢なことか・・・
ああ、最高の情景だ・・・!

   

日が暮れて来て、放射冷却が始まっている気もする・・・
吐く息が白く寒い。

ケロでドライブするストーブとランタンにて、幕内を暖房します。

   

焚き火越しの向こうに、一関市街の街灯りが灯っているのを眺める。
その更に向こうには、栗駒山がシルエットになっている・・・

   

日が暮れて、眼下には小さなこじんまりした街の灯り・夜景だけれども、こうして眺める野営場での情景は素晴らしいのだ。
もう20年以上前からこの野営スポットに来ているが、夕日の落ちる栗駒山とこの一関市街地の夜景の情景の眺めは、何度来ても魅了される。

   

シェルタに居ながら、地酒を手繰って街灯りの夜景を眺めている・・・
最高の贅沢ではないか!!

   

やがて野営酒も空になったところで〆る。
善い野営酒だった・・・



翌朝・・・

いつもの時間、スッキリと目が覚める・・・
思ったほど冷え込まない朝で、シュラフの中は暖かく心地良く寝れていた。



結露の濡れもほどほどで助かる。

   

雲海は出るだろうとは予想していたけれど、思ったほどの厚い雲海ではなかったな・・・
でも、こうして見られてとても嬉しい・・・

雲海を見下ろすならばまさに「雲上の野営地」であろうし、そんな「天空の野営地」の片鱗を味あわせてくれる情景だ。



さて、しばらくマッタリと情景を味わった後は頃合いで撤収にかかる。

   

まだこの草地は緑が濃いな。
そう少ししたら、ここも枯れるかもしれない。



草が枯れて、今が快適な広場の状況だ。

   

水場とトイレ・・・
簡素ですが、水も出て使用可でありがたい。



大概の野営地が冬季閉鎖となるのでここは貴重な場所なのですが、その冬季のアクセスには要注意。

ここまでのアクセスが細い道で坂道ゆえ、大きな車両では上がってくるのには結構キビシイ。
真冬の積雪状態のときに向かうには危険でまず無理・・・
途中にチェーンが張られるかもしれない。

とはいえ、今シーズン中にここまで辿れるならばもう何度か利用したい場所だ。



END





home | back | next