あだたら高原野営場(福島県)
2026年 6月

所在地:福島県二本松市上葉木坂3-2
料金:無料
利用申請必要:公式HP
利用申し込み
![]()
今回は天気良好を突いて南下方向、福島方面のキャンプ地へ向かう。
途中、行き先をあれこれ考える・・・
久し振りに猪苗代湖はどうか?とか、お気に入りの喜多方とか・・・
まずは川俣町の峠の森とか、、または飯舘村を目指していた。
そっち方面へ進むが、今ひとつ決め手に欠けその先のいわき市のほうを射程にするか迷う・・・
![]()
結局、ダラダラと南下してますが、このままだといずれいつものルートに乗ってマンネリしてしまうので、思い切って反対側の西方面へ進む。
二本松市付近となり、思い付きでそのエリアの「あだたら野営場」を目指す。
今回はその辺りが丁度良い距離感だった・・・
そうと決まれば車を停め、携帯で利用申請をしておく。
利用は無料、管理無人で入場受付はない。

昼過ぎの早い時間に現地到着・・・

場内は所々で夏草が茂っているが、テントも建っておらず非常に好き状況。
この野営場、まだ施設閉鎖中の3月に無断使用した者がいて、その挙句に場内一部を焼く火事まで起きたという。
二本松市のHPの案内のページによれば・・・
「令和8年3月16日、無断利用者による不適切な火の取扱いにより、野営場敷地を881m2を焼損する火災が発生」とのことですよ。
他にも近隣の集積所へゴミを置いて行ったりと、利用者の行動に起因するような問題があるようです。
キャンプブームと言われた以降は、以前にも増して特にキャンプ/BBQグループの振る舞いが雑で乱暴、まさに傍若無人に過ぎる。
オールナイトでのおしゃべり・大騒ぎ・奇声、持ち込みゴミの散乱・放置、薪割の削りカス・焚火の痕跡・落ち炭の散乱・・・
近年の大規模な山火事の事件など頻発する中、よくこれで今期利用閉鎖にならなかったものと思ってしまう・・・
今後は利用禁止や閉鎖などにならないよう、利用する側はモラルとルールを守って正しく利用する姿勢が問われていると思う。

さて・・・
どこに張りましょうか・・・
場内はその火事の痕跡も感じられず、夏草茂る緑の草原となっている。
利用案内によれば草刈作業の日程も決まっており、その後には更に心地良くなりそうです・・・
誰も居ないことだし、ど真ん中に張りましょか?・・・
と言いつつもやはり、場内の東側の端に・・・

まずはタープを出します、出がけに目に付いたお久しぶりの幕・・・

一人使いゆえ、いつもの癖で低く構えた感じで張ってしまう。
無風なのでとても安定している。

お次はテント・・・
これまたお久しぶりの幕体ですが、コレも古いんじゃないかな・・・
紙のように薄く透けるほどの軽い生地、ほぼペットボトルと同重量。
UL(ウルトラ・ライト)なテントで、グラム単位で軽量化を重視するアクティビティ用途のテントですね、コレは。
車で移動の自分にはミスマッチなのに、なぜこんなのを持っているのか?もう経緯も思い出せないです・・・
アタシのようなヘラヘラした道楽キャンパーには無用で縁遠いテント、エクスペディションな本格派からは顰蹙を買いそうです・・・(汗

とは言え、お久しぶりながら張り終えました・・・

生地のしわが伸びたら、再度、張りを調整する。

何年振りかでテントに風を通す・・・
幸いにカビ臭さ等もなく良好な状態で安堵。

タープ下、いつもの配置で寛ぐ。
あだたら高原なので気温は麓の街中よりも数℃は低く、今は日射しがあっても約19℃ながらもタープ下は丁度よい心地良さだ。
たぶん夜は冷え込むだろう・・・

トロ火が利く液燃ストーブ。
久し振りに燃料を入れて稼働してみましたが、依然として絶好調。
コールマン、ポケットストーブと銘打ってますが、コレが入るポケットとは如何に・・・?
とはいえ、このキャンプが終わったらそろそろ分解・メンテナンスをしておきたい。
ジェネレーターの予備も2本持っているので、保守には困らない。

場内の東端に位置し場内には背を向け、端の先の樹木の繁る方に向き、その情景に浸るよう過ごす。
今は貸し切り状態で広々しているが、やはり直ぐ近くに他のテントが建つ模様が視界に入るのは避けたい心理が働いてしまう・・・
やや顔に纏わりつく小虫(メマトイか?)が煩いが、今は風もなく目先の雑木林の樹木に茂る青葉を眺めていて非常に心地善き。
良い状況です・・・
しばらくして、車で約5分程度にある温泉・岳の湯へ行く。
ここも久し振りだな・・・
酸性の湯でキリッとした湯触り、お年柄の神経痛の軽減を願う(虐
ちなみにこの岳の湯は公衆浴場ですが、安価に素泊まり自炊で湯治宿的に泊まることができる。
野営場に行ってあまりの悪天候になった際には重宝しそうです、いつかは泊まろうなんて思ってますよ、真冬がイイかな?

酸っぱい温泉に浸かって更に気分も緩み、良い気分になって野営場に戻る。
夕刻前にて、そろそろお決まりのOILランタンに点火。

コンビニはさっきの岳の湯の向かいにあり、そこで野営酒その他を買う。
二本松の地酒、奥の松。
純米タイプが欲しかったが、そこには無かった。
麓の町まで買出しに下りるのは面倒で論外の気分なので、これで気を治める。
こういう善きシチュエーションで遣れば、野営酒もワンランク美味しく感じるものです(笑
「白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」・・・よく知られた、若山牧水の有名な短歌です。
この短歌が好きであり、こうありたいと常に心がけています。
この短歌では秋の情景ですが、いつの季節でもその時折での野営情景に浸って静かに酒を呑み、その風情を愉しむのが最上のことと思います。

日が傾いて影も長く伸びてきました・・・

善き野営場の情景に浸ります・・・

湯沸かしも要るので、これまた久々にコッフェルを出す。
今回は久々品が多いな(笑

先の軽量テントと同様、チタン製で軽量のコッフェル。
ちなみに、フタが普通の乗せかただと沸騰したときに湯気の圧力でフタが落ちてカラン〜と”お知らせ”してくれる・・・笑
なので、フタを反対に仰向けにして乗せておくと落ち着く。
お湯があると何かと便利。
周囲は寒くなってきたので、野営酒の合間に熱いコブ茶(爺ィ・・・)などで温まる。

西の方角には標高1,700mの安達太良(あだたら)山、その周辺の山々のシルエット。
夕日が沈んだ後だ。

夕暮れ、薄暮時です・・・
焚火は準備も面倒になり、そもそも薪がない・・・
昨今は薪も買うと結構高いのね。
昔は自宅周りの不要な木で薪を作っていましたが、もはやそれも無し。
暗くなって、トイレに行こうとしてふと空を見上げると、やけに明るい星が2つ輝いていた。

上の大きい方が”宵の明星”たる明るく輝く金星、下の方で輝いているのが木星。
日によってはこの2つの星がもっと近づいているとのことで、今年の天体イベントの一つだということです。
素晴らしい、良い眺めです・・・
ちなみに未確認飛行物体、いわゆるUFOは見られなかった(笑

風もなく静寂な夜・・・
高原地ゆえに寒暖が大きく、夜になればかなり冷え込んで寒い。
防寒着はまだまだ必要。
夜更けの前に小さな常夜灯のみを残し、テントへ籠って過ごす。
やはりこの手のテントは、居住性より軽量&コンパクト志向ゆえ広いわけではないけれど寛げている。
まあ、身体が大柄な人だと横になるしかなく窮屈でしょうけれど・・・
![]()
翌朝もたいへん静かで天気も良い。
空はほぼ快晴で青い空・・・

日射したっぷりで明るい朝模様が良いですね。

安達太良山の眺め・・・
快晴の空に、山容が綺麗に見える。

東側の雑木林を向いているので、日射しを遮る木陰になって過ごしやすい。
樹木が豊かなのは居心地が良い。

しばらく過ごした後、ユルユルと撤収。
幕体自体が軽いので扱いが楽々。
久々のあだたら高原野営場でした・・・
今回は人も居ず、非常に居心地がよかったです。
冒頭に記した通り、閉鎖中の無断使用での火事などの事件も発生していて、この先こうして利用できるか不安がある。
周囲には豊富な温泉施設や登山やハイキングに適した山々の豊かな自然、とてもエリア環境が良い場所にあるのです。
野営場はそんな良き場所に位置していて、とても魅力のあるキャンプ施設です。
いつまでもこうして利用できることを願っています。
END
![]()
home | back | next