秋山浜(福島県)
2011年 1月

福島県郡山市湖南町
猪苗代湖・湖畔

冬になると、自由に幕営が出来る野営場は極端に少ない。
幕営好きには、そんな数少ない冬の野営場を廻る事になるんです。
その一つがこの猪苗代湖の湖畔、秋山浜です。

そんな訳で、今回も秋山浜へと向かう・・・
冬、雪景色の秋山浜は好きなのです。



所用があって、昼になっての出発。
秋山浜への到着は夕刻前だ。



駐車場には、2週間前よりも更に多い除雪の雪が集積されていました。



荷物を一纏めにしてバック一つにする。
身支度を整えて松林の中に入る・・・。

結構、雪が深くなっていますね。
吹溜りの部分はズボズボと、膝まで足が潜ります。

と、いつもの右手の方に黄色いテントが。
今日は先客の方がいらっしゃいますね。



お邪魔にならないように、場所を決めて設営開始。
今日の雪はとても感触が良くて、さらさらと乾いてます。
したがって、踏み固めようにも思うようにはならないので、適当に足で均してお終い。



今回もこの幕体を使いましょう。
袋から幕体を出し、二本のポールを入れれば建ってしまう・・・この簡便さが良い。
たとえ吹雪いていたり悪天候でも、幕営を中止しないですむ・・・さっと建てて中に篭れば極楽だ。

雪中幕営は、このように極力簡単・・・シンプルで自立するテントが一番ではないかな、と思ってます。
特に、今回みたいに雪が深くかつ乾いていて締め固まらないと、ペグが効き難い。
そんな時、自立しない幕体は悲惨だ。
テンションを掛けようにもスカスカで、最悪建てられない、なんとか建ったとしても風が強くなれば・・・
だからと言って、何本も巨大で重いペグで向かい討つも・・・なんとも不釣合いだ。



もう、夕陽が射して来てしまった。



湖を挟んだ向こうに見える山々へ、夕陽があたって風情がある。



磐梯山は、今回も見ることは出来ない。
あの見事な眺望を得るのは、なかなか思うようにならない。



夕陽が濃くなってきています。
風が無いので、寒さを感じませんね・・・楽な状況です。



夕暮れを向かえる頃、先の黄色いテントの方と御挨拶。
これがまた奇遇で、当HPのご愛読者様、tosさんでした。
掲示板でもコメントを頂いてもおり、こうして偶然お会いできると言うのは、非常に嬉しいことです。



丁度、頃合の冷え頃・・・
tosさんと乾杯。
遣りながら幕営の話で盛り上がりです^^)



スッと日が暮れて、対岸の磐梯山の山肌に広がる、スキー場の灯りが綺麗だ。
冬時期の今、秋山浜での幕営で見ることが出来る夜景だ。



さて、テントに篭ろう。
風はなく穏やかな晩だ。



いつものパターンだ。
まったりと遣る。



ジツは、今日はクッカー(鍋)を忘れているんですねぇ〜(笑
湯沸しとか、おでんの温めとかできないのですよ。
途中で気が付いて、よくある簡易アルミ鍋のうどんを買って来たのですが・・・
いつもの如く、漬物に缶詰なんかで間に合ってしまいました・・・って最近こんなのばっかですね(反省。

宵の口の頃合で、tosさんと一緒に呑む。
狭いテントに入ってもらって大変恐縮です、お付き合いさせてスイマセンでした^^)。
でもまぁ、このhpを愛読してくれる方のお話を直に聞くのは、大変に嬉しいものです。

     

外は深々と降ってきているようでした・・・。
波音もなく、静かな晩です。
夜景だったスキー場の灯りも落ちて暗い。
さて、そろそろ寝ましょうか。



翌朝
シュラフに包りヌクヌク・・・よく寝ました。
なかなか暖かいシュラフから身を出せないでいる・・・(笑



好天なのですが、残念ながら磐梯山は望めず。
それでも・・・
あぁ、やはり・・・ここの風景は、こうして佇んで見る風景は最高ですね。

     

時折、雪煙が舞う。
なんとも幽玄さも感じさせる情景です。

     

大した降りではなかったですが、テントの裾には幕体を滑り落ちた雪で囲まれていました。
起きてくる前のtosさんのテント風景をパチリ^^)



さて、撤収の時間。
心地良い粉雪での幕営でした。

最後に再会を願って挨拶・・・お先して帰路。
喜多方経由、一部新しくなった大峠へのバイパス道を通る。

      

・・・コレがまた結構な雪道でございました(汗
降ってますねぇ・・・こっちの方は。
宮城への県境を越えると、とたんに雪は無いのだけれど、こうも極端に違うものですかねぇ。
このシーズンの日本海側の雪の降りようは異常な大雪・・・お見舞い申し上げます。





END



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