法体(ほったい)園地キャンプ場(秋田県)
2023年 5月

住所:秋田県由利本荘市百宅字奥山
料金:無料

本日、三日目です・・・

ここまでは岩手盛岡・岩洞湖家旅村ピク広場でのキャンプの後、宮城へ帰宅の予定がなぜか青森・大間崎経由の七戸町森林公園だったわけだよ(汗
青森・七戸町から宮城の自宅までは相当遠いんでありますよ。

帰路は意識しながらも、本日もどこかに落ち着かないとなぁ・・・という気ままなドライブ。
とはいえ、さすがに再度大間崎へ戻りのリベンジも、津軽半島側への北上もチョッと気が退けますよねぇ。
そもそも、こんな長距離ドライブとするつもりはなかったのよ・・・



さしあたりR4へ出て南下。
十和田市あたりに来て、このままの南下ではつまらないので岩手ではなく奥羽山脈越えで秋田方面へ向かう。

   

十和田湖の奥入瀬渓流を通過するが、さすがは有名観光スポットで狭い道が大型観光バスが大量にいて大渋滞の場所もある。
今時期は新緑で良い観光シーズンなのでした。

しかし・・・
このコースは何か覚えがあって、そもそも青森大間から秋田へ行くときにはいつも奥入瀬を通っているような気がする、デジャビュー感がハンパない。
ドライブルートがワンパターン化しているんだなぁ・・・

さて、秋田は好きな県ですよ。

北秋田・藤里町の山奥へ入り込んだ、くるみ台野営場はチョッとまだ早いだろうなぁ、あそこは6月にだな、あの場所のヒッソリ感は堪らない善さがある。
奥森吉の親子キャンプ場もしかり・・・
日本海側だと南下しての飛崩れや三崎公園、それに奈曽川自然公園あたり・・・う〜〜ん、ソソルなぁ。

   

いろいろ思案したのですが、結局、法体園地へと向かってます・・・
途中で望む鳥海山の山容は、まだまだ雪化粧が濃いお姿だ。

  

鳥海ダムの工事現場を通る。
ダム工事は順調に進んでいるようです・・・

ダムによってこのいつものルートが水没した後は、お気に入りの法体園地へは新しく作られる新道で行けるようになるのか?
今見えている建てている高い柱は、法体の滝へ至るために新しくできる大橋の橋脚部分なのだろうか?
なんにしても、鳥海ダムが完成した後はいったいどうなるんだろうか?周辺の景色風景はどうなってしまうんだろうか?!

   

さぁ、今日の目的地にと思い浮かんだ法体園地へ到着だ。
三日目の今日、さすがにもうこれ以上あちこち寝処を探索しての移動はしたくないワケで、着いて現地を見やればヒッソリとやれそうであるし状況的にここでイイだろう。

炊事棟前には規制テープの囲いあり。
このキャンプ場ではないが、例のニュース・・・キャンプ場で何ともやりきれない倒木死亡事故があった。
この囲った部分の倒木危険予防にて、立ち入り禁止にしているようだ。



ちなみに、この上のほうの建物の周辺のみ無料WI-FIが繋がるが、電波範囲が狭く少し離れると途端に切れるのが難点。
トイレ正面あたりの場所にキャンプすれば、結構繋がって利用できている。
なおそのWIFI利用には事前設定でのメール受信が必要、ここでは携帯電波も弱いので設定自体が難しいのだが・・・。



トイレ棟は大きくて洋式水洗。
炊事棟は蛇口も多くあって、飲用可でありがたい。



トイレ棟の正面よりは川沿いのほうが気分はイイ。

ところが設営作業にかかり始めると、困った問題があった。
さっきから顔のまわりに極小の黒粒が・・・ブヨがまとわりつてきて煩いのだった。

これはヤバいな。

気が付けば既に手元を噛まれてしまった、血が出ている。
薬を塗る間にもたかってきて、別のところを噛まれる始末。
殺虫剤で忌避している間に、急ピッチで作業を進める。



清らかな清流に沿って、あちらにある景勝地である滝前の赤い橋のほうに向いて建ててみた。

   

さて、この幕体の張り方に違和感を覚える方・・・そういう方は非常にスルドイ!
チョッとしたミスがあるのですが、判りますかねぇ?

張りながら間違いには気が付いてはいたのだけれども、なにせブヨ害があってちゃんと直す気力がなかったんですよ(汗
まぁこの状態でも全然問題はないんだけどね・・・。



それにしても、そうかぁ、今時期になるとブヨとか蚊の心配もしなければならんよなぁ・・・
こんなにたかってくるとはなぁ・・・
なんだかんだ言ってもこの時期、殺虫剤は必携だよ、おかげで快適に過ごせる。



流木を集めてきて焚き火を始める。

   

煙が漂うと、多少は周囲のブヨも退くかもしれないと期待する。

   

長年使っているP-541、周囲が明るいうちに2年間も無交換で老朽したマントル、ようやくここで交換・リフレッシュ。
P-541マイクロは小さいランタンながら、バルブを開けるともっと明るくなる。



昨日・今日と買い出しをしていない。

昨日まで呑んでいた岩手の銘酒・南部美人は空になっていて、ヤバいな!とバックを漁ると何時貰っていたか忘れたようなカップ酒発見!
この時の嬉しさったら・・・なんとも嬉しきサプライズ!(汗
偶然にも、秋田の酒の高清水じゃないか、しかも糖類・酸味料は添加無しでの本醸造タイプなら許せる。

さっそく燗だよ、カップごとでね。
酒と焚き火とオッサンの野営キャンプ・・・



夕方に近づくにつれて気温も下がってきて嬉しい。
渓流沿いの水音もサラサラとして、とても心地が良い。

善き情景に包まれてます・・・

   

日が暮れてやや肌寒く、それがとても心地良い。
来た時の困ったブヨは、気温が下がったのと暗くなったのとでもう飛んでいない、非常に快適な状況です。

焚き火に癒されている・・・
素晴らしく善き情景なんです。

あぁ、最高だ・・・



翌朝です・・・
心地よく寝てました。



曇よりした朝模様です。



そういえば昨日は景勝・法体の滝を拝んでいなかったよ・・・
散歩しよう。

   

いつ見ても、どんな季節に見ても法体の滝は厳かで幽玄な佇まいを見せてくれる・・・
周囲の樹々の葉が繁っていて新緑が深い、よき季節だ。
もう少しすれば蝉の声が充満することだろう。

   

脇に流れる、分かれ筋の渓流はとても綺麗。
帰り際、釣りに来た人に聴けば、このように川底まで澄んで見えるところでも魚は其処此処に隠れているらしく、それを釣るのだという・・・

   

しばらく朝をマッタリ過ごして・・・
またブヨが飛び始めて来たので、すこしずつ撤収にかかる。



ブヨは余計だったが、非常に善きキャンプだった・・・
さて、ここからなら宮城の自宅までは戻れる範囲、今日は自宅へ帰るとしようね(笑



END






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