【番外編】ギターアンプのレストア(2023/12)
- MUSIC MAN 210 Sixty-Five -
<Part2>
さて、現状です・・・
納屋に置かれた期間だけでも既に20年以上を経た2016年に、一度通電したことがあります。
その時の状態・・・
ジャック部分など金属部分がサビて茶色になってます・・・
金属は錆ついていて、全体もくすんでます
電源を入れてみます。
真空管がほんのり灯ります。
おそよ20年ぶりに音が出ました(^^
ボリュームの数ヵ所、回すと軽微なガリあり。
リバーブ(残響音)が効きません。
以前に使っていた頃からリバーブ用のユニットが不調だったのですが、この時点で完全に故障していたようです。
出力用の真空管×2本
SYLVANIA/USA製 6CA7(EL34)
近年、こうしたビンテージの真空管は高値で、仮に新品の掘り出し物ならば数万円/本するものもあるという、ヒュ〜〜!(笑
SERIAL No BN10710
WEBの同型品をいろいろ見てみるに、このシリアルナンバーから1977年とか1978年頃のものではないか?と推測します。
ミュージックマンのギターアンプは、日本国内では神田商会という会社が’74年〜’79年頃に輸入販売していたということです。
この当該品には神田商会のプレートが貼ってありませんので、神田商会の輸入販売品ではないですね。
ただ、電源は100V/50Hzで紛れもなく日本向けなのは間違いないのですが・・・。
神田商会と聞いてピンとくるのは、Greco(グレコ)のエレキ・ギターですね、神田商会のプライベート・ブランドです。
’80年代の学生時代、さんざん見かけてました・・・
ギブソン・レスポールタイプはグレコ、フェンダー・ストラトタイプはトーカイやフェルナンデス・・・
このジャンルも現在、ジャパン・ビンテージといってその価値が再認識されています。
状態の良い楽器類は超高値で取引されているらしいです。
ああ、なつかしいなぁ・・・笑