【番外編】ギターアンプのレストア(2023/12)
- MUSIC MAN 210 Sixty-Five -
<Part3>
レストアとは言いましたが、充分な道具もテクニックもないのですよ・・・凹
約46年前のギターアンプなので新品での交換部品は調達不能、仮に当時の部品が入手できてもプレミア的高額品です。
今回の作業は、埃やサビ・くすみを取って少しでも普通に使用できる状態に戻す事を目標にします。
プロやマニアの世界でなら新品同様にまで再生出来るのでしょうけれど、この当該品にはそこまでやるほどのレアな価値はないでしょうしねぇ?
さあ、いよいよバラしていきます・・・
背面のパネルを外して、アンプユニットを取り出しました。
リバーブユニットも取り外し済み。
いや〜〜、さすがに汚ねぇなぁ〜凹
とは言え、野外に野ざらしにして置いたわけではないので全体が腐っているわけではないのです。
出力管の真空管2本は超重要なので、丁寧に取り外して綺麗に清掃したのち一時保管しておきます。
この2本だけでも、売ればチョッとした小遣い稼ぎにはなるかもしれん・・・
内側部の状態はサビもないし、大変綺麗。
幸いにも電解コンデンサは液漏れもない良好な状態だし各部のハンダ付け状態もしっかりしていて、全体的に非常に良好なコンディションです。
目視的には全体に汚れもなく、異常な個所は見受けられないです。
以前の通電の時、数ヵ所のボリュームには軽微なガリがありました。
その時にボリュームを数十回以上グリグリと回すと、ほとんど気にならない程に軽減しました。
とは言え、同一のボリュームポットを調達するにはコストがかかることもあるので、今回は接点復活剤の塗布で処置して様子を見ることにします。
どんどん分解していきます・・・
ブランド・プレートは傷もなくとても綺麗。
このプレートはてっきりプラスティックの軽い板なのかと思ってましたが、手に取ってみたらアルミ成型品でずっしりした立派な部品だったんですね、凄く感動しました!
この感動は、こうして分解してみて初めて気が付くことなんです・・・
前面の黄ばんだネット・・・
プレート部分の元の綺麗な状態と比べて、周囲の黄ばみ状態が凄いです・・・
洗剤で洗ったのちハイターで漂白を試みましたが、全然白くならないです。