【番外編】ギターアンプのレストア(2023/12)
- MUSIC MAN 210 Sixty-Five -
<Part7>
いろいろやってきて、ようやく最終段階です。
元の状態へ組み立てていきます。
肝(きも)の出力用・真空管・・・
6CA7/EL34のパワー管です。
かなり煤けていましたが、磨けば光る!
一般的な型番品とはいえ、今や貴重な真空管で丁寧に扱います。
重量物のアンプ・ブロックを差し込んで、長ボルトで固定・装着。
件のリバーブタンクは、磨いた黒バックに入れてキャビネットの底側にビス固定(写真左・上部)。
背面カバーを装着。
元に戻ってきました・・・
最後にフットSWユニットを磨きます。
フットSWでは、リバーブとトレモロをリモートでON/OFFできます。
いよいよ完成しました!
各部を点検して、電源を入れます。
電源ON!
この真空管の灯りがイイのです。
試奏確認しました。
まず、ボリュームのガリは一切解消して全くノイズが無くなりました、快適です。
リバーブは復旧して深いリバーブ効果が得られます。
ボリュームを上げると迫力のある音圧を感じます・・・
良い状態です。
簡易的なレストアもどきでしたが、とても楽しめましたよ・・・
キャビネットの中身を出して積もっていた綿埃を取って洗剤で丸洗いや各部のくすみを拭きとったりで、全体的には多少綺麗になったんじゃないかと思います^^)
欲を言えばメッキ部品はもっと若返らせたかったですが、このアンプは半世紀近いビンテージ品ですから盗って付けたかのような新しさはむしろ違和感でしょう。
数十年前に使っていた時よりも綺麗になりました・・・
少しガリついていたボリュームは、全く雑音もなくなり気持ちが良いです。
心なしか音も弾けるような、リフレッシュしたかのような印象です。
故障していたリバーブは、近似の型番品のリバーブタンクを工夫して入れ替えることにより、深いロングリバーブのサウンドが蘇りました。
背面やキャビネット底も、割りかし綺麗になって清々しいね。
しばらくは部屋で保管して置こうと思います。
長い間納屋に放置して埃だらけにしていたギターアンプを、納屋から引き出して少し綺麗にしてみました。
基本的な造りが丈夫なだけに、表面的にサビや埃汚れが酷いだけでリバーブ以外は動作面では問題無かったです。
そのリバーブも新品ユニットに交換で復旧しました。
約半世紀前の真空管ギターアンプ、この先もまだまだ使い続けられそうです!
【2024/1追記】
その後、納屋からは「heerby custom BASS」ハービー(旧・「春日楽器製造」)製のjazzbassタイプのベースギターが埃まみれで出てきました。
1970〜1980年代の純国産で造りも良く、今ではジャパン・ビンテージと呼ばれる貴重品。
自身が購入したこともなく、なぜ納屋にあるのかは不明で40年前頃のものだと思う・・・
このビンテージのベースギターも、レストアして実使用できるまでに復旧。
そして断捨離しました・・・
あれほど熱を上げていた音楽の趣味も今は遠い昔の事、趣味も断捨離・・・
アンプもベースも復旧しましたが、この先鳴らすことなくただ置いておくのでは可哀そうです。
名残惜しいですがこのMUSIC MANのGアンプとHeerbyのBASSギター、先日、キャンプ友ですが趣味で音楽をやっている知り合いに差し上げました(もちろん無償で)。
気前良すぎ?(笑
いやいや、このGアンプもジャパンビンテージのBASSも新たなオーナーのもとで鳴らしてもらえて、とても喜んでいると思います・・・
END