あだたら高原野営場(福島県)
2024年 4月

 所在地:福島県二本松市上葉木坂3-2
料金:無料
利用申請必要:公式HP
利用申し込み

GW大型連休も過ぎた頃、依然として天候が乱れがちだ。
雨〜風〜晴れのサイクルを繰り返していて落ち着かない。

もう歳なので、わざわざ悪天の日にキャンプするほどの気力がありません・・・(笑



さて、今回は福島二本松のあだたら高原野営場へと舵を向ける。



利用申請をして出立。

webでサクッとできるので便利。
この日の利用申請者はこの時点で6名ほどだった。

先の連休中には、制限人数に達して受付終了の日もあったようです。



さて、本日は好天気で清々しい陽気でした・・・
福島へ南下して進むが、途中でドライブコースとして磐梯吾妻スカイラインを往くことにする。



県境を越え福島に入ると、上記ルートで山岳ドライブとなります。



麓から吾妻小富士を望む。
吾妻小富士は大噴火口跡。

スカイライン途中、高湯温泉・共同浴場あったか湯にて休憩。
青白色の濁り湯、硫化水素の強い温泉臭が凄い本格派の温泉だ。

   

この後は、クネクネとした道を高度を上げて行く。
市街地を一望する。



スカイラインを上って行くと、この先が浄土平の観光スポットだ。

   

レストハウスに近づくにつれ、一切経山の噴火口からの噴煙が見えるようになる。

レストハウス付近は観光客が多くいて、吾妻小富士にも多くの人が上っているようです。
今日は天気も良いし風もなく、イイ感じに観光を楽しめているみたいです。



そういえば、ここらには浄土平キャンプ場(兎平キャンプ場)が有るが、まだ今月(5月)下旬からの営業でまだ開場していない。
標高約1,600mにて夏の避暑キャンプにはもってこいですが、駐車場が離れていたりしているのがネック。



やがて磐梯吾妻スカイラインは国道115へと出て、更に国道459へと分岐してあだたら高原野営場へ着く。

   

キャンプ場は空いていて、どこにも張れる状況。
天気が良くて爽やかな状況、イイね。



日射しが暑いので木陰に居れば良いだろうけれど、いつもの習性で場内の最端、林際のほうへ決める。

ヤブ蚊やブヨ、アブはいないのは良い。
ただ、黒く小さな虫が顔の周りに寄ってきて煩い、たぶんメマトイと言うヤツだ。
メマトイは刺したりしないが、煩わしいのでスプレーで殺虫する。

   

ナントカの一つ覚え、いつもの方程式なタープ張り。

   

タープ下には寝室を置く。

   

若葉が繁り始めて、清々しく綺麗だ。

   

場内から安達太良山を望む。
別名を「乳首山」とも呼ばれるが、こうしてみるにさもありなん・・・笑

   

タープは特にアレンジ張りなどせずシンプルに広く使い、寝室とリビングをセットしてもまだ余るほどで贅沢に広い・・・

   

左:炊事棟、右:トイレ(水洗)

   

さて天気が良いと暑く、やはり動き回ると汗が噴き出る。
特に今時期は紫外線も強く、注意しないとすぐに日焼けする。

ここらで早々に、冷たい野営酒でひとごこちをつく。
新緑・若葉の情景が酒肴だ。

   

近頃は薪も高額で、気軽に焚き火で燃すことがキビシイ。
以前は、自分で割ったクルミ薪やスギ薪があって湯水のように燃してましたが、今ではそれも尽きた。

   

この小さな焚火台は、そこらで拾った小枝だけでも小さな焚き火を卓上で楽しめる。

   

少し日が傾いてきた・・・
無風でマッタリしている。

   

灯油ランプを点け、次の野営酒を用意する。

福島・西会津の栄川(えいせん)純米吟醸、ほんのり吟香と米の風味を感じるが全体はサラリとしてあっさりしてる。
コレも非常にコスパに優れていて、個人的な定番酒の宮城・浦霞本醸造の次に好きな日本酒だ
純米吟醸が本醸造に負けるのはどういうこと?・・・それくらい浦霞がお好みと言うことか・・・

   

チャポン、と湯に浸かっていただく・・・
軽く温まったところで風味も増し、遣る。

う〜む!
この情景に浸り呑む野営酒が美味い!

   

日が沈みます・・・
ここは高原地、気温も急降下し始め今度は冷えてくるようです。

   

ランプの灯りが冴え始めてきました。
この善い風情を酒肴に、野営酒の杯がすすむ。

すっかり暗くなり大きいほうのランタンも燈す、これは明るい。



脇のテーブル上の小さな焚き火も好調、小枝の補充が忙しいが結構楽しい(笑

   

やがて夜も更け行く、嬌声や物音もなく場内はいたって静かなのが良い・・・
先の日本酒が空いたのを頃合いにして、寝室へ入り就寝とする。



寝た後に風が吹き始めたようだ・・・

   

強風ほどではないが、樹々の枝が大きく揺れるほどで、こうした一枚ペラの大きな幕体には少し強い風を受けるとバタつきやすい。

   

本日も快晴。
風が無ければもっと清々しい朝模様だ。



しばらくマッタリした後、緩々と撤収に掛かる。
途中、風に吹かれ収納袋が飛んで焦る・・・

   

看板脇の車止めにロープが張られて、バイクや自転車等の進入ができないようになった。
以前はここの隙間から、大型バイクなどを場内に乗り入れている光景があったが、注意看板にもある様に乗り入れは禁止だ。

あだたら高原野営場でした・・・
混んでいない時のこの野営場は、とても良い情景だ。

無料で設備も最小限、使い勝手も良く気軽に利用できるのが良い。
利用申請のときに、利用人数もわかるので検討するときに便利だ。



END





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