奈曽川河川公園(秋田県)
2025年 5月

住所:秋田県にかほ市象潟町本郷字上の平
料金:無料
要・利用届(場内QRコードにてWEB入力可)

今回は秋田方面へ出向きたいです。
天候はやや下り坂ながら、まだ持ちそうな具合だ。

さしあたり、こちら宮城から隣県の秋田へと向かう。

ちなみに、宮城県は福島・岩手・秋田とは隣県なのですよ。
秋田とは角と角が接しているくらいではありますが、隣県なんです(笑



宮城を越え秋田方面へ向かうとしますが、どこへ行きましょう??
今は新潟県の北端の日本海側にいる。

日本海側ですぐに出るのは、象潟エリアだろう。
三崎公園、飛の崩れ、仁賀保高原などを想定する。

そういえば・・・
久し振りに馴染みの塩屋さんへ立ち寄ろうと遠回りする。



R7号を日本海の海岸線をなぞって進む。
曇よりの日でパッとしない情景ですが、久し振りにこの日本海の風景が好い。

   

その馴染みの、ミネラル工房さんへ立ち寄る。
ここもギリ新潟県。

目前の日本海の海水から、純白の天然塩を生み出す魔法の工房だ。
ここ塩は旨みがあって、特に塩おにぎりに使ったときの美味さは格別だ。
この工房には年に何度か訪問するのだけれど、今回も久々に立ち寄って世間話に盛り上がる。

さて、この後はどうしようか・・・?
このままR7を北上すれば、県境を超えて秋田・三崎公園へ辿るのかな?(笑

検討しながら、その先の飛崩れの野営地やその近隣の奈曽川河川公園はどうかと悩む。
どちらも、20年前から良く行った場所ながら、近年はあまり訪問していないな、コレは問題だよ・・・(笑

よっし、久し振りに奈曽川河川公園へ行ってみよう・・・



さらに北上し秋田への県境を越え、このエリアに近づくと名峰・鳥海山の雄姿が望めるようになる。



別の方向からだと出羽富士と呼ばれるような流麗な山容ですが、こちらからの眺望はこんな感じですよ。
その昔には登ったこともあったな。

  

さて本題の奈曽川河川公園へ行ってみる。
現地への道順は、初見だとすこし難しいかもしれない・・・



こうした指標が重要。
そこから杉林のほうへと入ってゆく。

   

現地に到着。
なにか、凄く久し振りな感じに思うものの約20年ほど前から通う場所で、この数年は泊まらないまでも何度かは立ち寄ってはいた。

場内には数張りのテント、混んではいないので今回は此処に決める。



この場所は無料で利用させていただけるが、利用申請は必要。
スマホでQRコードを読み取り入力も簡単で出来る。

    

それぞれのキャンパーと距離をとって、空いている馴染みの一画のほうへと落ち着く。
広場の大半はグランドゴルフ場となっていて、キャンプ利用はそれを邪魔しないように一画を選ぶ必要がある。
テントを張れる場所は広場の1/3程度かもしれない。

   

風に散る八重桜の脇に張る。
そういえばこの一画は以前にも張った覚えがあるな・・・

季節柄、小虫が多くブヨ害には注意が要る。

   

タープを張り、いつものテーブル類を揃える。



雨ではないがかなり蒸し暑く、だいぶ湿気を感じる空気感・・・
一息ついて野営酒のビール。

あれこれ巡ってきて、結局はサッポロに戻る・・・
ちなみに、赤星(サッポロ・ラガー)は日本最古のブランド・・・これぞ「ザ・ジャパニーズ・ビール!」



風に散る八重桜の花びらを見やり、花見の野営酒ビール。



場内からは鳥海山を望める。

   

そろそろ寝処のテントを張る。
散った八重桜の花びらが一面に落ちているところへ張る。

   

このテントも久々に持ち出してきたなあ・・・

雑多な幕体の山から目に付いたものを、特に深く考えずに積んでいる。
真夏の熱帯夜だったら、暑くて使えないかもな・・・

真夏は何やってもキビシイなあ?!
汗ダラな暑さは嫌いです・・・

   

タープ下、手元にはこのところ出番の多い卓上ミニ焚き火台。
焚火の煙を立てて焚火の匂いを嗅ぐ。

灯油ランプは、お久しぶりのルビーレッドで鮮やかに色を添える。



マッタリして、フロム・ザ・バレルを遣る。
繊細で奥深い味わい。

本当に美味いウィスキーだなあ〜!
alc51°ながら強さを感じさせないほどにスムーズで柔らかく、少し加水すると香りが広がって美味い。



正面にある大樹の新緑が目に優しい。

   

日が暮れて、いつもの#639も灯る。
昼の蒸し暑さも退き、グッと涼しく肌寒くなってきて心地善き。

   

燗酒がイイ感じの気温になってます・・・
秋田の地酒を呑みたかったけれど、家にあったのを持って来ていた・・・

   

〜焚火と野営酒を愉しむキャンプ情景〜

宮城の地酒、浦霞。
風味があって好きな酒。



ああ、最高な状況・・・

   

来るときに寄ったスーパーに、干した”こまい”が有ったので購入。
一夜干しらしく、一般的な乾物になったカチコチのやつとは違って半生な状態。

丁度、卓上焚き火があるので炙る。
香ばしい匂いが立ち上がる。



燗酒の酒肴にピッタリで、美味いったらない!

ちなみに、こまい→氷下魚とかく。
鱈の仲間で寒い時期にとれる魚だ。



善き晩を過ごしている。
脇を流れる川の音がイイ感じのBGMとなっている。

やがて夜も更け、寝る・・・



翌朝も薄曇り。
静かな朝模様。

   

あれだけ花が散っても、まだ枝に花びらが残っている。

   

しばらくしてユルユルと撤収し始める。
すぐ脇に車があるので動きが楽で良い。



河川公園に流れる川は幅が広く、その清流は浅く流れている。

   

炊事棟の脇周辺もテン場エリア。
炊事棟は驚くほど広く立派で綺麗。



撤収を終わらせ、車を出す。

久し振りに来た奈曽川河川公園だった・・・
今では有名な場所になって利用者も増えた。

以前よく来ていた時と同様に、好い雰囲気のキャンプ地であることには変わりない。
広い芝生地、奈曽川の水音、桜などの樹木・・・

また来よう・・・



END





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