−天空の野営地− 石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2025年 5月

住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料

今は5月、五月(皐月・さつき)の爽やかな季節のはずなのですが、なかなか穏やかで爽やかな好天が続かない。
真夏のように暑い日があったかと思えば、2ヵ月前の肌寒さの日になったり・・・

いったい、どうなっているんだろうか?

キャンプと天候は密接に関わる。
野営地での心地良さは、その時の天候によっても大きく様変わりする。



さて、今回は一関へと行く。
馴染みの石蔵山へと向かう。

それにしても昔と違って、多くの情報の無い場所へ初見で向かうことは無くなってしまった・・・

この数年はマンネリ気味で、同じ場所ばかりをローテーションしている気がする。
個人的な嗜好なのか、行きやすくて心地良い場所にしか行かなくなってしまったのかもしれません・・・
歳とともに、冒険心も無くなってしまったのか・・・(凹

   

いつもの道筋を辿る。
細いクネクネの道を高度を上げるように登って行く。

前回(4月)に比べて、道を覆うような木々の新緑の枝が被さっている。



〜 天空の野営地 〜

山へ上がってきた一画にあるキャンプ地だ・・・
前回とは一変、緑色に染まっている・・・



↑ ちなみに4月時はこの枯れた風景だったのだ・・・



さて、前回は広場のほうだったので、今回は下側草地のほうにしたい。

   

いや〜しかし、上段の広場もこの下段草地も、かなり草ぼうぼうな状態、どうする・・・?
草丈が高く、地面の境もよく判らないほどの繁った状態。



ええ〜い!
あれこれ悩まずに張ってまえ(笑

   

大きめな幕を折って囲わず広く張り、ノビノビと開放感を味わう・・・
タープ泊はこういうのが心地良い。

ぼうぼうの草から少し離れて、草の少ないところに設営を始める。
この草地側の場所は地面が石だらけで、なかなかペグが刺さらないのがツラい・・・

   

ってことで、いつものタープ・スタイル・・・
前回に続きロー・コットを置く。

このコット、何故に持っているのだろう?
まぁ昔に購入したからに他ならないのだが、先日、納屋の隅に押し込まれていたのを発見、掘り出してきた(汗

コットか・・・

そういえばゴツくて立派なGIコットもあって、総計4台あることを認識した次第。
使わなければなあ・・・

   

今日はタープ一丁!・・・ってことで、サッと張ったところで野営酒をぷしゅ〜!
数量限定のサッポロ・クラシックや赤星のサッポロ・ラガーを飲んでみるに、通常の黒星もその系譜にあることが判る。

サッポロは美味い、風味のバランスが整っている。

   

野営酒ビールで心地が良くなったところで・・・
風もないので、焚火の煙を味わう。

ああ、とても心地良い状況だ。

   

灯油ランプにも灯を入れた・・・
翌朝まで燈ってもらう。

   

手元の卓上焚き火も始める。
総菜のギョーザやウィンナーなど、酒のツマミもコレにのっけて焼きながら野営酒がすすむ。



空気がかなり冷え冷えしてきていて、かなり寒い。
2日前は真夏のような暑さだったが、この数日間の気温の上下はキビシイな。

気が付くと吐く息が白くなっている・・・
さすがは山の上だ・・・

   

いつもの#639の熱量が頼もしく感じる・・・
点灯直後はしばらく熱に馴染ませ、そののちににポンピングで圧を上げれば閃光のごとくの明るさとなる。

それに卓上焚き火へ木片を足して火を立て、吐く息は白いがこうした熱源が頼もしい。

   

日が暮れて、いつもの一関市街の夜景が浮かんできた。
小さな街灯りの風景ですが、これを望めることがこの野営地の情景の重要部分なのだ・・・

今回も、こうして街の灯りを眼下に眺めながら、焚火と野営酒を愉しんでいる。
なんと素晴らしき野営情景か・・・

   

すっかり日が暮れて、野営酒は燗酒へとすすむ。

   

冷えていて吐く息が白い・・・
タープ下で手元の卓上焚き火が、冷えた夜に心強く暖かさを伝えている。

シェラにウィスキーを入れて携えながら、コットに伸ばし広げたシュラフの中に着込んだままの身を潜り込ますと、途端に暖かくて心地良い。
傍らにはラジオを置き、チューニングする。



シュラフから出ている顔部分を、冷たい風が撫でて行く。
酔って火照った頬に当たる冷たい風が、なんとも気持ち良い。

この時間まで誰も入ってこない、嬉しい貸し切り状態だ・・・

夜も更けて焚火も収まった。
Colemanを消灯し、常夜灯の灯油ランタンだけを残してから寝入る。



翌朝はどんよりと曇り空、無風だ。
やや気温が温い。



季節や条件によっては、眼下に雲海を望むこともできる。
今朝は雨にはなっていないが、やや湿気た状況だ。

   

寝るときには下げていた前部分を再度上げる。



灯油ランタンは燃費が良いのが嬉しい。
周囲が暗ければ暗いほど、ポツンとした小さな灯りが映える。



スッキリしない天気ですが風もなく、まったりしてます。
熱い梅昆布茶がうまい(歳!



頃合いで撤収を終わらす。

   

上段側の水場に行くと、軽トラが一台入ってくる。
草刈機を下して準備を始めている、ご苦労様ですと挨拶を交わす。

さて、今日・明日にかけて広範囲で雨予報となっている。
この後は、宮城・気仙沼〜南三陸〜松島と、沿岸エリアをドライブし、遠回りで帰ることにする。

途中、南三陸さんさん商店街に寄って休憩だな・・・



END





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