岩洞湖家族旅行村 ・ピクニック広場(岩手県)
2025年 6月

所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)

今は、岩手・江刺の種山キャンプ場を後にして車を走らせてます。



鮮やかなツツジの群生に囲まれてのキャンプが最高だった・・・

その種山高原を下り、R107で北上して宮守から遠野までを自動車専用道路にて辿り、そこからR340へ乗る。
途中、タイマグラ・キャンプ場への案内看板も出て来てとても誘われるが、まだ全然時間が早くて本日の寝処にするには当たらない。

そんなことで周辺のエリア的に、やはり、いつもの岩洞湖へ行くことにする。
最近は行先がワンパターン化なんだけれど、あそこの白樺林に囲まれる情景を思うと、他の場所が霞むからなあ・・・



R340は北上して、やがてR106と交差するようになる。
その辺りで、そろそろ心配だった給油のGスタンドや何か食料品を買えるところを探すが、山の中だらけで商店などなかなか見つからない。
川井という集落にあった、小さな商店やスタンドに立ち寄って何かしらの食料入手と給油が出来た。

その後、R106の川内というところから県道171号へと分岐し、更に北上を続ける。

   

山、また山の風景で対向車もほとんどない。

道路はしっかりしており車窓の風景を味わいながら、ゆっくりと走れる。
こんなところで何かあったらどうなるんだろう?などと思いながら、反面、その緊張感にもワクワクする楽しさがあるのだ。

途中、なんだか来た覚えがあるエリアのような気がしたが・・・
ああ、そうだよ、大川地区の七滝キャンプ場を思い出した・・・

細く少し荒れ気味な川に沿った道に分岐、ドライブ休憩に立ち寄ってみる。

   

ここは知る人ぞ知る場所と思う・・・
ここは以前から何度か立ち寄ってもいるし、一度泊まってもいる

   

ごく小さな芝生広場なのだが、なかなか良い感じの場所だ。



この綺麗な芝生の平地が、なんとも心地良い場所なのだ・・・

2年前同様に、今日はここに泊まるか・・・?
などと思うが、う〜〜む、まだ腰を下ろすには時間が早すぎる、まだ昼の早い時間なのだ。



やはり、ここまで来ると岩洞湖家族旅行村の白樺の美林がすぐ先にあるので、どうしても其処が目的地となってしまう。
今いる大川地区を離れ、幹線道路のR455へ繋ぎ岩洞湖を目指す。



   

そんなワケで、岩洞湖の家族旅行村へ到着しました。

今日は割と早い時間で到着した。
いつもの白樺林、ピクニック広場へ向かいます。

   

前回来たのは5月中旬ごろ、今はだいぶ新緑が濃くなってます。
新緑と白い幹とのコントラストが綺麗。

向こう奥のほうは、今は結構夏草が生えてしまった・・・

   

奥に来て、四阿の下のほうの場所が定番のいつものところ。
周囲の緑色に埋もれるように、こっちの幕を広げる。

   

タープを張り終え、他の小物を運び込んで一息つく。
タープ下に落ち着き、その先に広がる白樺の林の風景を借景にし、野営酒ビールを味わう。



ときおり強い風があって煽られるが、徐々に弱まっているようで助かる・・・

気が付けば、周囲には春セミの声がすごく充満している。
昨日の種山高原でも春セミがBGMだったが、ここは更に密度のある春セミの声のように思える。

   

隣に寝室を建てる。
今日はコレで・・・

   

久々に広げたテントの中を、カラリとした爽やかな風が吹き抜ける。

   

夕刻にはまだ間がありますが、良い具合に風も収まると小枝を集めて焚火を開始して、常夜灯も燈す。



やはり、この白樺林の風景に魅かれる・・・
春セミの蝉しぐれが心地良く響き渡ってます。

   

夕刻、日が傾く。
夕日が射して、白樺の白い幹を茜色に染める。

   

いつしか蝉の声も止んでいた・・・
風はすっかり止んでおり、日が落ちて周囲は静寂となる。

   

日暮れ、白樺林の情景に浸り2本目のビールを遣る。
焚火と、その向こうの白樺の景色を酒肴にする。

   

暗いままのほうが風情があるけれど、#214ランタンのほうにも火を入れる。

   

気が付けば、明るい月が上がってきてました。
半月だと思うが、滲んでいてよくわからず。

野営酒を遣りつつ、まったりと善い晩を過ごしてます。
燗酒の七福神が終了した頃合いで〆る・・・



翌朝は好天で爽やか。
結露もなく良好。

   

静かな朝模様。
とても善き・・・

   

白樺林に朝の陽が射して、煌びやかな風景となってます。
好い情景です。

木陰もだいぶ濃くなりました・・・

   

少しすると、また春セミの蝉しぐれに包まれる。
ああ、本当に好いところだなあ・・・



場内を散策した後、名残惜しくも撤収作業にかかる。

今日は気温もぐんぐん上がってくるが、それでもこの地は冷涼なエリアで、種山高原のように麓の街に比べれば5〜6℃は低く過ごしやすい場所だ。
この先、梅雨の時期も迫ってくるものの、大雨などでの支障がなく来られると良いと思う・・・



END





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